えすむらさんのマイページ

萌作品

エキスパートレビューアー2023

女性えすむらさん

レビュー数5

ポイント数68

今年度44位

通算--位

  • 神3
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

可愛い×可愛い

車の運転がうまい人ってかっこよくみえますよね…教習所の教官って、ペーパードライバー歴ン十年の私にとってかなりストライクゾーンなので設定&作家様買いです。この設定は妄想が捗ります。

”おとなの恋”と謳われているものの、少女漫画家さんのキャラがほわっとしてて、教官もキュルキュルな印象なので、全体的に少女漫画っぽい印象を受けました。そして、攻め受けどっちなんだろう?とうっかり考えちゃうくらい二人の可愛さが拮抗してました。二人ともしっかりしてるように見えて、とても危なっかしい(別ベクトルで)っていう部分も似たもの同士だなと思いました。

教官のバウムクーヘンエンドから始まるコンビニ店員片思いスタートっていうきっかけに意表をつかれました。教習所でのちょっと不審?な出会いから、そのきっかけを辿ると割と切ない過去が見えてきて、海へのドライブからの告白シーンとかめっちゃセンチメンタル。なので、基本ラブコメなんですけどちょいちょい切なさを感じます。

”1”ということで、手探りでぎこちないお付き合いをしている二人が、真面目なお付き合いを通して恋人同士に変わっていく”2”に期待してます。
それにしても、八乙女さん、どうして教習所にスーツ?

お仕事小説

めちゃくちゃ好みの設定だったのに、なぜかあんまりハマらはなかったのはなぜだろう…?と小一時間。。以下はその考察ですので、それらが全然ピンとこない!っていう方にはめちゃくちゃハマる作品なんだと思います!

おそらく…私が中高年の転職事情とか中小企業(ベンチャー含む)の実態とかをうっかり知ってる部分で、自分の実感と違和感ある部分が素直に入ってこなかったのかもしれません…。こんな楽しそうで社長がどイケメンな会社、ちょっとブラックでも転職したいですねw

なんとなく…二人の口調が設定の年齢(20代と30代)よりおっさんくさく感じてしまった…かも。

あと…表紙(ミドリノエバ先生好き!)から、うっかり社長&秘書なのかな〜とか思ってしまってて、秘書ではなくて、入社したてなのに年長だから色々会社のことに口出しちゃう世話焼き営業マンだったのがしっくりこなかったのかも(期待とのギャップ?)。。

なんといっても…攻め受けのキャラがハマらなかったです。特に受け!苦手だ、、こういう人が同僚だと自分の不真面目さと要領の良さ(言い換えてずるさ?)が目立って困ってしまうw実直で不器用な性格。そして、その性格がどこからきたのかという背景が結構重いな〜と思ってしまいました。

というか、なによりめちゃくちゃ”お仕事”小説で、ロマンスが発生する余地あったか?(特に攻め)なくらい、”お仕事”感満載だったので、なんとなく二人がリスペクトから恋心に感情をシフトさせたことを読み取れなかった私の読解力に問題があったのかもしれませんw

というわけで、お仕事ものとしての読み応えはありました。

切なかったです

ずっと眺めていたくなるような素敵な表紙ですよね。すんごく物語を感じさせる絵だなぁ~~と感激してしまいました。というわけで、マキネ先生の優しいタッチと安西先生の作風のこの上ない好相性が嬉しい一冊。大好物のはずの設定なのに…あぁそれなのに…、、受が頑なに期間限定に拘る前半の展開が辛すぎて、というか受のキャラがはまらなかったんですよね…ちょっと残念。ガチな恋愛感情をやんわりあしらおうとする受けに対して、必死で押せ押せな攻めさんの一途さ健気さが、なんだかいじらしくてぎゅぅっと鳩尾らへんを絞られるようでしたw。最終的には報われるんでいいんですけど、表面的に感じのいい人(大人の対応上級者)の不誠実さがめちゃくちゃ残酷に見えてしまってしんどかったです。今回攻めが好みの年下攻めだったので、余計不憫に見えてしまったのかもしれませんw

とはいえ(?)ラブ的なところとは関係なく受けさんのライフスタイルが羨ましかったです。有能なのにお金やステータスに拘らず、自分の居心地のよさ重視で仕事と生活の場を選んでる余裕が(くすぶっているんじゃなくて、活躍できる場は色々ありそうなのに敢えて活躍しないwっていう)地味なんだけどむしろキラキラに見えました。若いのにきちんと人生の優先順位決められてて羨ましいw。というわけで、そんな今どきの生活者のBLでした!

