中原一也さんのレビュー一覧

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

とても美しいラストだった

キャラ文庫&麻々原絵里衣先生のイラストということで予約購入しました。

不老不死をテーマにしたローファンタジー。

不老不死という意味では同じキャラ文庫の『拝啓、百年先の世界のあなたへ』と設定が重なるところがありますが、本作はまた全然違ったテイストのお話となっているところが本当にすごい…!!今回も時代を越えて誰かを思い続ける壮大な物語で、すでに設定的に掴まれちゃっている自分としては…

10

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

映画のようなラストシーン

矢代(受)は山道で轢いてしまった不老不死の男・司波(攻)から、「死ぬ方法を探してくれ」と頼まれます。それを承諾した矢代は司波と共に過ごすうちに不思議な夢を見るようになっていくのですが…というストーリーです。

司波と矢代がそれぞれ語るので、二人の関係がすぐに分かります。必然的に惹かれていく二人ですが、なにせ司波は不老不死。どうなるのかどうするのかというのが気になってあっという間に読んでしまいま…

6

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

二十周年おめでとうございます!

ここ最近の中原一也先生の作品て、外れが無くてどれもがツボを押した萌える作品なんです。

こちらの作品も最初から独特の雰囲気を持っていて、矢代と司波視点でお話が進むので彼等の関係が読者には何となく分かるものだから、不老不死の司波と矢代が選ぶ未来がどうなるのかと目が離せなくて、ページを捲る手が止まらないんです。

間違い無く中盤までの評価は神でした。
そして最後のシーンもとてもドラマティック…

6

求愛する魔王と異世界ヤクザ 小説

中原一也  黒田屑 

笑えた。

異世界に迷い込んでしまったヤクザが勇者となって、魔王を倒すことになり、魔導士、僧侶、王子達とパーティーを組むことになるんだけど……。

魔導士:ジンバブエまほ子という名前のゴツいオカマ
僧侶:ド音痴。
王子様:魔王様に骨抜きにされてしまい強引にくっついてきた。案外たくましいところがあるけど役には立たない。
パーティーのメンバーが、まるで闇鍋状態で笑えます。

10年前に失踪した若頭の…

0

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

余韻がハンパない…ネタバレなしで読んで欲しい!

うーん、すごい。
忘れられない作品になりました。
今まで読んだ小説の中でも、相当印象深いラスト…ここに全て持っていかれた。

不老不死の男と、その男が死ぬ方法を一緒に探す青年の物語。
悠久の時をたった一人で生きる司波の深い哀愁、過去への後悔、別れと邂逅…不老不死にまつわる様々な要素をしっかり踏襲した作品になっています。
司波の過去は悲しいですが、当時の時代背景は考慮してもいいのかもしれ…

11

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

号泣してしまった

不老不死の男と、そんな男と偶然出逢い、彼を死なせてあげたいと願う男の物語です。

もうこれ、テーマとしては重すぎるし、胸がちぎれそうに切ないんですよ。
でも同時に、めちゃくちゃ心に響く素晴らしいお話でして。
いや、それまでもボロボロ泣きつつ読み進めましたが、終盤で二人の真実が分かったとき、もう号泣しちゃって。
あまりに悲しいんですけど、同時に感動で胸がいっぱいなのです。
落とし処まです…

17

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

最後の一行の美しさに涙が溢れます

デビュー20周年の中原先生の最新作

不老不死の男と、彼が死ねる方法を一緒に探す男

過去の記憶、夢、現在が交互に語られ、パズルがはまって行くように物語の全体図が現れる

人魚、八百比丘尼なとの民俗学的資料の挿入や過去のエピソード等、またもや新しい中原先生に出逢えます

物語の始まりから纏わりつくような闇と絶望、仄かな明るさと染み入るような優しさ

すべてがラスト一行の美しさに…

14

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

萌えすぎてしんどい。

作家買い。
作家買いですが、挿絵を麻々原さんが描かれていて、発売日を心待ちにしていました。

中原さんはドシリアスなものもコミカルなものも、アンダーローなものからファンタジー要素てんこ盛りなものまで幅広く描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はシリアス寄り。そしてファンタジー要素を含む作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は矢代という青…

13

極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

思った以上に面白い

面白かった。
危険な愛の仕立て屋稼業「極道はシリーズ」は、何冊あるのか確認したら、
10冊もあった・・・。ちょっとずつ読んでみよう。

1

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

タイトルでのミスリードにハラハラさせられました!

作者買い。
今回は優しい中原さんv

ミスリードされてしまったのは私です!

どうにも先の読めない展開に、
始終ハラハラしっぱなしでした!

キースみたいな執事アンドロイド、
夢ですなv

お話は申し分ないのですが、
しかし私はどうも棗先生のイジイジ加減が
どうしても素直に同調できず……
いや、同調しすぎるからダメなのかな。
あまりにもネガティブな思考に、
読みなが…

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