奈良千春さんのレビュー一覧

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

兄サイドの変化に萌え(∩´///`∩)

シリーズ4作目にして、一番萌えました!

「新宿退屈男」としては3冊目になります。が。
(先のレビュアーさまと被ってしまいますが)スピンの「隷属の国」を読んでからだと尚良しです◎

このシリーズはベースがコメディなのでツッコミどころは多々ありますが、
今作は兄弟愛と兄カプの変化に涙腺が緩みました(;ω;)

弟サイドのメインカプは出会った頃から2人の関係に変化はなく、
なし崩しの…

1

薔薇の血族 小説

夜光花  奈良千春 

レヴィンとラウル、二人とも幸せになってほしい

薔薇シリーズ2作目。
少しずつ、啓の両親のことも判ってきました。
まだ何かありそうで気になりますが。

そして啓は、自分に課せられた使命の大きさにまだ気持ちも体も追いついていない感じです。
そんな啓を支える面々は頼もしいですね。
レヴィンとラウルについては、どちらも魅力的なので二人の間で悩む啓の気持ちがよくわかります。
こりゃ選べない!!

多少強引だったとはいえ、2人ともとやっ…

4

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

切なさと漫才、絶妙なバランスで

人の死が関わるお話なので、読み終わった後寂しくなったら嫌だなと思っていたのですが、切ない中にお笑いの要素があったり、出てくる人達が色々な事を乗り越えていくので、最後はよかったねと思えました。方言BLいいですね。奈良さんのイラスト、表紙も好きです。

1

赫蜥蜴の閨 小説

沙野風結子  奈良千春 

ガチ極道BLの傑作!

シリーズ最終巻。
前作『蛇淫の禊』にヒールとして登場した熾津組若頭・臣の話です。

あらすじ:
高柳商事の大阪支社長・光己(受け・31歳)は、妻の不倫をネタに熾津組若頭の臣(攻め・36歳)に脅され、彼と関係を持つようになり…

光己はイギリス人の血を引くクオーターで、身長180センチ強のガタイの持ち主。
高柳商事の後継者で、妻は官僚の娘で…と一見完璧なエリートですが、実はなかなかの苦…

9

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

対照的な男たちの交わらない心

新宿退屈男スピンオフ作品。
シリーズ順で言えば3作目です。

シリーズを読んでいなくても単体で読めます。
ただし、シリーズの一角ゆえに"兄サイドでは何が起きてたか"を淡々とつづらた内容。
起承転結の「起」のみで、攻めと受けの関係に進展や盛り上がりはありません。
シリーズを盛り上げるための1冊という立ち位置の1冊です。


【香港マフィアのボス×ペットにされた元…

2

新宿退屈男~快楽の祭典~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

ラブの芽生え?

新宿退屈男シリーズ2作目。

野球ユニフォーム(上半身裸だけどw)を着てる表紙が新鮮です(﹡´◡`﹡ )
(でも野球は直接な内容に関係ないけどw)

1人はバットを片手に、もう1人は銃を片手に。
なんとなくコミカル風な表紙のイメージ通り、
マフィアが絡むお話だけど2作目もゆるっと楽しめました。

今巻の内容は1作目で匂わせてた通り
大筋はユキちゃん(受け)の兄の行方を追う形なの…

0

新宿退屈男―欲望の法則 小説

愁堂れな  奈良千春 

攻め受けの組み合わせが良かった

新宿退屈男シリーズ1作目。

大きな花模様が入った緋襦袢が似合ってしまう男が攻めという設定で
襦袢をまとった絡みの挿絵がすっごく色っぽくて眼福でした(∩´///`∩)
女物を難なく着こなしてしまう(でも女には見えない)男の色気って良いですねぇ。


【超マイペースで常にニコニコしながら人を食ったような態度の攻め×頭に血が上りやすく考えるより反射で動く刑事受け】

刑事である受けは…

2

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

魂の再生物語(この一言に尽きる!!!)

いや───…。なんでもっと早く読めなかったかな自分……。
第3回花丸WEB新人大賞受賞とのことでかなり納得です。
おめでとうございました!!
もうね、綱を持った瞬間から勝負は決まってたと言っても過言ではないくらい
ぐいぐいぐいぐい持ってかれるわけですよ。
オーエス!オーエス!!の掛け声も虚しいほどに。
(すみません、綱引きは全く作品と関係ありません)

付き合いの長い漫才師の相方・…

7

薔薇の刻印 小説

夜光花  奈良千春 

続きが気になる

薔薇シリーズ1作目。

前から気になっていたのですが、ようやく読むことができました。
面白すぎる。
もっと早く読めばよかったです。

普通の高校生として生活していた啓は、大事な使命を背負った特別な存在でした。
18歳の誕生日を目前に啓の環境が大きく揺らぎ始めます。
啓を育ててくれた血のつながらない家族、遠くから見守り危機から助けてくれるレヴィン。
啓の守護者となったラウル。

3

君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

色が溢れる

ラヴァーズ文庫にこのカラフルな表紙。
初読み作家さんですが、興味を引かれて購入して正解でした。
モノクロにしか色が判別できないミュージシャン×トラウマ持ちのお絵かき教室の先生という、ちょっと変わった組み合わせです。

不安定な年下攻+不安定なトラウマ受=どろどろどす黒いずっしり重い展開

かと思いきや、意外や意外、重くなりすぎず、ライトになりすぎない、非常にバランスの良い読み口で最後ま…

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