かわい有美子さんのレビュー一覧

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

萌えまくりました

かわい先生初読みです。メチャクチャ萌えました!

気鋭の若手建築家である北嶋は、友人から老舗ホテルが企画する高齢者用マンションの実施コンペへの参加を薦められ、出向いた説明会でホテルの企画部長である牧田を紹介されます。

北嶋の俺様ぶりがなかなか鼻につきますねー。手に入らないものはない、自分にできないことはないと信じ込んでいる、謙虚さから遠く離れたところにいるタイプの男。それを隠すこともない…

4

空色スピカ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

少女マンガのよう

表紙もタイトルもタイトルロゴも、全てがかわいいっ。少女マンガのようです。中身もほのぼのしてかわいかったです。四季を通してゆっくりと惹かれていく。甘酸っぱいかんじ。いやもう、最後までやらないのか!?と心配(?)するくらいゆっくり。
山奥の男子校、インテリ眼鏡の生徒会副会長×やんちゃな美少年生徒会長。行事に近隣の女子高生を呼びこむために客寄せパンダとなるべく、前生徒会の指名によって知り合う2人。美形…

2

流星シロップ 小説

かわい有美子  小椋ムク 

総ホモ化してない学園モノ、第二段

良かった!
面白かったです。
『空色スピカ』のスピンオフ作品ですが、前作と同じぐらい面白かったです。『空色スピカ』の一世代前の生徒会長と副会長のお話。
登場人物が総ホモ化しない学園モノのこの空気、大好きw
でも歴代の生徒会長と副会長は、かなりの確率でカップルになっちゃってるんじゃないかと…w
あとがき読むと、さらにこの二世代前の生徒会長と副会長のお話を構想されてるようで。(柏木会長と葵副会長コンビ…

2

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

気持ちがおだやかになるBL

しっとりした大人同士の恋愛です。
淡々としたタッチで進む恋愛映画のようで、情景が浮かぶ本でした。
ハードで山あり谷ありな話に疲れた方には、こんな癒し系のしっとりした本がお勧めです。

商社の営業マン・滝乃(32)朗らか包容力攻め×地方公務員・水端佑季(28)真面目で芯の強い受け
上海に伊藤と旅行にきて、伊藤の欺瞞に気づいて別れを告げる。
伊藤が手配してくれたツアーの案内をしてくれる滝乃…

3

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

京都なんです

もどかしいけど、もどかしいけどエロい。あまりにもどかしいので萌評価にしちゃおうかと思ったんですが、大変印象深い作品でもあったので、神にしました。

老舗旅館の次男・千秋と隣家の商店の一人息子・侑央のお話ですが、旅館の長男・荘一(故人)の存在を無視しては語れない、ややこしい関係になっております。
家人から大切に育てられ、期待され、仕事もでき、性格も申し分なかった荘一。
男は二人要らないと、明…

18

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

キャラは素敵ですが、もの哀しい

「死んだ人はずるい」ってよく言いますよね?綺麗な思い出ばっかり残していく、って。
読んでいて兄・荘一に対して強く「ずるいなー」と思ってしまいました。
侑央は荘一に想いを知られることもなかったし、結婚前に亡くなったために荘一が誰かのものになった、というような感覚も侑央の中にはまだはっきりとは無かったと思うので、侑央の想いはずっと荘一にとらわれたままなのではないかと思うと千秋が報われないんじゃない…

2

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

「和」の雰囲気に一応“萌え”

う~ん、かわいさんの作品にしてはもの足らず。
ヤンデレ好きなんですが、なんだろう、いまいち伝わってくるのがぼや~~としている感じです。
京都弁のせいなのか、最後まで受けの気持ちがよくわからない……状態だったからなのか。
ヤンデレの側の目線が少なかったせいかもしれないですね。
これはヤンデレ攻めの千秋の目線でずっと追っていたならだいぶ違ったかも知れません。
千秋の過去の確執とか、切ない片思…

5

進行性恋愛依存症 小説

かわい有美子  今市子 

パズルを組み立てていくような面白さ

かわい有美子さんの作品は
これまではドラマCDでしか知らなかったのですが
先日、こちらで「空色スピカ」のレビューを読んでとても興味が湧いて
その際に薦めていただいた作品のうち、この作品が先に手に入ったので
かわい作品デビューの1冊となったんですが。。。

いきなりエロエロなんですけど!
もちろん、薦めていただいた際にも「エロい」とは聞いてたんですが
1ページ目からいきなりエロいとは…

2

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

毒と甘美 麻薬のような本

冷酷な医師(古谷)×孤独な研修医(白井)のシリーズ、全3冊。
共に傷を抱えた二人の医師が、互いにかけがえのない存在になるまでの推移を、毒と甘美をブレンドしつつ描かれたシリアスドラマ。
初出から10年以上経ちますが、初めて読んだときのあの鳥肌が立つような感覚は、今でも忘れられません。号泣、といったように心を激しく揺さぶられたわけではありませんが、麻薬のような中毒性にとらえられ、どうしても手放せな…

7

EGOISTE(2) 小説

かわい有美子  石田育絵 

冷酷な男と脆弱な男が 辿り着いた関係

冷酷な医師(古谷)×孤独な研修医(白井)の「egoiste」の続編。
同居してから1年が経ったところから物語は再開します。古谷からの「愛している」という言葉はないながらも、うまくいっているように見えた二人。
小さな不安を抱えながらも、古谷との穏やかな生活を送る白井だったが、その古谷に女の影がちらつき始めたことから風向きが変わります。
そして次第に追いつめられてゆく白井は…。

という波乱…

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