北沢きょうさんのレビュー一覧

新米錬金術師の致命的な失敗 小説

水無月さらら  北沢きょう 

童話のようなメルヘンさと不気味が漂う世界観が好き

とても面白かった。
鉄で作られた兵器で戦争をしていた時代が滅びて魔法使いの時代に移り変わり、その魔法使いも封印されてしまった後、錬金術師が台頭した後の世界。

師匠が初恋の相手(家庭教師)を思って弟子(受け)を作って、その弟子を庇って死ぬと、今度は弟子が師匠(攻め)を作る愛の連鎖の物語。造ったものは思ってた出来栄えとは違うんだけど、それでも愛してしまう。

受けの善良だけど浅慮でうっかり…

1

ラウルの弟子 ~最愛の弟子と引き離されたら一夜で美少年になりました~ 上 小説

木龍がみね  北沢きょう 

必死さが伝わらない二人

物語としてとても面白かったです。
シノとラウルがお互い愛してるのに、矢印や愛情の種類?が上手く噛み合わず。
お互いのために必死だったのに伝わらず。

謎や疑問がいっぱい散りばめてありますね。
下巻でどうまとまっていくのか楽しみです。

最初は、…だった。…だったんだ。な書き方が気になりましたが、気が付いたら夢中で読んでました。

ラウルがあんなに近くにいるのに、シノなら気がついて…

0

悪役令息は白豹王子の愛され花嫁 BLゲーム世界に転生したら強制ジョブチェンジで獣使いになりました 小説

森崎結月  北沢きょう 

ユキヒョウ

きょう先生の挿絵なのでマストバイ。表紙最高。お話はゲーム世界への転生もので捻り無く、うーむ、楽しい♡と思う箇所がそんなに無かったので中立にしました。うーむ。ゲーム好きな方には良いのかな。本編230頁ほど+あとがき。

突っ込んできたトラックにより生を終えたけれども、夢中になっていたゲームの世界に転生した悪役令息シアン。牢の中で出会った魔術師のおかげか、父は違法賭博で罰せられるけれども、自らは無…

4

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

まさしく王道のサラリーマンラブ

ちょっとイケてる、手を抜いてもそれなりに成果を出して、見た目もいい男、、、、
そんな千裕が中途で入ってきた出来る男、真也に嫉妬を覚えたり負けを感じたりしながら、なぜか惹かれてしまったお話です。

惹かれるきっかけは、真也がゲイで、自分のことを「好き」だと知ったから。
男女間でも、一定の関係の中で、ふと相手からの恋愛感情を意識してしまった場合、鏡の法則で気になってきたり…というのはあると思う…

2

女王陛下と跪く男 小説

成瀬かの  北沢きょう 

主人公が辛い(泣)

八尋の過去とトラウマが辛すぎる(泣)

こんなん人間不信になるし自己肯定感マイナスになっちゃうよ〜。

親からは兄妹で差別され何かとあげつらわれ、肌が弱く思春期は肌のトラブルで孤立し自分は醜いと刻まれ。
大学こそ友達や彼女を作るんだ!と楽しみにしてたのに最低な男に罠にはめられ、その後4年間騙されたまま尽くし…。

もう八尋が可哀想で可愛くて意地っ張りで不器用で。せめてスパダリに溺愛さ…

0

皇帝陛下と恋する子猫 小説

廣瀬航  北沢きょう 

残念すぎる!最後で全部ぶち壊し

ケモミミ中華風ファンタジー。受けは子猫から人間に変身しても、もともとの中身が人間じゃないためか無垢な子供のよう。攻めは何度もこれじゃ自分は母猫だと自覚しており、その通り保護者に見える関係性。
ベタな権力争いに神獣の話が絡まっていて面白かった。

舞台を彩る細かな描写がとても好き。風景や建物、衣服や小物に至るまで、丁寧に描写されている。煌びやかな世界にどっぷり浸かれる。

キャラも魅力的で…

0

新米錬金術師の致命的な失敗 小説

水無月さらら  北沢きょう 

錬金術で錬成した体に入る魂

●ヴィクトール:
錬金術師であり王子
リュカを組成する際に、片目片手を失う。
三つ目の怪物と闘いで、リュカを庇い死亡
「愛を知り愛の為に命を失っても悔いが無い」と笑顔で逝った人。

●ヴィヴィ:
リュカが人体練成した少年。実はヴィクトールの魂が入っている。
口が利けず手足も不自由。
ゴモラからリュカを庇って、「また会える」と笑顔で死亡。

●リュカ:
ヴィクトールが人体練成…

0

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

惚れた方が負け


ゲイ×ノンケ

表題作と書き下ろし「勝てない相手」の2編。
あらすじは他の方が詳しく書いてくださっているので感想だけ。

今まで要領よくやってきた千裕(受け)が明らかに実力が上の同僚・向居(攻め)が入ってきて、居心地の良かった居場所をすっかりとられてしまいやる気が失せてしまうのも、
向居が自分に気があり自分に甘いことに気が付き調子に乗っしまうのを、昔同じようなことをされていた友人を…

3

里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~ 小説

安曇ひかる  北沢きょう 

良かったね!!

僕のためのスパダリ!

孤独な異能持ちの三十路紫央。里山で蔓細工職人として一人暮らしで13年。そばにいるのは高校生の頃に助けた妖のハムスター、ずんだともなか。

そんなところに突然現れた銀狐の妖、銀黎。
紫央の好みど真ん中のイケメン!
口は悪いし偉そうな態度なのに紫央が名乗るとなぜか態度が急変。ここに住むと言い出して…。

もう銀黎のハイスペックぶり。冬に弱る紫央の為にレモン鍋とか…

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獅子王子と運命の百合 小説

李丘那岐  北沢きょう 

優しい俺様獅子

ずっと気になっていて今頃になってやっと読書出来た作品。

表紙絵のイメージでは受の喜祥が攻のラシードに攫われたりオークションで買われたりして手籠め(?)にされちゃう感じかと思っていたけど全然違っていて(オークションは半分正解?)、良い裏切りに思い切り万歳しました。

李丘先生特有のセリフと地の文の言い回しとユーモアさが上手く融合していて凄くバランスの良い一冊。

ラシードが思っている程…

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