きたざわ尋子さんのレビュー一覧

重ねる指先 小説

きたざわ尋子  高嶋上総 

みんな大好き安心の王道展開

先入観を持ちたくないので予備知識なしに読むのが好きです。CDまで出ている人気のシリーズだったんですね。(真弥=谷山さんは私のイメージとは違いましたが…)

みんな大好き王道展開。薄幸の美少年とお金持ち美青年。とても良くある設定ですが大好き。癒されます。

冒頭、攻である矢崎さんが受の真弥を回想するシーン。そこで語られた真弥が健気でかわいくて、まだ登場してもいないのにもう好きになりました。

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昨日の僕にあなたは恋する 小説

きたざわ尋子  北沢きょう 

篤郎と奨太がくっつくスピンオフ希望

波乱万丈な人生の割りに明るい理玖。
シングルマザーだった母親を亡くし、12歳で施設へ行くものの高3の時に余命いくばくもない父親が名乗り出てきて引き取られる。そんな父親もすぐに亡くなり、大学へ進学し1年少々で階段から落ち記憶喪失。その1年後に記憶が戻り、記憶喪失中の記憶を失くす(この後、更に頭をぶつける)。
そんな理玖の1人称で進むせいか、暗さやせつなさは感じないし、終始淡々としていて山場も盛り…

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昨日の僕にあなたは恋する 小説

きたざわ尋子  北沢きょう 

せつなさ?

先生買い。萌え上がりが少なかったので、中立よりの萌かな。雑誌掲載された120P弱+1年遡ったお話120Pほど+あとがき。ほのぼの記憶喪失同居ものに興味ある方でしたら良いかも。せつなさは微塵も感じませんでした。

自分のベッドで目覚めた理玖ですが、スマホの機種が違う、カレンダーの日付が1年進んでる等違和感たっぷり。そして苦手だったはずの従兄弟がなぜか同居していて大混乱。どうやら1年前に失った記憶…

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昨日の僕にあなたは恋する 小説

きたざわ尋子  北沢きょう 

悩まない記憶喪失物

きたざわ先生のちょっと切ないお話が大好きで、今回のあらすじを読んだときにこれはまたきっと切ないお話だー!と大喜びで購入しました。
正直あれ?という感じです。
まず、文体が非常に入り込みづらい。
主人公(受)の心の声でずーーーっと進むので、地の文も全て口語体なんです。

○○なんだよね。それが××だし、△△だったよ。
というように、ずっと語尾に<だよね>とか<と思うんだ…

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また君を好きになる 小説

きたざわ尋子  鈴倉温 

少し、ズレていました……

 友原真幸と嘉威雅将は、学生時代に真幸から告白したのをきっかけに、くっついては別れ、別れてはくっついての恋人関係を続けていた。
 その全ての別れの原因は、新たな告白を受けた嘉威が真幸を振るというもの。
 けれどついに、真幸から嘉威に対して決定的な別れを告げる。
 自宅も引き払い、別の地で新たな生活を送っていた真幸だったが、それから5年後再び、東京に戻ってくると別人のように真面目になった嘉威が…

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終わらない微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

いろんな意味でもっとドキドキしたかった…

CD→原作の順で続編も読み終わりました。

ひそやかな~の時から思いましたがこの方の作品は読みやすいですね。
ページ数が少ないせいもあるでしょうが今回もスラスラ読めました。
だからといって大きく心に残るシーンがないのがな…うん。

エッチシーンも多いですが個人的には別にエロエロでもない気がします。
今回も皓介に抱かれるのは好きだしおもいきり感じてしまう景くんは可愛かったです。

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ひそやかな微熱 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

思ったより心にこなかった…

ドラマCD→原作の順で読みました。
Hシーンが多いことと細かな点を除けばほぼほぼ原作通りだったんですね…。

なんでしょう。
スラスラ読んでしまったんですけど…これといって読みやすいというだけではなく…お話が深くまで心に入り込んでこない気がしました。
皓介さんは結局景の容姿あってこその惹かれ具合ですよね…。
心の変化も文字で語っているだけというか…いまいちグッとはきませんでしたね。

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夜啼き鳥は恋にふるえる 小説

きたざわ尋子  三池ろむこ 

でろ甘攻めからの苦労攻めが秀逸

あらすじで受ける印象よりもずっと面白かったです。

舞台は早久泉という架空の別荘地。
不遇の美少年とイケメン人気小説家のカップル。

正直、売れっ子・イケメン・メディアでも話題の人気小説家のスパダリ攻って「またか」って思うほど読み飽きた設定だと思いました。
しかもこの攻様、美少年に出会って口説いて、あれよあれよという間にゲットしてしまうんですよ。
でろ甘攻のちょろい展開かと思いきや、…

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夜啼き鳥は恋にふるえる 小説

きたざわ尋子  三池ろむこ 

大岡越前はいないのか

先生買い。きたざわ先生のぐるぐる話は好きな方なのですが、今回は納得いかないキャラがいたので、中立にしました。本編240P弱+後日談SS9Pほど+あとがき。

紅葉の季節が終わったころ、拓実は管理している別荘の客を迎えます。客は人気推理小説家の桐原、一人。この別荘はある社団法人の保養所で会員でないと利用できず、宿泊客は1日1組、管理人である拓実はゲストの要望に出来る限り応えるという仕組み。料理か…

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夜啼き鳥は恋にふるえる 小説

きたざわ尋子  三池ろむこ 

悲劇のヒロインぶってる主人公にイライラします

避暑地に存在する会員制の別荘ー。
そこで、ゲストの要望になんでも応える美しい管理人。
この管理人が主人公となるお話です。


こちら、主人公がかなり不憫なんですよね。
父親からはDVを受け、逃げてきた先で母親は病に倒れる。
で、その治療費の為に「管理人」として、籠の鳥状態でゲストに身体も含めたおもてなしをするー。

元々、こういう設定が大好きだったりするんですよね。
で、更に萌…

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