中原一也さんのレビュー一覧

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

二人の魔性の男


地味な顔立ちなのに何故か男にモテモテの女性が時折いますが、それの男性版といった感じです。賢く立ち回れたらとても楽な人生だったのでしょうが、いかんせんぼんやりした性格なので、それがトラブルのもとになるばかりの気の毒な人が今回の受けです。

男に一方的に惚れられトラブルに巻き込まれてばかりの名波(受け)は一文無しになってしまい、とうとう自殺を試みるまでになりました。それを助けたのは漆喰職人の比…

9

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

受けが魔性の男なら攻めも魔性のオヤジです

電子書籍で読了。挿絵有り。

今回もオヤジスキーの期待を裏切らない中原節!
中原さんの『オヤジ』は、ひょっとしたら広い世界のどこかに一人や二人くらいは本当にいるかもしれないと思わせるリアルさを持っているんですよね。いや、いないんだけれど。ドリームなんだけれど。でも、掠っている部分があるというか、心意気さえあれば比嘉社長の様になることが可能なんですよ。比嘉は、図らずも男を惹きつけてしまう名波に…

10

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

兄sideと弟sideを合わせて読んでください

シリーズ3作目。
こちらは是非ともスピン作品と一緒に楽しんでほしい!!

兄side「愛されすぎだというけれど」
弟side「愛しているはずがない」

と分かれて、1つの事柄を視点を変えて綴られています。
兄はコミカルに、弟はシリアスに、全く違う印象でどちらも面白いです。
又、こちらでは拍子抜けするような場面が少しあって、その補完がスピンです。
2つ揃って1つの作品だと思うのでご…

0

愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

先生 vs 過去の男

ひーー(∩´///`∩)
挿絵がエロいよー!!!

ボカした真っ白tnkなのに艶っぽい///
情欲をかき立てフェロモンが出てる文章と添えるイラストの両方が素晴らしいと
白抜きなんて大した問題じゃないんだなぁとシミジミ。

今の奈良さんも好きだけど、
こうして古い作品を手に取ると昔の絵の色っぽさは神がかってるな、と思うのです。。。


さて、シリーズ2作目ですが
厄介な問題が…

1

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

男ばかりのむさ苦しさが良し!

シリーズ1作目。
初回の掴みとしては萌え不足は否めないのですが、
個人的に1作目より2作目、2作目より3作目と楽しさが増すシリーズでした。
そして何よりスピンが最高オブ最高!!!(///Д///)激萌

メインシリーズは人情派アットホーム
スピンシリーズは冷え冷えする裏社会
と、全く雰囲気は異なってても世界観が繋がっているのが味なんです。
私はスピンが好きすぎて、こちらのシリーズは…

2

愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

甘さもラブも控えめだが、萌えが滾るッッッ

『愛されすぎだというけれど』という作品を別視点で書かれた作品です。
↑では「え?そんな理由で?」と拍子抜けするコミカルさで書かれてましたが、それはあくまで表面上に過ぎず…。このスピンオフで、至るまでの経緯やその後を丁寧に書かれています。

愛されすぎ〜と同時に読んでほしい作品ではありますが、
単体で読んでも充分楽しめますのでテイストがお好みの方はメインシリーズ未読でも是非!


全く…

8

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

誰もが男惚れしてしまいそう!

“魔性の男”、えらく顔の綺麗な男というわけでもないのに
同性を惹き付けてしまう蒼司は
一方的に好意を押しつけられるばかりか、
人生を狂わせてしまう程の何かがあるらしく
そんな血筋に絶望し身投げをしようとしたところを
漆喰職人・比嘉に助けられ…。

おおー…、漆喰の壁、以前何かの番組で見たことがあったので
非常にイメージしやすく読ませていただきました!
なんというか、センスも勿論物…

3

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

一方通行の恋

設定が面白そうだなとワクワク。

【攻め息子→受け→父親(攻め)】の一方通行の恋模様。
受けと恋人になりたい息子と、それを阻止しようと必死の父親。
父親への片思いを貫くか、息子にグラリと傾くか受けは悩み。

ドタバタのラブコメ感と片思いの切なさもあって一気に読みました。

ただ、
個人的に萌えたか・萌えないかで言ったら萌えなかった。
息子に傾きかける受けの性格が合いませんでした…

5

「妖精ハンター×DT~四十歳童貞男の逆襲~」出版社共通SSペーパー 特典

ワンコのしつけ?

文庫は帯がかかっていたので、こちらのペーパーで阿久津が蜘蛛の巣の上に座っているんだな、と初めて気が付きました。うっすらと阿久津が地面に写っているのも細やかで良いなと思います。(表紙で気が付けよという話ですが、A5サイズだと見やすくていいですね!)

ペーパーの内容は、本編のその後。翅が生えるようになって十回以上というので、結構時間が経っているようです。

それなのに、恋人同士だというのに、…

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妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

表紙とタイトルのインパクトがすごかった

中原先生の作品はもともと好きなのですが、今回はまずタイトルにどうした?!と驚いて、表紙イラストでぐわっと掴まれました。

腕時計、スーツ、たばこ、といういかにも働くオヤジの背中に羽根というのが良かったです。あと小説で主人公のみの表紙って自分には珍しかったので。挿し絵では、メガネをかけた阿久津と弁当持ちの犬山が好きです。

こんなイケメンオヤジがどうしてDTに?!と思っていたら、妖精にはなり…

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