妃川螢さんのレビュー一覧

恋の孵化音 -Love Recipe- 小説

妃川螢  かんべあきら 

美味しい恋愛

管理栄養士の直生が一緒に仕事する事になったのが元医師で医療コンサルタントの高澤。仕事はできるが典型的な医者の不養生で、直生の信念を理解してもらう為に毎朝彼にスムージーを作り‥ってお話。酷いアレルギーを克服した直生が自分の信念持ってて、高澤の食生活改善してく内にほのかに芽生える恋心が可愛い。逆に高澤は中々強引で、する事しちゃって喜ぶ高澤と戸惑う直生のギャップも面白かった。
更に認識の違いも出てくる…

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プレイヤーズ・コネクション 小説

妃川螢  雨澄ノカ 

肝心の言葉は言わないくせに(ㆀ˘・з・˘)

こちら、スピンオフ作品になるんですね。
作中にこれはまもしや、と思える2人が出てきてましたけど、案の定って感じ。
でも、このお話だけでも、全く問題なく読めました。


受け様は、鑑識の加山。
攻め様は捜査一課の神野。
同期であり、お互いに認めあった刑事であり、セフレでもある。

基本的に加山視点なので、加山の方は神野の事が好きなのは分かるし、神野だって加山の事、好きだよな、という…

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誑惑の檻~黒皇の花嫁~ 小説

妃川螢  みずかねりょう 

マフィアものなのに甘い

もう、タイトルそのまま。
チャイニーズマフィアものなのに、最初からずっと甘いんですよ。

ロリとかショタとか、いわゆるそういう性癖持ち疑惑のある嵩原は、受けの凛からしたら、たぶん20歳ぐらい年上の男で、出会いからして不穏な空気を纏っているんですね。

この嵩原、最初は追手から凛を救い、保護します。
優しく世話を焼かれ、徐々に嵩原に惹かれていく凛。
やがて助けられただけでなく、軟禁され…

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誑惑の檻~黒皇の花嫁~ 小説

妃川螢  みずかねりょう 

古い作品だけど、面白かった。

古さを感じない内容だった。
残念なのは、脱字が多い・・それだけ勢いを持って書き上げたってことなんだろうけど、
単行本から文庫化をするときに、直したら良かったのに。

大陸マフィアのトップ、黒帝と紅帝を父に持つ10才の男女の双子、
双子の兄が自ら父を守ってくれたら、生涯一緒に居ると交換条件を出す。
でも、その翌年に父の紅帝は部下に暗殺
息を引き取る間際に父親は「我が宝は双子にあり」と言…

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禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

本当は「神」評価/朝南先生挿画

随分前に購入して、読後レビューしていなかったので、再読。

この小説は、かなり古い作品を、文庫に再発刊したもの。
多分連邦時代のロシアが舞台。

両親に似ていない咲人は、不義の子だとネグレクトされて育つ。
結果を出してこいと、父親にロシア支社に飛ばされて、
地下組織のトップ・アランに気に入られて愛人になる。
色々在って、アランと二人で国外脱出、自分を愛してくれる人と暮らす咲人。

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「王と剣ーマリアヴェールの刺客ー」初回限定特別ショートストーリーペーパー 特典

色ボケアレクと逃げるイオ

温室でのニコラスとイリヤのお茶の時間に割り込むイオ。イリヤはお腹も大きくて彼女のためにハーブティーを淹れるニコラスと幸せそう。

イオはアレクと過ごすのがどうにも照れて薔薇園や温室やら逃げ回ってて。
二人きりになるとアレクは甘い空気を出してきて…。慣れてないイオはいたたまれなく逃げ出すのの繰り返し。

そこへアレクが現れて…。
ニコラスに生まれた子供を王位につかせ摂政をすればよい。自分…

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王と剣 ーマリアヴェールの刺客ー 小説

妃川螢  みずかねりょう 

イオが悲観的すぎて

なぜ会話で解決しようとしない?
素直に本人にたずねてれば全て解決したのでは?

イオが悲観的で。複雑な生まれで翻弄されて仕方ないのですが。妹はイオが守ってるつもりで全然自分の好きなようにやってて。イオだけが一人全てを背負おうとしてて。

王の剣。良い言葉ですね。まさかのラスト!
死ぬ覚悟でいたのに、あれれ?と。

アレクが何枚も上手ですね、剣も口も。
剣の手合わせのはずがあれよあ…

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娼館のアリス 小説

妃川螢  高峰顕 

あざとさが無い

ドジっこ受けって好きじやないんですよ。
あざとい感じがして、応援する気がなくなるんです。
でも、この作品の受け、瑠璃はドジっこなのに可愛かった。
幸せにおなり、って背中を押してあげたくなりました。

中学生の時に父親を亡くし、母の看病を続ける瑠璃は篤志家の娼館オーナーに拾われます。
さまざまな教育を受けながら、娼館内で育ち、館の決まりとして、18歳になったら自分の将来を自分で決めなけれ…

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ヤクザに嫁入り 小説

妃川螢  麻生海 

え?ヤクザなの!?

2016年刊。
麻生さんの挿絵も見たくて敢えて紙書籍を取り寄せた。
主役の二人だけでなく、今回の話にがっつり係わってくる幼い双子達も可愛く描かれていたのは満足だが、欲を言えば攻め・烏城の側近である羽佐間も挿絵で見たかったな。
どんな強面が幼い子供達にはデレて保父さん化しているんだってギャップにニヤニヤしたかった。

攻め受けがヤクザ×刑事とはいえ、話全体があらすじから想像した以上にステッ…

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狂愛 -不器用な恋のゆき先- 小説

妃川螢  藤井咲耶 

むむむ

コレは小説なのか?と思ったのが最初の感想。
ポエムというか叙情詩というのか。

主人公達の気持ちが綴られる形式で進んでいきます。二人が惹かれ合っていた要因はなにか?というのが分からずじまいでしたが、恋に落ちる、というのはそういうものなのかも知れません。
寂しさ、が根底にあった二人が無意識に惹かれ合い、だけどそれを意識的には認められない、
青春なのかな。

そして並行して語られる父親の…

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