中原一也さんのレビュー一覧

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

積読

だったのですが、読了しました。半分でいったん終わり、続きが後半からという構成になっていて、半分まで読んでいて放置していましたが読み終えました。ですがすべていっぺんに読むとなると少し間延びするというか、じれったい展開になるので、やはり二本組みという感じで分けて読み進めるのがいいかもしれないと思いました。
ラストはもしや望月は刺されて死んでしまったのかというようなニュアンスにもとれてしまって、しかし…

1

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

かりそめの永遠の楽園から「いってらっしゃい!」

『愛とは溢れるものだから』ではないかと思います。

口絵でヤラれました、着地点が判明しちゃいましたよ…まぁ、わかっちゃいましたけれどね(笑)

最終巻となる今作は斑目の卒業を巡る坂下の恋情を軸に前巻から続く生活保護の不正受給とドヤ街の労働者への偏見による事件が微妙に絡んだ筋となっています。
坂下自身を含んだ彼の周囲は静かに、しかし大きく揺さぶられます。

これまで周囲の人の為に街に起きた事件の裏を…

7

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

お別れしたくない

大好きなシリーズの完結編、この魅力的なキャラたちが活躍する作品が
終を迎えるのかと思うと感慨深いと言うより寂しすぎると思ってしまう。
双葉が街を卒業した時も寂しいと思っていたけれど、班目の卒業はかなりクル。

最後の最後でも、坂下の苦難は続くし、こんな坂下を一人になんて出来ないと
一読者ながら心配していたのですが、やはり街にはなくてはならない坂下、
落ち込み裏切られ傷つけられて凹んでし…

11

最高の一日 『愛とは与えるものだから』書き下ろしSSペーパー 特典

パパになった日

題名が『最高の一日』ってあるので、思わず坂下&斑目の再会の濃厚な一日かと、ちと期待しておったのですが・・・
でも、別の意味で最高の一日です!!
そうだよね、坂下&斑目の最高の一日が、こんなペーパーで収まるはずないもんね(双葉スマンw)

ということで、洋のパパとしての双葉奮戦記であります♪
洋と釣りに行くはずだったのに、釣りに興味のある洋の園の子供たちがいたために彼等も一緒に来ることにな…

4

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

二人の未来に幸あれ!

シリーズ完結しました!!
現在のBLなるものに足を突っ込んだ時、初めて ”オヤジ萌え” を自分に教えてくれた作品。
今でも一番萌える ”オヤジ攻め” の理想の存在である斑目です。
下ネタ発言で坂下をからかい、でも、いっぱいの愛情で影になり日向になり坂下を支え
坂下の医師としてのあり方から自らも過去をぬぐい去り、そしてとうとう迎えるドヤ街からの卒業の選択。

わかっていました。
いつか…

9

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

二人の未来を応援したい

「愛してないと云ってくれ」シリーズ6冊目にて完結編。

相変わらずの楽しい下ネタもあったけれど、笑いよりも
切なくも優しくしっとりとした、最後に相応しい面白さの一冊だった。


前巻での事件を受けて、マスコミからパッシングされ
経済的にも精神的にも苦境に立たされる坂下の診療所。
さらには立ち聞きしてしまった久住と斑目の話に苦悩する坂下。
斑目の為を思うならば、ここから卒業して貰わ…

8

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

未来のために

ついに完結です。

前半、班目たちのいつもの下ネタに笑いつつも
(俺のエキゾチ~ック・ジャペーン!が特にツボw)
もうこんなやり取りも見納めなんだな~と、坂下と一緒に切ない気持ちになりました。


班目と坂下の葛藤と、決断。
それは、20年後、30年後も一緒にいるつもりだからこそ
相手に悔いが残らないようにしてあげたい、という深い愛情あっての選択です。

別れの日の前夜、甘く…

8

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

納得の大団円。

こんなに切実に真直ぐに生きる事を真摯に描いた会心の作品です。坂下(受)と斑目(攻)がお互いに影響を受けて、共に成長を遂げる姿に胸熱です。blって騎士(ナイト)や王子様みたいな(攻)に健気で一途で劣悪な環境で頑張ってる(受)と言うようなテンプレも良いですが、敢えて厳しい環境に身を置き弱きを助ける為に果敢に立ち向かう(受)に過去の栄光を捨て去った助平オヤジ(攻)も規格外ですがとても魅力的です。坂下先…

4

最高の一日 『愛とは与えるものだから』書き下ろしSSペーパー 特典

愛おしい親子。

本を開いて、まずカラー口絵に目がいって、
その後にこのペーパーの「最高の一日」というタイトルを見たので、
離れ離れになった斑目と坂下が、久しぶり会う一日の話とかかな~と。
それって、最高というより、切なくないか?と勝手に想像を巡らしたのですが、
読んでみたら、坂下や斑目ではなく、双葉にとっての最高の一日の話でした。
勝手に想像はダメですねぇ…(-_-;)
(坂下と斑目のその後は、全サの…

3

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

切なさも満足度も、大!

「愛してないと云ってくれ」シリーズ、堂々の完結。

坂下と斑目の葛藤と心情の変化が、とてもとても丁寧に綴られた1冊でした。
読んでいて、すごく切なくて苦しかったのですが、とにかく読み応えがありました。
そして、明るいエンディングにはとても満足!!
いつまでもこのシリーズを、我が家の本棚に並べておきたいと思います。


今回の最初のカラーの口絵は、いつものようにエッチシーンでは…

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