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水原とほる 金ひかる
ふばば
ネタバレ
表紙からして3Pもの? 確かに「攻め2人に受け1人」の三角関係なんだけど、この場合、2人の攻めが納得づくで1人の受けを「共有」する、という関係性。 基本的に3人で行為、というのは無く、ある日は片方と、別の日はもう片方と、という関係です。 視点は、受けの一実(かずみ)。 攻めの克彦と英章とは高校の同級生で、もう10年来そんな関係を続けている、という設定。 一実が何というか…ひたすら従順、卑…
水原とほる 新藤まゆり
訳あって、繁華街での夜間診療所を開いて1人で運営している医師・上嶋。 ヤクザの怪我の治療でぼったくったり、逆にホームレスや夜の街の外国人女性はツケで診たり。街でもなくてはならない診療所になっている。 そこにある晩怪我でやってきた若い男・敬になぜか懐かれ… …と展開していきます。 上嶋は、ゲイ。 年下好きではあるけれど、一回り下の敬とどうこうという事もない…はずだったのに。 とにかく敬が…
水原とほる 嵩梨ナオト
水原とほる先生の警察もの。 既婚の公安所属の三橋と関係している、知能犯部隊所属の十乃美土里。 溺れてない、愛など求めない。 そう決めて三橋との情事を楽しんでいたはずの美土里だが… …そうはいかないわけだ。 逢い引きをヤクザ者に感づかれ、脅され、ヤクザの情報屋に成り下がる美土里。 その上、ノンケのはずのそのヤクザにカラダまで凌辱され。 …とストーリーが展開していきます。 …
水原とほる あじみね朔生
仕立て屋さんBLはコミックスでも小説でもいくつか読んでいて、そのどれもが結構好み。 そして本作も… とっても心揺さぶられてしまいました。 母子家庭で育ち、一人で自分の進む道を紳士服の創り手として思い定め、フランスでの辛酸を舐めた苦労を経て今では東京で独立を果たしている河原清見が主人公。 ある日、病に倒れた社長の跡継ぎとして急遽ビジネスの世界に放り込まれた「御曹司」・三木恭介がスーツ…
水原とほる 高緒拾
渋茶
2006年刊、電子書籍にて購入、挿絵なし。 今回の主人公・香津美(かつみ)は子供の頃より睾丸が片方しかないというコンプレックスを抱えている。 やむを得ない事情で摘出せざるを得なかったとはいえ、この手のコンプレックスは若いうち程根深いと思う。 香津美は17歳の頃に初体験の相手にその事をバラされたせいで、人間不信レベルのトラウマを負ってしまった。 そんな香津美だが、通いのクラブの飲み仲間の…
水原とほる 高階佑
2010年作品。 ヤクザもの。 かなり終盤まで甘さは無くハードな展開。 …で。私こういうの大好物です。 主人公は美貌の組員、浅黄慶仁。 組員といっても、完全に本部内でカネの動きを操作している経済担当。 組長の慶次郎の寝室にまで出入りしているので、周囲からは「男妾」という目で見られている。だが実は… …という慶仁の出生の秘密的な背景があり、そこに組長の急な死、そこからの跡目問題、反…
水原とほる 水名瀬雅良
2006年刊。 ガッシュ文庫の電子書籍版は基本挿絵付きだが、古い刊行年のものは作者あとがきとレーターさんの巻末イラストは省略されているようだ。 今回の受けはヤクザの世界に否応なしに巻き込まれるのではなく、心配だからと言って勝手に足を突っ込むようなタイプだった。 う~ん、確かに読みようによっては純愛とも辛抱強さの勝利!!とも言えるのかも知れないが駄目だった。 どうも自分は、受けを陵辱する…
水原とほる 彩
M
整体師の恭は、過去の経験から恋愛には一歩、身を引いていたが、捜査に手段を選ばない一匹狼の九鬼と、笑顔の下に危うさを隠し持つヤクザの跡取り息子・陽介の二人に言い寄られるが、最後の一線を超えないようにやり過ごしていた。 そんな中、医院の近くで、不審な死体を発見したところから、事件に巻き込まれ――という話でした。 恭の過去の経験っていうのは、SMちっくな体の関係に溺れて、普通の行為じゃイケ…
水原とほる 砂河深紅
水原とほる先生作品で、しかもタイトルが「監禁生活十日目」。 さぞかしイタい展開か? その予想通り、前半ほんとヒドい。 年齢を偽って一人の力で必死に生きている。夜の世界に身を置きながら悪の道とは距離を置きクラブ店員として頑張っている実洋(みひろ)なのに。 ある日、あろうことか刑事に拉致られ、その刑事とつるんでいたプロファイラーの男の部屋に連れ込まれ… プロファイラーにレイプされた… そし…
水原とほる 小山田あみ
碧雲
小山田あみ さんの描く表紙のイラストは、物語のダイジェスト版 表紙の黒髪の麗人は、キヨ。隣の美男子はダイス。下は弟分のテオ。 物語の構成が上手できちんと組み立てられてます。 悪い方にしか展開しないからみあう人間模様。バッドエンド、痛くて重いお話でした。 家人の診察付き添い、待ち時間の御供に選んだ一冊ですが、 病院で読む内容じゃなかった、暗すぎる。 明るいハッピーエンドを心がけて作品…