日高ショーコさんのレビュー一覧

憂鬱な朝 4 コミック

日高ショーコ 

早く穏やかな時間を過ごせる2人を見たい

 互いを思いやるあまり暁人も桂木も極端な行動に出ることによって、物語の方向性が二転三転する4巻。暁人は桂木の積年の目的を果たすため、自分が隠居し桂木を久世家当主に据え置くことが最善だと考え、森山侯爵を脅迫してまでその根回しに奔走します。最大の目的は桂木のためですが、彼は自分が当主の器ではないとも感じています。家格を軽視し恋に溺れている自分では、臣下や領民が不安になる、と。一方、その画策を知ってしま…

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憂鬱な朝 3 コミック

日高ショーコ 

暁人の想いはちゃんと通じている

 今まで桂木に任せていたことにもどんどん暁人が裁量権を持つようになり、暁人は既に桂木とほぼ互角の才覚を見せていました。別に彼は桂木から何か奪いたいわけではなく、そこにあるのは昔から変わらず、ただ桂木に認められるだけの人間になりたい、彼と一緒にいられる人間でありたいという純粋な気持ちだけなのです。桂木と同様に抜け目ない根回しをするようになっても、彼の本質が変わることはないんですね。

 雨宮と桂…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

是非読んで欲しいです!!

終わってしまいました…はぁ、終わってしまいましたね。
毎度のことながら8巻を手にして、既刊ぜんぶ引っ張り出して読み返しました。早く続きが読みたいはずなのに、その時間さえ至福に感じられる本は数える程しか知りません。

本当によく話が作り込まれていて、原作と作画の二人体制ならではの完成度でした。
本当に良く練られたお話で、まだ読んだことのない方にはまっさらな状態で読んで欲しいのでネタバレ的なこ…

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憂鬱な朝 2 コミック

日高ショーコ 

桂木の脆さも露呈した2巻

 1巻では明らかに桂木の方が優位で何を考えているのか分からない印象でしたが、2巻では暁人も堂々とした態度を見せるようになり、彼も彼で何を考えているのか分からない時がありました。きっと2人はまだ本質的には子供とそう変わらないはず。でも、桂木が一貫して頑なな態度を崩さず先代との約束にこだわっているから、暁人も家督にこだわらないわけにはいかない。無意識の内に2人はお互いとても無理をしている状態にあるよう…

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憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

突然人生が変わった者同士、今後どう歩み寄るのか気になる

 日高先生の無駄のない美しい絵と、華族という身分が幅を利かせていた時代の重厚な雰囲気がとてもマッチしていました。子爵だった父が亡くなり、10歳という若さにして襲爵した主人公の暁人。何もかも任せれば良いと彼に与えられた家令である桂木は、私情を挟むことを一切許さず、徹底的に厳しく暁人を教育します。桂木に認められたい一心で努力しても、彼が暁人を穏やかな目で見てくれることはありません。なぜなら桂木は、なか…

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非BL作品

日に流れて橋に行く 1 コミック

日高ショーコ 

まだまだ謎だらけ、長い話になりそう!

非BLだけどわくわくします!
明治大正昭和初期などの日本がどんどん変わっていく、西洋化したりする時代のお話を読むのはわくわくします。

これがBLだったらなあ。

三年ぶりの英国帰りの虎三郎がお店「三つ星」を変えようと意気揚々としてるのとは対照的にお店の皆は冷ややかで、いくらお店が傾いても態勢を変えようとしません。

長男の存寅も謎です。虎三郎が英国に行ってから何があったのか。新しい…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

唯一無二の作品

私に悶えるという感情を与え続けてくれた作品が遂に完結…!!
日高先生10年間大変お疲れ様でした!そして、こんなに素晴らしい物語を、本当にありがとうございました!
最終巻をやっと読み数日経ち、想いが抑えきれず、初レビューさせて頂きます。

私は4巻発売少し前から憂鬱な朝を読み始め、約6年間この作品を追いかけてきました。3巻まで一気に読んだ当時、時代背景やお家騒動もがっつり話に絡み、憂鬱感溢れ…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

光り輝く朝。堂々の完結編‼︎そして、これでさようなら。(涙)

終わってしまうのが、本当に嫌で…。読んで仕舞えば、終わってしまうので。買ったはいいものの、読むのを躊躇っていました。私が読まなければ、いつまでも終わらないのだと思ってみたり。また、その終結にガッカリさせられるのではないかと、恐ろしくもあったのです。それほど、この物語は特別でした。これまで、じっくりと読み込んで来たと自負している読者のひとりとしては、やはり全てが想定内だったと申し上げるほかありません…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

他に類をみない名作中の名作です!!

連載から10年…長いようであっという間に過ぎて、いや…長い10年でしたね。日高ショーコ先生本当にお疲れさまでした!!そして、何より心から感謝申し上げます。こんなきれいで素敵な世界、私は知りませんでした。

8巻というBL作品の中では長い巻数で、時代は明治…現代とは違う制度や価値観の中ですすむ内容には正直難しさもあり、なかなか意図や考えがわからずに、何度か読み返して理解することもありました。言葉…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

全部完璧です。ありがとうございます。

この作品に出会えて幸せです。

2人とも強くて男らしいのが大好きです。
遺言書を託して旅立つ暁人と、旅券を渡されてなお付いては行かない桂木。
まさに夫婦の中に男が2人、リーダーが2人と言う感じ。
守り守られる関係、また主人と従者の関係ではなく
肩を並べて歩く関係。これが2人の苦悩と努力によって
達成されたのだと思うと本当に感慨深いです。

ハピエンで良かった!
えっちしてる時に…

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