No Title

シリーズ3作のなかでは一番好きでした。
”言ノ葉ノ花”を読んだとき、残念ながらこの世界観にハマれなかったんですよね…でも名作と名高くコミカライズもされている有名作、しかも2,3作は世界観は同じで登場人物が違うということだったんで、正月休みにリベンジしてみました。

んでもって、結論・やはり世界観が個人的にはあんまし…。
”心の声”って聞こえちゃうのよくないですよねw ”わからない”というところを探る駆け引きとかモダモダが生まれないんですよね、わかっちゃうから(だからこそ、何が大切なのか〜っていうメッセージ性の高い作品だと思いますが)。。あと、やはり聞こえるサイドの人の善良さが他の2作についてちょっとモヤッとというか、ホワッとしてる印象を受けてしまったのでした。

というわけで、”〜世界”は聞こえることを利用してきた屈折男が主役だったのがよかったんですよねwんでもって、”心の声が聞こえるとは”について、生物学的(?)な解釈をする理系の受けの説明が面白かったんです。さらに、本作の攻め受けに際立った魅力がないことが魅力wなのです。平凡な二人の非凡なラブストーリーという印象でした。シリーズ全体がクロスオーバーする構成が素晴らしいと思います。

設定が面白いで賞

小説の内容が現実になるという”イタコ小説”…?っていう設定のインパクトに惹かれました。イタコって…!?若い世代はこの言葉の意味わかるんかいな?!っていう興味もありましたw

海野先生はいっつも発想が面白いというか、個性的な設定に魅力を感じて、それがめちゃくちゃドはまりするときと、あんまりハマらないときとw、50:50なんですよね。んで、今回は後者でした…

なぜなら…攻め受けの人物像とか魅力があんまり伝わってこなかったっていうのと、小説のなかに小説があるせいか、ときどき視点か迷子になってしまった(私の読解力不足ともいうのかもしれませんが…汗)というところです。。他のレビュアー様も指摘されていて共感してしまったのですが、受さんが依頼するイタコ小説の内容のほうがクセが強くて私好み…面白そうな印象うけちゃったんですよね。

なんとなく、一番魅力的にみえたのがイタコ小説を執筆している受けさんの従姉妹の兼業作家さんだったりして…。んでも最初から最後まで肩の力を抜いてさらっと読める楽しいラブコメ作品だと思います。

美貌の脇キャラに萌え…

砂原先生の無駄のない美しい文体が、タコスの国の乾いた街角の情景を浮かび上がらせるような、異国情緒あふれるラテンBLです。稲荷家先生の美麗なイラストがまた眼福でもありました。青空を背にして車のボンネットに乗るふたりの表紙は、めっちゃくちゃかっこいいですよね!

古道具屋のジャレスが、ガラクタと一緒に引き取った”特技=殺し”な青年・ルカとの奇妙な共同生活。組織の中で育ってまともな教育を受けたことのないルカに様々なことを教えていくジャレス、そしてスケベも教えちゃうわけなんですが…なんか、このスケベの始まりが少し唐突に見えて、前半物語のテンポに乗り切れなかったんですけど、中盤以降、それまで隠れていた事実が明らかになっていって、「ええ〜そうだったのか…」怒涛の展開にハラハラドキドキしたのでした。

なんつっても、メキシコの矢代みたいなアダン・バシリオ・サルヴァドールのインパクト!!出番少ないのにこの存在にめちゃ萌え…。攻め様の過去とクロスオーバーするこの美貌の狂犬!過去が見えてくればくるほど、えぇ〜それはもうジャレス&アダン的ななにか名前のつけがたいw感情の交流があったに違いないんでは?って思ってしまったのでした。ジャレスへのあの執着は(以下略)。きっとその色香と知力とケ○でトップに上り詰めたんだろうな〜って妄想がはかどったのは私だけなのでしょうか…?

というわけで、少しハードボイルドな男たちの挽歌の本編にドキドキした後、描き下ろしは糖分補充なモダキュン。人を愛することを知ったシカリオたちが、やっと本当の人生を歩みはじめるという明るく穏やかなエンディングに、とても救われるような気分になりました。

チャーミングなエイリアンとセクシー宇宙飛行士

作家様買いです。麻々原先生の描く大人の色気漂う端正イケメンが大好物ゆえ…、にしても”エイリアン”ですか?!……と書店でしばし悩んだ末にお迎えさせていただきました。

エイリアンにビビッて躊躇している方がいましたら、その心配は無用です!とアドバイスさせていただきたい、ほのぼの癒し系でした(エロなし!)。正直、萌えの度数はそんなに高くないんですが楽しく読めました。元・宇宙飛行士(オータ)の近所に引っ越してきたチャーミングな外国人は実は…とゆ~、、コメディ要素ありつつヒューマン、SFというよりフェアリーテイルな印象をうけました。あ、ちなみに特に説明はありませんが、オータはゲイっていう設定で読んでしまいました。

