麻々原絵里依さんのレビュー一覧

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

腐って8年、吾一生の悔いなし

個人的に明治時代のあの雰囲気が好きなので思わず買ってしまいました。(うまく言い表せませんが、あの時代の男子学生達の国を支えなければいけないという使命感(進学できるのはほんの一部のエリートのみですからね)、西洋文明化によって入ってきた新たな思想である合理性に振り回され悩み惑う感じが大好きなのです、、、)表紙も明治期の小説の表紙のようで惚れ惚れしてしまいます。背景の印刷のかすれ具合が上手く再現されてい…

9

泡と欲望 コミック

麻々原絵里依 

モダモダがいい!

うーん!
面白かったです!!
リーマンのモダモダラブですね。

営業部・中村×企画部課長・杉浦

新入社員の頃から杉浦に憧れる中村だが、
妄想したり夢見たりするのが精一杯。
また、この杉浦が思わせぶりなんですよねー
無意識なんだろうけど、もしかして気がある?
…と思わせる。

ある事をきっかけに、中村が杉浦に告白してしまい
気まずくなってしまう2人…
海外転勤を受ける中…

0

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

バッテリーは、君と

いやぁ、野球はいいですよ!って
ルール全てを把握しているわけではないのですが
やっぱり高校野球は応援したくなりますよね。
明治時代の男子高校生ってこんなに志が高くて大人なんだなぁと
感心しきりでしたし
仲間意識もとても素敵でした。

男気があり子どもにも優しい庄野のまっすぐさに好感を持てました。
しかも運動能力が高くて何でもこなせるなんてかっこいい!
武家華族出の朝妻が惹かれるの…

4

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ワクワクが止まらなかった

作家買いです。プラス麻々原さんのイラストも素敵。設定が明治時代、男子寮、野球部と萌え満載の上に舞台が大阪。関西弁!これは珍しい。久我さんならではですね。BLの明治浪漫風は大好きだけど東京中心のものが多いから貴重です。

凛々しい青年が困っている子供を助ける場面から始まるのですがこれがまた映画の始まりのシーンみたいで印象的。こっちは「この子は受けなの?攻めなの?」とそっち方面でもドキドキワクワク…

4

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ベースボール事始め

明治時代中期、設立されたばかりの全寮制男子校を舞台にした青春浪漫活劇。
留学経験のある華族の子弟の朝妻と、地元で起こした問題のせいで無理矢理入学させられた下士の息子庄野が寮の同室となり、当時、日本に入ってきたばかりのベースボールの部活動を始めます。

いつも思うけど、久我先生の作品は本当に時代設定が絶妙。
自由を謳歌する若者たちの自制と矜持。
古い関西方面の言葉もいい。
健やかで男前な…

3

寮生諸君! 小説

久我有加  麻々原絵里依 

目がつ~ぶ~れ~る~~~!

明治時代の全寮制男子校を舞台とした、キラキラ眩しい青春ものです。
個性豊かな寮生の面々が集まって、当時ではまだ珍しい「ベースボールを始めようぜ!!」みたいな。
恋に友情に野球にと、全力投球で頑張る彼等が眩しい・・・っ!!
眩しすぎて、目がつぶれそうですよ。
いや、若いって素晴らしいね。

あと、久我先生ではお約束の、受けにメロメロな攻めの「ぼくの恋人は世界一可愛い」的なノロケ描写も楽し…

9

色悪作家と校正者の多情 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

日本酒沼も、はまると底なし

相変わらず、「鳥八」のお料理とチョイスされる日本酒は美味しそうですが、、、

このお話って、難しすぎませんか、
教養が追いつかなくて、だいぶ辛い。

今回のお話は、教養、知識的にはすごく大人びているのに、生きている人間の感情的な面では子供のままであった二人が、お互いに深く関係することで、それぞれ自分たちの中で今まで意識されることのなかった、「他人と関係を結ぶこと」を知って、お互いに成長し…

3

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

下に降りてきたラプンツェル王子はとんだストーカー野郎でした。

カップルの付き合っている時、別れている時の攻めの態度の違いについていけませんでした。

最初は、なんて健気な受けで物分りも良すぎるけど我慢して受け止めているところ凄くわかる!と共感してしまい攻めの作家独特の変人傍若無人ぶりが気の毒で仕方ありませんでしたし、別れを決意し好きなのに続けられないと一歩踏み出すところも涙が出てきました。

嫌いで別れたわけでないので気持ちが過去に引きずられるのも凄…

6

「ラプンツェル王子の通い妻」電子限定SS 特典

心を入れ直した克己


本編直後を克己視点で。
紆余曲折あってよりを戻し、税理士になるため転職した昭良と同棲するようになった克己。
自宅で仕事をしていることもあり、以前はすべてを昭良に任せていた家事はすべて克己が担当しています。
今は、時間を区切って家事をし、単純作業中は仕事のことも考え、その分集中して絵を描くという毎日です。

今も広大な庭の草むしりをしながら、付き合い始めの時のことを回想しています。

2

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

どんなに好きでも


この作者様の攻めは受けに対して冷たかったり黒かったりすることが多いのでいつも内容確認してから読むかどうか決めるのですが、愛情の上に胡坐をかき、感謝することなく全て自分本位で動く攻めでした。
攻めザマァな展開になるとわかっていなかったら読まなかったかな。

近年まれにみる攻めザマァでした。
なかなかここまで突っぱねられる受けはいないんじゃないかな。
私は常々ないがしろにされ続けた受けが…

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