深井結己さんのレビュー一覧

それは僕の愛じゃない コミック

深井結己 

双子の兄のはなし

『それは僕の愛じゃない』兄・一総(出版社の編集者)
『指先で愛を語れ』弟・総太(実業団のバドミントン選手)
同じ時間軸の中での、一卵性双生児の兄サイド・弟サイドの話です。別々に読んでも楽しめると思いますが、それぞれの話で兄弟がキーパーソンになっているので、セットで読むことをおススメします。
読む順番は『それは僕の愛じゃない』からがいいです!

編集者の一総は、担当の小説家・嗣原の作品だけ…

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その唇に夜の露 コミック

深井結己 

ビターで甘酸っぱい

深井結己さんの作品はほろ苦いストーリーが多いのですが、この話はわりと甘い方だと思います。
15年前のあることがきっかけで、二人はお互いに裏切られたと感じ相手を恨んじゃってます。というのも10代の頃は、それが恋だとは気付かなかったからなんですね。若江の方は子供の頃とずいぶん人格が変わりましたね。あんなに素直で可愛かったのに。それくらい、過去の裏切りが心の傷になってるのかなぁ。
遠回りしたけど、1…

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よるの教室 応募者全員サービス描き下ろしコミックペーパー 特典

猫の話から

コミック「よるの教室」と雑誌drapとの連動(?)による応募者全員サービス描き下ろしコミックペーパーです。B5サイズ両面に漫画が描かれています。

「よるの教室」と「雪月花きらきら」のカップルそれぞれが知り合いであったというファンには嬉しいコラボ作品「午後のお茶会」の続きになります。

お茶会中。曽根が知り合いの飼っている猫の話をします。
お腹を触られるのが嫌で飼い主にモフモフさせない猫…

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男の上手な泣かせ方 コミック

深井結己 

ギャップ萌えがつまった一冊

「男の上手な泣かせ方」「この子の上手な隠し方」
「その日の上手な過ごし方」
首輪をつけた裸の男に、スーツの男が靴に飛び散った精液を舐めろと命令するオープニング。SM変態クラブ常連の会社御曹司・朝人の乱行を控えさせるため、犬としてあてがわれた稜。SMプレイの犬生活が始まるのかと思ったら、朝人は部下からの信頼も厚く、稜にもやさしいいい奴で、ギャップ萌えするラブストーリーでした。会社の陰謀も絡みつつ…

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ぎこちないけど愛だろう コミック

深井結己 

好みが分かれる作品

表題作はビッチな受けがあまり好みではないので、イマイチでした。暢明は湯元の前ではウブな反応してたけど、かつては何人もの人と関係を持ってたみたいだし、心中未遂して生き残ったことがトラウマと言っているわりにアッサリ恋してるやん、と思ってしまいました。
私がこのコミックの中で一番好きなのは「あいのともしび」です。短いストーリーなので、くわしくは書きませんが、ちょっと泣いてしまいました。
この話がなか…

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さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

ネタバレ

コミックを読んで原作も読みました。誠一が、どうしても好きになれずこの評価です。
高校生時代、別に好きだったわけでもないくせ従兄弟の啓介に強姦まがいのことをした誠一。純粋な啓介は「必ず迎えに来る」という誠一を信じていたが、彼が来るととはなかった。十年後二人は東京で再会し、また身体を重ねる。
だが、誠一にとっては快楽と甘えでしかなく、啓介に対して恋愛感情はなかった。と、いうのも誠一には狙っている女…

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さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

読み終わって、うーむと唸ってしまう1冊でした

コミック版は私にとって特別って位好きな作品。
いつか原作も読んでみたいって思いつつ、なかなか読めずやっとこさ読む事が出来ました。
原作を読んで改めて思ったのは、私はロマンチストなのだなぁ〜と。
コミック版だけでは、内容はさておき美しい話だったんだなぁと。
私はコミック版のキレイな終わり方が好きで、
コミック版の結婚した後の啓介に会いに来る話も好きだったので、
今回原作を読んで、なんか現…

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麗人20周年memorial booklet 祝成人 麗人9月号別冊付録 特典

この冊子目的で買いました!

雑誌はおまけや全プレに魅かれた時だけ買うのですが、今回もこの冊子に魅かれての購入となりました。

好きな作者様、気になる作者様がたくさん掲載されていて、非常に楽しい一冊となっていました。
お祝いイラスト、この冊子の為だけのオリジナルショートストーリー、既刊コミックス等の登場人物のショートストーリー、お祝いコメントなどが載っています。

とりわけ作品自体も大好きな千葉リョウコ先生の「続きは…

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明日も愛してる 小説

安芸まくら  深井結己 

まるで何年もの時間を共有したような充実感

記憶喪失物と言えばお涙頂戴です。
そしてBL界では定番も定番、様々なパターンで色んな作家さんが挑戦してきたジャンルでもあるので、ちょっとやそっとのことでは驚きません。
そんな感じで少し斜に構えて読み始めたものの、いろいろな意味で濃厚すぎて、読後の疲労感が半端なかったです。

数多ある記憶喪失もの、とりわけ前向性健忘を扱ったものの中ではピカイチだと思います。
受は事故により13分しか記憶が…

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愛しのアンラッキー 小説

田知花千夏  深井結己 

「あげシリ」も苦労するのね……

フェアで安かったので購入。
設定が面白かったので、ワクワクしながら読み始めました!
王道のお話。
ぬるい話が、好みじゃないので辛めの評価ですが、十分楽しく読ませて頂きました♪
好きな人はものすごく好きだと思うのです、この作品。
ただ、一つ言うならば、どなたかもレビューで書かれていましたが、プロローグが攻め視点なのが残念です。
それがなければ、もっと盛り上がったのに……!

それは…

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