鹿乃しうこさんのレビュー一覧

ササクレ・クライシス コミック

鹿乃しうこ 

シリアスな心のひだ

「ササクレ」シリーズ4作目は「レクイエム」の日向の大学でのチームメイト・志摩という新キャラのストーリー。
日向は周囲をうまくごまかしつつ、芸能人になった風間との関係を続けている。が、気づいた人間がひとり。
それが同じサッカー部の志摩。
志摩はサッカーがとても上手いがコミュ障気味で、何より性的イジメ/嫌がらせを受けている。
日向が一度それを助けてから志摩に好かれて…
志摩って昔の日向に似て…

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ササクレ・レクイエム コミック

鹿乃しうこ 

風間!ありがとう

「ササクレ」シリーズは単に続編ではなく、主人公やCPが移り変わっていきます。
3作目の本作は、前作「クロニクル」の藤野の弟・日向の物語。

「クロニクル」の方でも、単に性欲で突っ走っただけではない表情を見せていた日向。
その後、深い深い後悔と心底傷ついて凍ってしまった心を抱えて家を離れ、寮に入った日向に新たな出会いが…
…というのが本作。
と言っても明るく順調な恋ではないわけです。

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ササクレ・クロニクル コミック

鹿乃しうこ 

ササクレ、過去のお話とホラー短編

2017年発表。
「ササクレ・メモリアル」の三田の過去、からのその時のお相手・藤野が中心のお話。

矢嶋への想いと欲望を拗らせてる高校生の三田に友達ができた。藤野。
でも藤野が持ってたのは友情でも恋心でもなく。
ゲイかも、という自分を試す感じで、女子に興味無いと公言する変わったクラスメイトの三田を誘えるか、デキるか、探るような祈るような藤野が痛々しい。
性欲旺盛の高校生らしく三田と藤野…

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フェイク♂ コミック

鹿乃しうこ 

新作と、ササクレ、迷う男の3作品入り

2015年発表。

「フェイク♂」
「フェイク♂2」
副題に「Don't Judge a Book by its Cover」とあるように、人は見かけに寄らぬのだよ、というお話。
糸目で仏さま扱いされている仏田は過多な性欲を持て余すDKで。
エロトロ顔で100人斬りと噂される五十川は脳筋系の真っ当教師で。
仏田は五十川にグイグイ迫るけど、五十川はいかにも落ちそう/流されそう…

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ササクレ・メモリアル コミック

鹿乃しうこ 

ササクレ、デカ、御園生、変態3連発

2012年発表。

「ササクレ・メモリアル」
ノンケに失恋した翌日に電車の車掌からナンパされた矢嶋。
好みとは違うけど矢嶋はビッチなのでヤる。
ところが2人には過去接点があって…
純情で一途、のような三田は実際は結構な変態です。

「ササクレ・メモリアルSIDE・B」
三田と付き合うようになった矢嶋だが、目の前に好みのタイプが現れて…
三田は独占欲も嫉妬も隠さないけれど、矢嶋は…

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迷う男 コミック

鹿乃しうこ 

マニアックな面白さ

2008年発表の短編集。

「迷う男」
「Punch↑」のスピンオフで、牧志青の元カレ・御園生のターン。
視点は、今回一緒に組んで仕事をすることになったインテリアデザイナーの滝川。
滝川の憧れの建築家・御園生はとんでもない方向音痴で、滝川は振り回される。しかもオンチなのは方向だけじゃなくて…
ノンケの滝川がいつの間にか完全に翻弄され、御園生ワールドの中で方向も感情も完全に制御不能となっ…

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ナツコイ コミック

鹿乃しうこ 

引き出しの多さ

2006年発表の短編集。

「ナツコイ」
ヤリチンの充は、クラスメイトの篠原の修羅場を目撃。俄然篠原に興味が湧き近づくが…
篠原の相手はなんと女の夫。
ナツだから、と充は初めて男とのセックスを篠原と経験する…
…がこの「ナツコイ」。夏の恋はひと夏だけ?の続きが、次の「フユコイ」。

「フユコイ」
学校で見る篠原はこれまでとは一味違って「好き」になってる充。
だけど篠原はクールす…

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苦い果実 コミック

鹿乃しうこ 

強烈な痛みと闇

2000年発表の短編集。

「苦い果実」
妻に家の鍵を替えられ、家に入れなくなった長瀬は、隣の部屋の一人暮らしの高校生・和俊の世話になる。ズルズルと居続けるうちに…
…というBL展開はともかく、和俊の抱える秘密には驚き…!
愛は苦い苦い果実を齧った先にしか得られないのか⁉︎

「月さえも狂う夜」〈前編〉
ヤク中の父親の借金のカタにヤクザ夫妻との3P要員にさせられている高校生の敦司。…

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ブルと歩けば… コミック

鹿乃しうこ 

愛とエロと笑い、ここに確立

1999年発表の短編集。

「ブルと歩けば」
これまでのヒリつくシリアス作風と打って変わって、アホエロ風味。
憎めないバカ犬・ブルの性欲過多による事件で、色んなオトコとアレコレすることになるアホ青年智也。

「プロジェクトR(ロビンソン)」
ずっと好きだった後輩の工藤が会社を辞めるというので、最後に温泉旅行に誘う仁科。途中でわざとガス欠にして…という計画で。
しかし、本当に遭難して…

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オトコギ。 コミック

鹿乃しうこ 

涙なしには…

 鹿乃先生の作品の中ではこちらの表紙の二人が一番好きなので、先生の最後の作品の表紙を彼らが飾ってくれたことは本当に嬉しいです。ただ、やっぱり、これを最後に先生の新作を読めなくなるのかと思うと、ストーリーとは関係ないところで何度も涙してしまいました。
 内容ももちろん、さすが鹿乃先生と思うようなシリアスとコミカルを絶妙に織り交ぜたストーリーに色気のある美麗なイラストで、番外編とは思えない読み応えで…

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