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柏枝真郷 如月七生
こにしそる
ネタバレ
35歳の探偵×大学院生の助手という組み合わせであるDESPERADOシリーズ。 今回は主人公・クラークの過去に関わる事件のお話です。 7年前、相棒が殺されクラークが刑事を辞めるきっかけとなった殺人事件。迷宮入りになっていたその事件と同じ手口の殺人が再び起こり、7年前の事件の真相を明かすべくクラークは調査に乗り出します。 今まで何度か作中で語られていたクラークの過去なので、何とかケリが…
柏枝真郷 ひたき
70年代アメリカを舞台にした探偵×助手のストーリーである、DESPERADOシリーズの新装版として発売されたものですが、お蔵入りになっていた作品らしく、時系列は既刊の作品の中では一番最初にあたります。 短編集なのでここから読んでも分からなくはないと思います。 相変わらず事件に重点を置いたお話なですが、この巻はいつにも増して糖度は低めな印象を受けました。 いつもは事件を追う展開が面白くて、…
DESPERADOシリーズの5冊目。 舞台は1970年代後半のアメリカを想定したスラム街。 前回のラストでクラークとアンソニーは離れますが、あれから2年経って、アンソニーは大学を卒業し、今は大学院生になっている設定です。 今回のお話も面白かった!相変わらずヒマな私立探偵のクラークは、いなくなった猫探しやら、無くなったノート探しやら、世間的には大したことのない事件に首をつっこむ羽目にな…
もはや何のジャンルを読んでるのか分からなくなるくらい、普通に推理小説として楽しんでしまいました。 今回は犯人が最初から分かっている時点で今までの事件とはちょっと違い、その犯人にクラークが近づいたり離れたり…そいつが犯人なのよ~と見てるこっちはハラハラするし文章力と構成力が高いので本当にBL抜きにしても最後までいっき読みしてしまう面白さです。 何とか別れの山場を乗り越えたクラークとアンソ…
柏枝真郷
「鎖」や「足かせ」といったものがテーマのシリーズ3冊目。 前回の事件で怪我を負い入院したアンソニーを毎日見舞うクラークですが、前回から引きずっているわかだまりが解消しないまま、病室でもよそよそしく触れ合うこともしない2人。 一冊目ではあんなにいちゃいちゃとしていたのに、そんな気配が微塵もなく見ていてももの悲しいです。 前作と違う箇所はクラークも考え方を変えたことでしょうか。クラークを…
DESPERADOシリーズとして出版されたものの2冊目にあたります。 前作を読んでからの方がわかりやすいかと思います。 まだBLなんて言葉が一般的でなかった頃に書かれたのもでしょうが、明らかにここ数年出ている明るさや萌えに満ちたBLとは一線を引いた作品。 なんというか、クラークとアンソニーの愛が重い…。 恋愛は恋愛でこれでもかというほど深く描かれているのに、それとは別でメインとなる…
一昔前を彷彿させるNYのスラム街が舞台。 さえない探偵クラークと美貌の助手アンソニーが事件を解決していく本格派の推理モノです。 「AS TIME GOES BY」「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」の2作品入っていますが、もともとはハードカバーで刊行されたものだそう。93年刊だそうなのでけっこう昔ですね…。現在未収録作品含む何作かが新装版で出てるみたいですが、もともとこの…
ココナッツ
小説『JUNE』に掲載された作品。 なんとも設定がJUNEらしいと言いますか。 そしてエロのエの字もない(笑 あ、個人的にはですよ。 そういうシーンはあります、遠慮がちにですが。 そんな遠慮しないで良いのに… ********************* 篤史は子供の頃から自覚のあったゲイで自殺を繰り返す(現在19回目)、29歳の受け。 流れ流れて、現在は遼一郎専属イラストレータ…
橘盾
初・柏枝真郷作品です。 受けが主人公。29才の美大出のキレイなゲイ青年。 自殺未遂を繰り返している。 自殺する理由はいろいろだが、その芯は自分が許せないから。 攻めは、古い洋館に住む美紳士・40才。 死体描写を延々と綴るのが好きなミステリー作家で、サド、ゲイ。 その2人の周りで起こる妙な事件を、推理やひょんなことから解決していく作り。 これは好きなタイプだ―と思いました! …
marun
クラークとアンソニー、二人の物語の第3弾も、複雑に絡み合う人間がテーマ。 事件の陰に切なく哀しく愚かしい程の思いが隠れてる、そんなストーリーでした。 そしてお馴染みの主役の二人、暮らし始めて1年が経過している恋人同士だけど やっぱり互いに過去を未だに忘れていない事が、忘れると言うよりこだわりとして 残っているが、今回はそんな思いが表層に現れるような展開で切なかったです。 アンソニーは…