中村明日美子さんのレビュー一覧

非BL作品

おはよう楽園くん(仮) コミック

中村明日美子 

ゆるキャラ!?

清廉さと妖艶さの共存!!

瑞々しくって可愛くて可愛くて、伏せ目や挑戦的な目は色っぽく、真ん丸な時は可愛さや茶目っ気があり、表情豊かで、それをこちらに向けてるので、よりグッときます。最初は独り言?楽園くんに話しかけてるのはナレーション?あ、友人と対話してる!と、少しづつ見せ方が変化していくのや、友人視点で楽園くんに触れるのが面かったです。この友人との距離感も淡泊なのに特別で、ほんわか、ドキドキ…

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薫りの継承 下 コミック

中村明日美子 

明日美子先生だから

かつて通しで読んだはずなのに、なんだか展開を忘れているところがありました。上のレビューで「よくある話」と言っちゃってますが、ラストがまた「よくあるラスト」で…こうするしか話は落ちないけれど、それは逃げだよなとも思うし、これぞ様式美でもある。これで竹蔵が女だったら自分は歯牙にも掛けないであろう作品なのに色々とぐだぐだ思えるのは明日美子先生の本だからです。展開を忘れていたのは自分好みじゃないからなんで…

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薫りの継承 上 コミック

中村明日美子 

電子書籍の上下セット版で読んでます。
単行本未収録カット付き…というのは明日美子先生デビュー15周年記念の要の一枚イラストです。

ザ官能の作品。ストーリーはまぁ徹頭徹尾よくある話なんですけど、よくある話であっても神作品にできるのが真の神作家ってわけで。明日美子先生の絵柄と余白と目力の勝利。よくある話と言いつつも、要ポジションの存在は珍しい気がする。子どもにあの役回りを任せるのは、テレビドラ…

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非BL作品

コゴロシムラ 小説

木原音瀬  中村明日美子 

ホラーじないよ

タイトルと明日美子先生の雰囲気ある表紙で読むの躊躇っていました。
文庫化で先生の、怖くないです、のコメントに引かれ読み始めたら面白いのなんの!!

木原作品は心に痛いところがある登場人物が、まま出てきます。それの料理の仕方が見事で読後なんとも言えない味が舌に残ります。
今作も、体に欠損のある兄弟が、、、となると差別とか偏見とかのテーマしか凡人の私には思い浮かびません。
カメラマンで、兄弟…

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空と原 コミック

中村明日美子 

ハラセン!!!!!

本編の順番は間違えなかったのに、こちらの前にOB読んでしまい、あれ?と気づいて慌てて探しました!

ハラセン~~~~~!カッコいいじゃないか!可愛いじゃないの!おじさんにキュンキュンしちゃいました。やるせなさが切ない。ソラノも懐広くて踏み込み方がすごく良い!出会えて良かったねと胸いっぱい。

本編で食えない大人感、満載。でも憎めないハラセンの恋する面が見れたのがとても良かった!!漢気あって…

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卒業アルバム 増補版 コミック

中村明日美子 

紙が良い

同級生のいろいろが詰まっててとてもとても素晴らしかったです!!

何が良いって、同級生、卒業生の名場面の佐条目線が!キューーーーーンです!!初恋の話とか、もうエピソード全部にもだえる。草壁も佐条も耳元で大事なこと言うの反則!!!こっちも赤面するわって、あらゆるシーンで悶え倒しました!!

ただ、電子(ひかり)で読んだら潰れて読めなかった文字があって残念(過去のペーパー類)。紙で改めて隅から…

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非BL作品

新装版2週間のアバンチュール 中村明日美子コレクションⅧ コミック

中村明日美子 

その瞳は世界をどう見ているのか

◆2週間のアバンチュール(表題作)
 こういう女子は中村先生にしか描けないだろうなぁと。見た目は地味な優等生、でも中身は周りの同い年の女子達よりもずっと大人びていて、行動は大胆で。その行動の理由を辿っていくと、ちょっとした悪戯心や好奇心であったりして、やっぱり子供は子供なのかとも思う。彼女は同性の他人を介して、女である自分を理解しようとしているのかもとも受け取れました。周りには迷惑極まりない話で…

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非BL作品

新装版Jの総て(1) 中村明日美子コレクションⅣ コミック

中村明日美子 

3巻分とばら色~を読んで

読む順番を間違えました。

「ばら色の頬のころ」を先に読んでいて、モーガンとポールの関係性にヒリヒリ萌え萌え完全なモーガン派になっていたところで、お話が未来に飛んだので、これは「Jの総て」読まな繋がらんと気づき、「ばら色~」を中断して読んでみたもののモーガンに肩入れしすぎて、ボールとJを応援しきれませんでした…

私らしく生きたいってJの生き様やJを受け入れるって強い気持ちのポールにはグッ…

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非BL作品

ウツボラ 2 (完) コミック

中村明日美子 

1人の人間への純粋な執着

 最後まで勢いを失わずに読者をミステリーの渦に引き込んでくれた作品でした。やはり己の命を削りながら物を書く職業というのは、どこか鬼気迫るというか、常に死と隣り合わせにあるようなものなのだなぁと改めて感じました。藤乃朱は溝呂木に対して恨みは微塵も持っていなかったのですね。彼女の溝呂木に対する感情の複雑さ、慕情の純粋さはまさに創作のキャラクターにもってこいなのではないでしょうか。1人の女性にここまで想…

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非BL作品

ウツボラ 1 コミック

中村明日美子 

作家の人生は魅惑的

 少なくともこの1巻ではBL要素は皆無ですが、せっかく作品登録されているようなのでこちらに感想を投稿します。サスペンス要素が強いけれど、ホラーが苦手でも難なく読める程度かと。謎の双子姉妹に囚われる作家・溝呂木。礼儀正しいお堅い彼の抱える秘密。少女達の瞳に映るのはただの執着や好奇心なのか、一緒に堕ちたいという欲求なのか、憎悪は一片もないのかとても気になります。一方で、翻弄される溝呂木も、抱えているの…

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