中原一也さんのレビュー一覧

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

中原一也らしい作品

熱血漢のジャーナリストと、世の中に見捨てられた少年、
割に古典的なテーマではあるんだが…。
中原作品には、社会の底辺に生きる人びとを書きだすには定評があるわけですが、
そういう人びとを決してしめっぽくなく、淡々と描いているところに好感が持てます。

このテのストーリーは英田サキにもありそうな感じではありますが、
英田サキよりも泥臭く、かつ、ときどき不器用ゆえの優しさのにじみ出ている人が…

1

仁義なき課外授業 小説

中原一也  新藤まゆり 

定時制高校というのは初めてでした

攻め様と受け様のキャラの説明を見て、攻め様が現役のヤクザの若頭で定時制高校の生徒??どうなってるの?と興味を惹かれて読んだ作品です。
中原さんの作品(特に裏社会モノ)は結構好きなので期待したんですが、他の作品と比べると萌え度がちょっと足りないという感想だったので、評価厳し目にしましたが萌よりの中立ということにしました。

攻め様のオヤジだけど男前な所も、受け様の強気で頑張り屋さんな所も、攻め…

3

不埒な狂犬の手懐け方 コミック

中原一也  山葵マグロ 

読んだあとは考えさせられた

婚約者がいた院長の孫娘に手を出して病院にいられなくなった男。麻生。

この事が病院外にも知れ渡ると
働かせてもらえるところがない。

今後の行く先を考えながら訪れた場所は闇医者まがいなことをしている場所。

そこには色んな理由で他の病院には行けない人が運び込まれてくる。

そこをよく利用している男が
黒崎。

違法のカジノバーを経営している。ヤクザと関係をしていないがために…

2

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

スリリングでドキドキさせられる

恋愛のドキドキとは違うけれど、犯罪に立ち向かう潜入捜査官、西沖の
静かなる情熱と懺悔を感じさせる硬派な刑事モノで読み応えありました。

読みはじめの序盤まではカジノディーラー西沖と所轄の刑事のダークな、いばら道かと
思ったりもしました、プロローグでホテル内で遺体が発見され、
序盤の流れで西沖が自分が殺したと独白めいたセリフがあり、西沖の職場である
カジノに所轄の刑事で上から押えられても…

5

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

暖のあるハードボイルド

カジノが合法化された日本、というパラレルワールドが舞台のハードボイルドなお話。
カジノを利用した資金洗浄等の政治家の不正を暴くため
ディーラーとしてカジノに潜入する捜査官・西沖と、
カジノで起きた自殺事件を単独で追う刑事・鵜飼が、
共に命を危険に晒し、協力し惹かれ合いながら事件を追っていきます。


鵜飼は、猫背・無精ひげ・ボサボサ頭のアウトロー刑事。
かなりデジャブな外見なのです…

10

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

力に立ち向かう男たち

舞台はカジノ特区というものが作られた日本という想定のパラレルワールド。
そこで孤独な戦いをしている男たちの姿が描かれました。
相手が「権力」という力を手にしている者たちな為、彼等は報われるのだろうか?と
自己を犠牲にしてまで突き進む主人公の姿もあり、そのラスト展開まで目が離せない物語でありました。

カジノ特区のあるホテルで起きたある男の自殺。
このカジノの敏腕ディーラー西沖は実はこの…

8

月下の秘めごと 小説

中原一也  有馬かつみ 

中国もの!

最近まで時代物BL(近代除く&国内外問わず)って読んだことなかったです。
初しかも中国もの、さらに中原一也様。

雑味のないラブラブストーリーっていうのが印象です。
ファンタジー入っていると言ってもいいのかな?ファンタジーの使い方まちがってないか心配ですが。
活劇って感じで楽しかったです。中国ものの楽しみ方も少し覚えた気もするのでさらに手を広げたいですな。
皇子様相手だけに跡目相続のこ…

0

淫猥なランプ 小説

中原一也  立石涼 

変わり種アラブ。おとなしい受け・ワイルドなセクハラ親父攻め。

設定が変わっているので期待して読んでみたのですが、残念ながらあまり合いませんでした。
受けがジャストな好みではないため、のめり込むことができなかったというのもあってか、普通よりもいろいろアラが気になってしまいました。そもそも、作者さんの文体も合わなかったように思えます。。

まず、キャラクターの容姿や性格の描写にしょっぱなから1ページほど費やすというところが受け入れられませんでした。そういう…

7

ろくでなし 小説

中原一也  和鐵屋匠 

フェロモンオヤジ攻はやっぱり良かった‼

『あばずれ』のスピンオフ。
今回も、ちょっとおバカ系カップル達の、昭和の香りがしてきそうな大家族ものといった感じでしょうか!

その中でも光る惣流家の父!
この人の、雄フェロモンだだ漏れさは、オヤジスキーには溜まりませんでした。
惣流家から3人もホモが出てしまいました(笑)
こういう流れも許せてしまう、好きものな私には美味しい展開です(笑)

『あばずれ』の時から、最初は絵柄の雰囲…

1

あばずれ 小説

中原一也  和鐵屋匠 

オヤジの香りはうすかったけど…腹黒変態王子良かったです‼

コミカルでテンポがいい作品なので楽しめました。
ただ、じっくり読みたい方にはイマイチかも⁉
あとがきにもありましたけど、結構、ごちゃっとざっくりみたいな感じのお話なので、余り細かいところは気にしないで、読み手もざっくり読むと…面白くて、スラスラ読めちゃうと思います。

狡猾な王子様&弁護士•上月 × 美貌を盾にしたたかに生きる、あばずれ子羊•陸の年上攻めガチンコラブバトル‼

陸は、大…

1
PAGE TOP