きたざわ尋子さんのレビュー一覧

夜啼き鳥は恋にふるえる 小説

きたざわ尋子  三池ろむこ 

悪趣味な私は別荘オーナーの気持ち悪さに悶えた

正統派のメロドラマだと思いました。
が、このお話にちりばめられた様々な仕掛けが、読み終わってからもやたら気になって仕方がないのです。
引っかかってしまったまま、とでも言いますか。
と言っても不快な訳ではないのです。
そういう意味では、かなり『不思議な色合い』を持ったメロドラマだと思います。

巧実は避暑地の会員制別荘で管理人の仕事をしています。
管理人と言っても単に別荘の建物を管理し…

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狼だなんて聞いてない! 小説

きたざわ尋子  さがのひを 

がっちりホールド☆番犬な義弟萌えヾ(*´∀`*)ノ

いい歳した男ども5人も寄って集ってわちゃわちゃと
………大好きですッ!!!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
面白かった~~♪♪

もし実兄弟なら5人一塊でベッタリしすぎじゃない?と思わなくもないですが、この作品の場合、
血縁者とは縁遠く複雑な家庭事情持ちで戸籍上は赤の他人という特殊な兄弟なのですね。
養父が与えてくれた優しい家族を皆で大切に守っているような姿が微笑ましく感じました。

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優しくせめないで 小説

きたざわ尋子  広乃香子 

攻めの性格が支離滅裂なような……

 真宮は、過去に自分のコンプレックスからひどく友人でライバルであった男を傷つけて逃げ出した過去がある。
 そのことから大学では当たらず触らずに過ごしていたのだけれど、突然、高校の後輩を名乗る青年・倉木が現れた。
 彼は人目を引かずにはいられない容貌の持ち主で、倉木の無意識の孤独に付け込むように体を重ねてきた。
 そしてその魅力的な顔で言うのだ。
「好きになってはいけない」と……

 と…

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危険な誘惑 小説

きたざわ尋子  円之屋穂積 

戸籍調査官

先生買い。びっくり!きたざわ先生のお話じゃないみたい・・・めっちゃものでした!刑事ものみたいなお話がお好きな方にはいいかも。最後の最後がちょっと・・だったので萌にしました。本編250Pほど+あとがき。

法務省戸籍局刑事部戸籍調査課に所属する加瀬部は、本日着任する新入りとバディを組めと言われていて、ちょっと気が重ため。一匹オオカミな傾向が強いからなのですが、しぶしぶスーツを着て新入りを待ってい…

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危険な誘惑 小説

きたざわ尋子  円之屋穂積 

表紙の印象よりずいぶん硬派な作品なんです

こちら、バディものになります。
戸籍調査官でバディである二人が、共にとある人物の行方を追いー・・・と、多分表紙から受ける印象よりずいぶん硬派な作品だと思うんですけど。

自分でも把握しきれてませんが、きたざわ先生の作品は多分100冊程度は読了しています。
それを踏まえた上で、今作はこれまでとかなり印象が違うと言うか、新鮮だったりします。
バディである二人のやりとりなんかがですね、萌えて萌…

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透明なひみつの向こう 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

かなりのドジっ子

表紙を見て年の差カップルかなと思って読み始めました。
男前でクール、外資系のトップ企業に勤めるエリートとかなりドジで天然の大学生という取り合わせ。
2人の出会いは全くの偶然なのですが、女性にもすごくモテて女性がダメと言うわけでもない裕一郎が失敗ばかりして放っておけない睦紀に惹かれるというのに今一つピンとこない感じがありましたが、睦紀の真っ直ぐな所や、脇キャラの海里や真誠も個性的で魅力的でした。…

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狼だなんて聞いてない! 小説

きたざわ尋子  さがのひを 

5人兄弟!

きたざわ先生おっかけで購入。あらびっくり大家族5人兄弟のお話で、ぐるぐるというより、ゆっくり確認して進むという印象です。トスっとささるセリフやシチュは無かったのですが、家族物好きだわと思ったので萌2にしました。「本編200P弱+次男坊視点の後日談15P+あとがき」です。色っぽい話は少なくても大丈夫な方で、大家族物が好きな方におススメしたい~色んなイケメンがいたので、なんだか楽しかったです♡地雷はあ…

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狼だなんて聞いてない! 小説

きたざわ尋子  さがのひを 

表紙やタイトルの印象とはちょっと違うかなぁ(´・_・`)

さがのひを先生の優しいイラストも相まって、甘くて可愛い印象を受けたんですよね。
でも実際はわりとクール。
作品自体はアットホームな大家族ものなのですが、そんな印象を受ける一番の要因が受けのキャラクターだったりします。
受け大好きな私は、中心に受けを据えて作品を読むのです。
で、きたざわ先生の書かれる受けと言うのは、何だか皆、クールで感情がフラットな印象。今回も。

そんなワケで、前半は…

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カフェ・ファンタジア 小説

きたざわ尋子  カワイチハル 

ファンタジーっぽい先祖返り





「表題作」+「ファンタジーは日常に」のに2編。どちらも受け視点

原因不明の体調不良に悩まされていた麻木浩夢(受け)は、出会い頭に「うまそう」といって近づいてきた男・嘉嶋昂大(攻め)に突然キスされ倒れてしまいます。病院で気が付くと、父の親友だという男・ラルフが側にいて、自分たちは古の血が濃く出た人間でそれぞれが特殊なものを摂取しなければならない仲間だと聞かされ、ラルフのもとに身…

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鍵をかけて抱きしめて 小説

きたざわ尋子  金ひかる 

ファンタジー設定ありの幼馴染もの





表題作+SS「門番の告白」


表題作は受け視点

門を境に異世界か異なる宇宙かはわからないが違う世界<向こう>と<こっち>が繋がっているという世界線。
その門を中心に作られたアルカスシティはショッピングモールやアミューズメントパークなどの複合商業施設で、<向こう>の人たちが観光やショッピングにやってきます。
門は税関のような役割を果たす場所で、門番が認めた者の…

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