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1/4(合計:32件)
戸ヶ谷新
いちご狂
ネタバレ
片やカルト宗教の燈主、片や永真が燈主をしているカルト宗教の二世。 彼らの悩みは二世にしか分からない苦しみで、きっと友人たちにもその苦労を打ち明けられなかっただろう。 そんな苦しむ当事者同士が巡り会う。 幼少期からの制限、体罰、精神的困窮……立場は違うけど抱えた苦しみは同じで、誰も気づいてくれないギリギリの心に気づいて───。 永真もいい子なんですが、春一がまたいい子なんです。 私は…
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
【こんなのは愛だ。 愛でしかない(春一)】 エロス度★ おやおやおやおや。闇に囚われた少年たちが夜明けに向かって足掻き進む姿・・・なんと、素晴らしい。 宗教2世の春一と神の器に選ばれた永真が紡ぐ恋物語で、大人たちの勝手な信仰を押しつけられる理不尽さ・器として永真としての個人を抹消される悍ましさが刺さります。 春一と知り合い学生・人間らしい経験を初めてできて喜んだり感動…
藻とカレー
永真はカルト宗教の教祖として、春一はアロマンティックであることを知られていないと「恋愛するのが普通でしょ」の圧にさらされ、2人ともそれぞれ違う形ではあるが尊厳を踏みにじられている。 この2人とは形は違っても現実に尊厳を尊重されないことってよくあると思うんです。それを痛切に感じました。 カルト宗教についてはステレオタイプの域を出ていない印象ですが、本作ではそれよりアロマンティックな春一を通して普…
初読み作家さまです。この後もう1作読みます。 流れるように気持ちよく読めました。 とてもいいお話。 各話のタイトルが「LIFE」なのがいいですね。 吸血鬼のようになった忠雪を守る人の名前が十字なのは逆説的な意味なんでしょうか。 忠雪がなぜそんな体になったのかは明かされない。描かれたいのはそこではないからなんでしょうね。 そしてBLでありながら恋愛に発展しないのが大胆で思い切った作品だな…
aaaiiiai
毒親持ちで大変な2人の高校生のお話…… なんて括りでは済まされないのですが、こんな境遇地獄だわ。 主人公は、母親が新興宗教にハマってる宗教2世の東 春一。 その新興宗教の生き神に仕立て上げられた賽原 永真。この2人が同じクラスに存在してる。 春一の母は、宗教にのめり込む事で救いを求めて精神の安定を得てるんだけど、息子にも強要。勝手に息子の名前も加入させてたり騙して教団の集会に連れて行っ…
yukimom
あらすじを読んで気になって購入しました。 どうして吸血体質になったのかは不明のまま、他人を吸血行動に走らせるウィルスとかでもなく、その治癒力も培養できないとか。 (おそらく導入部分の盲腸の手術がきっかけっぽいのですがそこら辺は曖昧なまま) 主人公二人がお互いを必要としている暮らしを見続けるような感じで物語が進みます。 激しい激情や日陰暮らしとか暗すぎる展開はなく、でも見た目が変わらないから…
ちょっと重めの題材を扱っているので、好みは分かれるかも。 宗教とアセクシャルが主軸にあるので。 ものすごく今っぽい(令和)感じです。 連載を追ってるときすごく面白く読みました。 文芸にカテゴライズされるような内容だなと思います。なので軽く読めたり、明るい気分になりたい時には読めないかも。 思ったより評価がついてないのですね。 やっぱり性愛が全面に出てる方がしっくりくるというか、受け入れ…
かいちゃん
なんか変わったテーマのBLないかなと思って手に取ったのがこちらの作品でした。 なんだかとても深い考えさせられるお話です。 宗教にハマる母を持つ春一なんだけど結局宗教って今問題になってるけど、本性はお金をあつめることでしょう 春一の母がどれだけ献金していたかは描かれてないので、そこはどうなんだろうと思ったけど、でも母に騙されて連れて行かれた施設が、まるで推しを愛でる会みたいで、ちょっと笑えた …
todo
本作はマイノリティの可視化・偏見からくる差別を描いていますが、読者側がフィクションに頻出する偏見まみれのカルトにハマるヤバい母親像を共有していなければ、まるで作品に共感できない点に疑問を覚えました。 春一の母親がハマっている宗教が結果として教祖(永真)への虐待を容認する教団だったという点だけで、母親自体そこまで糾弾すべき人間だったのか正直疑問です。 息子の春一にも同じように敬虔な信者であること…
おぶもいもい
戸ヶ谷先生の2作目がすごく良かったので、デビュー作も遡って読んでみました。 結果、なんとも言えない独特の世界観があって最高に良かったです。 突然変異によって普通の人間ではなくなってしまって、血を求める衝動に忠雪自身さえも驚き戸惑ったというのに。 それをいとも簡単に受け入れてしまった十字の"なんでもない"優しさがすごく沁みました。 忠雪を支え続けたその生涯、表向き…