小山田あみさんのレビュー一覧

蜂蜜と蝶 〜アンダーグラウンド・バタフライバース〜 小説

白霧雪。  小山田あみ 

ダークさと甘みのアンバランスさが魅力的

はー…いやはや、すごく面白かった!
作品の世界観だけで言うのなら、退廃的でダークな雰囲気が漂うハードな中華ものなんですよね。
サクサクと当たり前のように人が死にますし、倫理観が問われる描写や、バイオレンス・グロテスクな描写が少しでも苦手な方はにはまずおすすめ出来ません。
だというのに、読後の後味はとびきり優しくてとろりと甘やかな3人だけの箱庭…もとい、蜂蜜たっぷりの蜂の巣といった印象が強いの…

4

仮面の秘密 小説

秀香穂里  小山田あみ 

仮面に秘められた凄艶な本性

秀香穂里先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
言葉責め 4
エロ 4
ツンデレ 3
な感じだと思います。

イベント主催のコウさん×自動車会社の営業マンの森高さんのカプです。

自動車会社の営業マンの森高さんは、ライバル視する同僚、大瀬さんに売上トップを奪われ続けていて苛立っていた。そんな時、気になっていたゲイ向けのサイト…

0

蜂蜜と蝶 〜アンダーグラウンド・バタフライバース〜 小説

白霧雪。  小山田あみ 

ハンニバル好きなら、是非!

初めてのバタフライバース!
ハンニバル大好きマンな私は、大満足。
むしろ。もっといっちゃっても全然OK、なくらいグロ描写控えめかしら、と思いました。

バイオレーンス!ですが瞬間的暴力なので、長々と拷問描写されより、読んでいて痛くないです。そのあたりは、商業だし気を遣ってくれている?

血、肉、苦手な人は無理な世界です。

でも。好きな人はすごく好き。
噛む、飲む、吸う、喰べる、…

5

蜂蜜と蝶 〜アンダーグラウンド・バタフライバース〜 小説

白霧雪。  小山田あみ 

想像以上にカニバリズム

初バタフライバース
その設定の異常性から、どんな地獄が待ち受けているのかワクワクしながら拝読しましたが、【裏社会×バタフライバース】の掛け合わせが最高に合っていたと思います!

*美しいが蜘蛛に食べられる運命にある「蝶」
*蝶と見分けがつかないが猛毒の「蛾」
*蝶及び蛾を食べる「蜘蛛」
*捕食者である蜘蛛に種付けできる「蜂」

この4種類の人間が存在するバタフライバース。
「食べ…

4

蜂蜜と蝶 〜アンダーグラウンド・バタフライバース〜 小説

白霧雪。  小山田あみ 

痛い描写はてんこ盛りだが。

初読みの作家さま。
小山田さんの描かれた表紙に興味を惹かれ、あらすじを拝見してみたところ何やら非常に面白そうなストーリーとバックボーンにそのままお買い上げしました。

「バタフライバース」という世界観を軸に描かれた作品ですが、バタフライバースって何だっけ?という。どこかで聞いたことがあるような…?という世界観でしたが、メジャーな設定なんですかね。オメガバースが一般的になったと思ったら「ケーキ…

8

刑事に一途なメランコリック 小説

高月紅葉  小山田あみ 

お互いを好きで好きでどうしようもない二人

ヤクザの田辺×組対刑事の大輔。立場的にロミジュリで、結ばれることは完全アウトな二人が、お互いの行く末を思い、悩みもがいて覚悟を決める巻。

健気で不器用で、お互いを好きで好きでどうしようもない二人の苦悩と決断の過程に痺れます。

その分、アチラももの凄く濃厚で甘あま。小山田あみ先生の美しく官能的な挿し絵と相まって、二人のめくるめくエロを十二分に堪能できます。

綺麗でエロくて一途な溺愛…

1

きのこの谷の、その向こう 小説

名倉和希  小山田あみ 

11月の松茸狩り 

小山田先生の挿絵が綺麗。茸で始まり、茸で終わる物語
親の再婚で義兄弟になった二人は音楽家、弟の兄への罰ゲームはいつも容赦ない。
茸の季節が終わっているのに、弟の罰ゲームは「独りで松茸狩り」で、軽装備のまま山中に放りだされる
雨が降り出し、林道で転倒、捻挫、遭難を覚悟したとき、熊のような山守の高坂に助けられる。

冒頭だけで結末が分かってしまうのが残念な、名倉先生お得意のパターン。ラブコメ…

0

ビッチング・オメガと夜伽の騎士 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

突然起きたビッチング 

オリジナル設定のビッチング。 小山田先生の挿絵が美麗。

※ビッチング:bitch「雌」のスラング。 雌化の意味で、スペルは「bitching」、
ちるちるの解説には「ビッチングとは、αの精を何度も受けることで、元よりαまたはβ性だった者がΩに転換してしまうこと」とあるけど、この物語は、オリジナル設定。

第二王子に突然起きたビッチング α➡Ω化・・(実は呪われていた)
継承権一位の兄…

0

孤独なオメガが愛を知るまで 小説

義月粧子  小山田あみ 

不憫受けがまさかの人物に愛されるオメガバース

美形の技術者でαの攻め×不憫な生い立ちであったがΩに覚醒し、皇太子の側室候補となった受けのお話。



幼い頃に身内を亡くし、引き取ってくれた義両親に虐げられてきた受けちゃんが、とにかく不憫すぎました。


皇太子の側室候補となるまで、近くのベータの神父様が受けちゃんの心の拠り所となっていたけれど、もうその神父様が幸せにしてくれないかなあ…なんて思ったくらいでした。


そして…

2

ビッチング・オメガと夜伽の騎士 小説

真宮藍璃  小山田あみ 

アンドレアーーーーーーー!!!!

すごく読み応えがありました。盛り盛りでした。

アンドレアーーー!!!
アルファでもオメガでもクラウス、あなたを愛してます!なアンドレアーーー!!!

アルファだった第2王子クラウスが三年前に高熱を出してオメガになってしまい…。
父王は倒れ兄は死にアルファの王が不在の中、クラウスにはアルファの婿を迎えてアルファの子供を生むことが運命づけられ…。

アンドレアが夜伽役になった時は、ヨ…

2
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