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46/65(合計:647件)
佐々木禎子 麻生ミツ晃
ふゆき
ネタバレ
これほどに心を満たしてくれる小説はジャンルを問わず本当にわずかです。 そんな一冊に出会いました。心が震えました。 実際に子供の頃からのお気に入りの『星の王子さま』これを二人の間で重要な使われ方をしたのも大きいです。 自損事故で病室で眠り続ける裕真と大学生の英俊の物語り。 自動車事故で意識がないまま眠り続ける裕真は英俊の元家庭教師だった。英俊は病室に毎日のように看病に訪れる。すでに8…
朝丘戻 麻生ミツ晃
麗音
優しくて淡々としたお話でした。 藍は両親が健在なのに叔母夫婦の養子になるが、そのことを苦にしないようにと気を使われる度に居場所がない思いにかられ、実の親にすら愛されないことから自己否定してしまう。 ただそのことから身を売るに繋がる状況はよく見えませんでした。 登場人物に悪人はいないんです。 ただ自分本位だったり少し狡かったり考えが足りない人たちばかりで、どこにでもいつ普通の人たちだ…
木原音瀬 麻生ミツ晃
茶鬼
「TOKYO」で期待した秋沢の成長は無残にも打ち砕かれ 正直「こいつ、死ねばよかったのに」とまで思わしめした楠田への、あくまでも自分本位の自分勝手な仕打ち。 舞台がN.Yへ移ってからでさえ、これ完全にストーカーじゃない?と思わせる、ここへきてからも成長というよりは、ここでさえも自分本位な秋沢の姿を見、 一応見せた結末さえも、ひょっとしてこれは明るい未来の始まりではなくて破滅への扉を開いたんじ…
真崎ひかる 麻生ミツ晃
みどり子
一生懸命だけど失敗してしまう、仲間の為、自分に与えられた使命の為それでも頑張るドジっ子の佳寿が可愛かったです。健気で不器用で、依吹のからかいにも気づかない奥手な鈍感さが大変萌でした。可愛い! 咄嗟の言い訳に口にした嘘の言葉だったのに、依吹の素の一面に触れるにつれ佳寿の中に本物の恋心が芽生えてゆきますが、その心情の変化に悶えました。 受が攻の掌の上で転がされてたはずが、攻が受を溺愛過ぎて甘々にな…
椎崎夕 麻生ミツ晃
chikichikibonbon
攻視点、受視点、いずれの視点で読むかによって印象がガラリと変わる内容だと思います。 攻の石井はバツイチのリーマンで、離婚前はブランド物で身を固めた遊び人で他人に対してドライなため痴情のもつれによるいざこざが多い評判のよくなかった人でしたが、離婚にまつわるアレコレで人としてまともになり服装も変わり性欲も枯れ果てて、今や百円ライターの似合うくたびれたオッサンになっています。仕事はできます。 …
麻生ミツ晃
イサヲ
そうだ、麻生さんだった。普通にガテン系ワンコ話だと思って読んでました。遊びのつもりが、ピュアな気持ちを向けられ絆されて、いつの間にか本気になってしまうという、スイートな展開を予想してしまったけど、違うに決まってるよね。なので、続く高校生ものはラストが普通にハッピーエンドで、肘が机からガクッとずり落ちる気持ちに。その次がまた、母親から虐待を受けることが愛情だと信じている生徒と、未熟なスクールカウンセ…
もこ
コミカライズされた、COLD LIGHTを再読したら 読みたさウズウズがとまらずとうとうページをめくってしまいましたw もこデスヾ(o´∀`o)ノ まぁそもそも積んどくなっちゅー話なのですが。 さて、お話。 透の友人である楠田さんのスピンオフですね。 正直まぁ前作を読んでいなくても、単独で十分楽しめるかなというのが雑感。スピンオフといわれなければ気づかないレベルw スピンオフだか…
麻生ミツ晃 木原音瀬
原作を読んで、胸がつぶれるほど切なく、苦しく涙があふれたのを思い出した。 苦しくて苦しくて苦しくて。 苦しい過去。そして過去を忘れてしまった楽しく嬉しく愛しい時間。 その後に叩きつけるかのような酷い現実。 思い出したら涙がまた止まらなくなった*ノД`*)・゚・。 とはいえ、今回のコミカライズ。 原作の一片の具現化とはいえ、すばらしい作品でした。 何より感動したのは、私個人が「これ…
帯の煽りに惹かれて思わずの衝動買い。 そうじゃなくとも、作家買いしちゃっても損はないなと最近思う作家さんなのでありますが(・∀・) さて、一作目がまず標題目。 この煽り文句からするに、この表紙の物憂げな受が傲慢な攻に 飼いならされて開発されて気持ちよくなっちゃうのであろうと思って追ったのです。思って追ったのですが 予想に反してのっけから真っ黒な受の顔が印象的でしたw 男を漁っては一…
みんく
それぞれの作品の特徴や魅力、表面的な形は違えど根底にある性質は共通しているように思えます。 それは麻生ミツ晃さんにしか描けない特有の雰囲気だったり表現力だったり。 繊細な線から放たれる感性、感情が揺れ動く瞬間の危うさや不確かな温もり、内なる優しさ…その脆弱が故の美しさに魅了されてしまいます。 完璧なる駆け引きをしていたつもりでいてもいつの間にか陥穽に陥っていたようなタイトルのイメージを裏切ら…