飼い犬のワンコとか定食屋のごはんとか、可愛いものと美味しそうなものの描写が魅力的で、ちょっと海外っぽい雰囲気がある麻々原先生の作風で描かれる日本の地方都市の日常に味わいがあります。

主人公が宇宙飛行士ってゆーところと冒頭数ページの描写からおおよその顛末は予想がつくとは思うんですけど、最終的にそっちか!?というオチの部分は個人的には意外な展開でした。
宇宙へのロマンに溢れたハートウォーミングな作品です。

スピンオフ希望…

作家様買いです。
いつもの月村先生ですw木下先生のイラストが良すぎる安心安定の幼馴染み両片思いもの!
ほんわか、ほのぼの、ラブ&ピース。

というわけで、小説家のユニットっていう設定が面白いな~と思いながら、当て馬風味なパティシェ・平口が気になって気になって…メインCPにそんなに萌え萌えしなかったという…どーしても、どーしても平口メインのお話が読みたすぎるんですけど、どうしたらよいでしょうw

そんな平口の営む焼き菓子専門店の描写がそそるんですよね…、めっちゃ焼き菓子が食べたくなってしまいました。徒歩10分のシャ〇レー〇に駆け込みたくなる衝動を抑えながら読み耽りました。なんか、もう色気より食い気なのかもしれません、、私自身が!

とはいえBLです。どちらの愛が重いか合戦とか(明らかに攻めの愛は重すぎる気が!)、いつも攻めさんの予想の斜め上をいってしまう受さんの拗らせ思考とか、読みながら”ふふっ”(もしくは”クスっ”)となってしまうんですよね。ちょっとドタバタ感あるラブコメでした。

印象的だったのが、小説家である受けさんが、日常のことしか描けないんだよな~って創作に悩むところで、”手の届く範囲のことを掘り下げていく、その普遍性が魅力だからいいんじゃない!”と攻めさんに言われて、そっかそーだよねーと腹をくくる場面があって…なんだか月村先生ご自身の心境、意志表明のような印象を受けて感動しちゃいました。月村先生の普遍性が大好きです。

凸凹バディ

作家様買いです。
ウノハナ先生の描く男っぽい攻めさまが好きなんですよ。正直、攻×攻くらいの設定でもいいな~っていうくらいビジュアルが好みです。

というわけで、バディものって今まであっただろうか?(ウノハナ先生で)という新鮮な感じでした。強面がカタギで可愛い子ちゃんが(元)ヤクザ、正直この感じでブロマンス止まりでもしっくりくるかも~って骨太なストーリーです。八一が巻き込まれた事件の真相を探っていくっていう展開だけでも十分読み応えあるような気がしました。1巻はメインの要素(ラブとか事件とか)がまだ本格的に始まってないけど、今後の展開にとって地味に大事な伏線が敷かれているターンとお見受けしました。

個人的萌えどころ…
刑事の深元さん(いや、この人と央甫でもありなんだけど…)
八一の背中のネコちゃん(入れかけの刺青って滑稽でスケベ…で八一らしい!)
樋水さん(英田先生の作品に出てきそうなハンサムやくざだ…)

2巻以降に深元や樋水さんがもっと活躍すると思うので(希望的観測です)、彼らがメインのふたりにどう絡んでいくのかとても楽しみです。

ほんわか魔法の国

作家様買いです。
可愛らしいファンタジーで、身分違い幼馴染の秘密の恋…っていう3大萌え要素を抑えている作品です。攻めさんも受けさんも時々天然入る美形。攻めさんの生い立ちがやや切ないのですけど、それ以外は概ね安らかな気持ちで読める優しい物語だと思いました。1巻完結って読みやすい長さなのですが、ファンタジーの世界観も掘り下げて楽しむためには1巻じゃ足りないんじゃないのかな〜って思ったり…(他の作品でも思うことなんですが)

作品の着想についてあとがきされてるんですけど、現代設定好きのため(汗)むしろそっちの設定で読みたい気分になってしまいました。作家様の地元は製造業が盛んで、〇〇王国と呼ばれるくらいその産業で栄えていて〜っていう、たしかに、、製造業って魔法みたいですよね!!町を支配する大企業の御曹司と町工場の青年…とか(オイ…)。なんとなく舞台が会社みたいだな〜って読みながら思ってたので(普通のオフィスシークレットラブじゃね…?)、なるほど!って感じでした。

あと、ひっそり「お♪」って思ったのが、おかんの過去のユリ事案。しっとりと美しい匂わせ、明らかでない部分に想像力を掻き立てられる演出がよかったです。