西田ヒガシさんのレビュー一覧

やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

映画を観たような感動の後のあとがき

中学もろくに行かなかったヤクザと、ヤクザ絡みで転落した医者崩れ。
そう聞いてイメージする荒々しくて激しい恋愛ものとは全く違う世界でした。
表紙の雰囲気そのままの紳士同士の切ない恋。

行きつけのゲイバーもサロンといった雰囲気で、バンドの生演奏に飛び込みでボーカルが入ったりするハイソサエティな空気の中、アクシデントで出会う2人の紳士。
ひとりは谷口会所属のヤクザ。もうひとりは対立する茜新会…

10

やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

オヤジスキー歓喜!!!

やっと西田先生作品が正当評価された\(^o^)/という思いで嬉しい限りです!過去作品ってレビュー少ないんだもの!
って、今も最後の25Pと10Pの書き下ろし
を読んで泣いてるんですがね。そしていつもの西田先生あとがきで笑わせてもらって読後感は最高!

しかし最後の書き下ろしは痺れたー。良かったー。
「やさしいあなた」というタイトルの意味が本当にわかります。
本当に西田作品のオヤジに喜…

12

肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

ガッツリ男同士だなぁと。

外資金融系の営業マン時田と、上司の香山。
時田は男の色香と自信に溢れてて、契約を結ぶためには男女問わず枕営業すら厭わない超肉食系の男。
自分の仕事のミスを上司の香山に尻拭いしてもらったので、何かこの借りを返したいと伝えたところ、時田が男もイケることを知ってた香山から「おまえを抱かせろ」と言われて…。

どっちの男にもそれぞれ見せ場&萌え場があってうわっ♡うわっ♡と思える箇所が何箇所…

12

何も言うな コミック

西田ヒガシ 

短編集

全部で6つの短編(5つの作品)が収録されています。
今回読み返して思ったのは「あれ?こんなに各短編のページ数が少なかったっけ?」ということ。表題作なんて自分の記憶の中では一冊の半分を占めているような気がしてました。

ということは、どれもお話がしっかりしていて(西田さんですから当然ですが)ページ数以上に内容がみっちり詰まって読み応えがあるってことです。

どれも一応ハッピーエンドなんだけ…

3

肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

大人の恋は苦くて、甘い

一冊に1回は、いきなり胸をわしづかみにされてガタガタ揺さぶられるシーンがある西田さんの本。
今回も3度ばかり、鼻の付け根が痛みました。
タイトルは『肉食の部下』なんだけれど、私が感情移入しちゃったのは『上司』の香山の方。
何度か恋をして、楽しい思いも悲しい別れも経験して、恋をすることから離脱しようと婚活なんか始めちゃっているのに、図らずもまた恋に落ちてしまう。
でも、がむしゃらに突進できな…

17

肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

これが「リーマンもの」だ!

リーマンの恋を描いて右に並ぶもののいない西田ヒガシさん。
本作も全く期待を裏切らない、それどころか唸るしかない神作品をまたしても届けてくださった……

表題作+短編が1編収録されています。

「肉食の部下」
デキる部下の時田が男とキスしていた。
そんな冒頭。
見ちゃったのは上司。堅物メガネの香山。
時田はそのトップの成績を、枕営業で取っていた…
2人が恋するようになる流れの意外…

18

エースの休日 コミック

西田ヒガシ 

あとがきも意味がわかる方の面白いやつでした

松堂の口ひげ…最初うっ苦手、と思ったけど慣れました。
なんか口ひげって色気というよりいやらしい感じがして。実際松堂は子持ちながら男の尻に目がない言ってみれば変態さん。越権行為も平気でしちゃうんですが、妙にお堅い所もあって少々掴みづらいキャラでした。(後にヘタレと分かる)

飛高はプロ野球界で三冠取ったエースだけど振る舞いが野蛮で女好きのろくでなし。でもそれは序盤だけでした、松堂と張り合う内に…

1

願い叶えたまえ(3) コミック

西田ヒガシ 

「願い叶えたまえ」と祈らずにはいられません。

どんどん深見が壊れていきます。有島に薬を打たれて犯されたせいで薬とそして男の体も欲しがるようになってしまった深見。
絹川に求めるのはもうピアノではなく体です。こんなものはセックスではない、俺が望んでいたものじゃないと思いながらも、いつかきっと心の中に入っていけるのではと深見を抱く絹川。

一巻、そして二巻でも見せていた絹川の捨て身の、深見のためなら命も惜しくないというような行動がきっかけとな…

7

願い叶えたまえ(2) コミック

西田ヒガシ 

とことんハードな二巻

二巻はハードです。
冒頭から敵対する有島(ホモオヤジ)に拉致されて監禁・薬を打たれての陵辱と怒涛の展開が繰り広げられます。やがてヤク中となり狂気と暴力に囚われてしまう深見が見ていて辛いです。

でも少しずつ心の奥底で絹川を求めているのではないかなと思う描写が幾つかあります。
有島の家から連れ戻して寝かせた時の「祐介」といううわ言、バーで絹川のピアノを聴いた時に禁断症状が起きそうになったけど…

3

願い叶えたまえ(1) コミック

西田ヒガシ 

ハードでシリアスだけど

全3巻読み終わっての感想です。
一巻はヤクザの深見と二流ピアニスト絹川の出会いから絹川が深見に惹かれていく様子について描かれていました。
バーでピアノを弾く絹川をじっと見据えるヤクザの深見とその視線が気になる絹川。やがてピアノを教えるようになり、ピアノを介してヤクザと一般人の交流が始まります。

絹川のピアノを聴くときの深見の表情にたまらなく惹かれていく絹川ですが、深見は裏社会の人間の生き…

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