きたざわ尋子さんのレビュー一覧

束縛は夜の雫 小説

きたざわ尋子  花小蒔朔衣 

攻め様がけしからんのですけど。

生き別れの双子が、再会した時に身体と中身が入れ替わってしまってからの、ちょっとファンタジックがはいったお話。

受け様の充留は、なんとなく薄靄がかかったような感覚の中で生きてきた。
双子の遥に出会い、手を合わせたら2人、中身が入れ替わってしまう。
すると、クリアで落ち着いた気持ちになり、そのまま入れ替わったまま、自分たちが正しいと思う生き方へと飛び込んでいくのですが。

遥として生き直…

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「王子様と臆病なドルチェ」コミコミスタジオ特典ペーパー 特典

幸せそう

レイフォードが薪乃屋の隣りを買い取って改築して、蒼唯と一緒に住んでる様子が書かれていて幸せそうでした。
レイフォードは忙しいながらも霧里というか、蒼唯の居る場所が帰るところになっているのが誠実で良いです。

お金が全てじゃないと思ってはいるけれど、こうも財力で蒼唯を幸せにしているのを読むとBLはファンタジーなのだとつくづく思います。
本編にこれが入っていたら萌2になっていたと思いました。

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王子様と臆病なドルチェ 小説

きたざわ尋子  亀井高秀 

王道

決して嫌いではないです。

ただ余りに攻めのレイフォードの設定が出来過ぎているのと、受けの蒼唯の家の旅館の問題がサクッと解決されてたし、2人の関係に波風立てる存在がいなかったので萌が絶対的に足りませんでした。

2人のどちらかに当て馬でも登場していたら、また違っていたかもしれません。

あれだけ蒼唯が重荷に感じていた跡継ぎ問題も、異父妹が帰って来てからは何となく先が読めました。
それ…

2

王子様と臆病なドルチェ 小説

きたざわ尋子  亀井高秀 

臆病さん

きたざわ先生も亀井先生も好きなので買い。攻めさんは確かにきらっきら王子だったんだけど、臆病さんの方にあんまり萌えなかったので中立より萌にしました。本編200Pほど+後日談12P+あとがき。きらきら王子でさえあればOK!という方でしたら、良いのでは。

創業150年の旅館の営む家に生まれた蒼唯(あおい)。東京から電車で1時間ほどという近さから泊る人も少なく、廃れ気味。そんな町の最寄り駅バスロータ…

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王子様と臆病なドルチェ 小説

きたざわ尋子  亀井高秀 

もっとドルチェを〜!

とても可愛らしいお話でしたが、可もなく不可もなく……と、いう感じ。
それでも、レトロな元宿場町の雰囲気が伝わってきて、登場する旅館や洋館を想像するとワクワクしました。

大企業のご令息・レイフォード×パティシエのたまご・蒼唯
専門学校生の蒼唯が、王子の様なレイにみそめられるお話です。

蒼唯の家庭環境が複雑。
旅館の女将である祖母と家に篭りっきりの母親、別居中の継父と妹──という家族…

3

王子様と臆病なドルチェ 小説

きたざわ尋子  亀井高秀 

痛い展開になることはないけれど…

きたざわさんて、薄幸受けというか切ない系のストーリーを多く書かれる作家さまのイメージが個人的に強くって、さらにこの美麗表紙。ということで手に取りました。

んー。
ちょっと辛口な感想です。お嫌な方はスルーでお願いします。






主人公は19歳の蒼唯(「あおい」と読む)。
彼はパティシエを目指し専門学校に通う学生だが、いずれは実家の旅館の跡を取り料理場に入ることも考えてい…

9

甘くて傲慢 小説

きたざわ尋子  神田猫 

甘さは最後に

「秘密より強引」のスピンオフ作。
…という事を知らずに読みました。内容そのものはスピン元未読でもいいけど、序盤そちらのCPとの会話劇が長く、これから読む方はスピン元から読むほうがいいかもしれない。
実際私は話の成り立ちがわからず、ルームメイトとの恋物語か?と誤解して読んでました。

実際は、配属された研究室の准教授と…というお話。
この准教授・桐原は生活能力皆無で性格も悪い。研究室も自宅…

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ありふれた恋よりも 小説

きたざわ尋子  ほり恵利織 

心でも力でも必要としあう2人…を読みたかった

元々90年代に書かれた作品の新装版で、この後も続くシリーズ物の1作目。

超能力・霊障系統のお話です。
が、怖くはありません。
ストーリーや恋愛にこの能力が絡んではくるのですが、それ以外の設定とかがなんというか中途半端に複雑で、肝心のストーリーの方もなんだか焦点が定まらず、というか。
まず主人公の梓希(しき)。
家は母子家庭、父親は資産家らしい。小さい頃に兄?の夢ばかり見ていた。
こ…

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恋って何でできてるの? 小説

きたざわ尋子  高星麻子 

血の繋がらない叔父と甥ってくっつくのにうってつけの定番だというのに…

2016年刊。

(-_-)…
ここまで話にもキャラにも喰いつく事ができなかった、集中して読めなかったのは久々だった。
ほとんどがお隣さん姉弟との近所付き合いの延長の中で、朔海への過保護ぶりを見せつけられるだらだらした展開に苛ついてしまった。

大学生になった朔海に絡んでくるチャラ男くんも当て馬として中途半端どころか、何の為に登場したのか意味不明で滑っているし、幼なじみの正晴も朔海の番…

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週末の部屋で 小説

きたざわ尋子  Lee 

ほのぼの年の差カップル

シリーズになっていて、4巻あります。
タイトルがそれぞれ微妙に違っていて、Vol1, Vol2...と記されていないので、どの順で読めばいいのか分かりにくかったです。

ネタばれあります。

この作者様のスタイルなのか、ドラマッチクな出来事も無く、全体的にほのぼのです。一番スリルのあった出来事は、受けが教授にナイフで押しかけられた場面だと思います。それ以外は、シリーズを通して受けの心情が…

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