麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

リバース コミック

麻生ミツ晃 

バース性を乗り越えて

同じ施設で育った物書きの円と警察官の吐木。2人は番関係だけれど、フェロモン異常で円の匂いは他の人間にも伝わり抑制剤も効果がない。αの吐木は円の傍にいるため出世を蹴り続けていて…。
絶対に言えない真実をPCの中に吐露して閉じ込めている円。αとΩだけが運命の相手ではないお話はこれまでにも読んできたけれど、こちらは他のオメガバ作品にない視点でとても鮮烈だった!
Ωレイプ殺人事件のミステリーかと思う程…

0

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

愛は育むもの。

恋人同士になっても、ハッピーエンドではないんだよな。
人生は続くんだし。

受様は、中堅小説家の千里。
攻様は大学教授の洸一。
大学時代に知り合って友人となり、恋人となって早20年程か経とうとしている現在。
すれ違いの生活を送って倦怠期の2人。

些細なことで嫌気がさし、家を出ていった洸一は、足を向けた2丁目で、出会って恋に落ちた頃の千里によく似た健太と出会う。

浮気目的で2…

1

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

微かに瞬く蛍火を大切に

ずっと積んでてなかなか読む勇気が持てなかった作品。
だって読むの怖いじゃん?同居20年目の40才同士、ラブい日々は過ぎ去って今はろくに口も利かず、口を開けば言い合いの2人の話…なんてさ。
そして、これぞ読む人によって受け取り方も変わる作品の筆頭だとも感じる。

2部構成プラス後日談。
まず攻め視点。
今の冷え切った状況と言い合いの末の家出、憂さ晴らしで2丁目に行き声をかけてきた男の子と…

1

きっと、幸せな結末 コミック

麻生ミツ晃 

切ない2人の年の差ラブストーリー

ろくでもない男ばかりに引っかかるバーテンダーのすみれは、幸せを諦めて生きています。けれど遠い親戚の大学生佑真と再会し懐いてくる彼と過ごすうち、佑真との時間に安らぎを覚えていきます。その一方、佑真はすみれへの想いを強くしていき…

すみれさんが生い立ち、歩んできた道のりを含めてあまりに不幸で可哀想で泣けちゃうレベルです。
幸せを諦めて生きているのには理由があるのですが、それにしたってそれで幸せ…

0

夏は、嫌い コミック

麻生ミツ晃 

漣にフォーカスされた「リバース」番外編

麻生ミツ晃先生「リバース」の5作目の同人誌のこちら。

短い作品ですが本編の空気感そのままに美しく、読後静かな余韻が残ります。

幸村×円の絡みも入っていますが、今回フォーカスされているのは円の担当編集・漣。

本編終了後、再び筆をとろうと決意し書き上げた原稿。円から送られてきたその原稿を読んで涙ぐむ漣に、うるうる…

Ωである自分を受け入れられず、「夏は、嫌いだ」という独白が切な…

2

君の瞳に愛をささやく 小説

戸田環紀  麻生ミツ晃 

涙なしには読めなかった…受け様の再生と、攻めの包み込む愛の物語

ぐわっ…途中、切なさに涙が込み上げてきて、思わずスマホを置いて深呼吸しました。刺さった。。

『熱砂の相剋』から入った戸田環紀先生の作品。既刊を読み漁っているところです。

あらすじなしで、感想のみを。

受けの秋文が隠し、トラウマとなっているある事情ー
こちら、読んでいるうちになんとなく気付いてしまったのですが。

攻めのことが好きすぎて、粉々に散った前の恋のトラウマが消えてい…

3

「君の瞳に愛をささやく」電子限定おまけ「嫌いなわけじゃない」 特典

おねだり上手で、「待て」が聞けない小熊攻め

『君の瞳に愛をささやく』の電子限定SSである、こちら。
本編は秋文の誕生日の数日前のお話で終わっていましたが、その後日譚、誕生日当日のお話です。

いつものように、自分より後に目を覚ました秋文の目やにを、そっと拭ってあげる藍沢の愛よ……
ちょっとした仕草に、愛が溢れてるんですよね。。素敵な描写だ。。

本編は切なく胸が締め付けられる展開もあり涙したのですが、幸せいっぱい、満たされた気持…

0

永遠に、片思い コミック

麻生ミツ晃 

シーモアさんでは配信終了とのことで、駆け込み読書しました。

たった8ページという超短編でしたが、読了後にグッと心になにかが残るような余韻を残してくれた、濃いお話でした。


美容師(カットの試験があるということは、アシスタントさんなのかな??)と、雨宿りのために閉店後の美容室に駆け込んできた謎の男のお話。

ウィッグ以外カットしたことがないという美容師のに、お礼代わりに自らの髪をカットしていいと申し出る謎の青年。

カットしながら、明日には遠…

0

世界でいちばん遠い恋 1 コミック

麻生ミツ晃 

手探りで紡いでいく2人の恋が尊い❤︎

ひとことで噛み砕けない内容の真剣さ
が胸に刺さってくるんですけど
正にエモーショナルな作風が素敵で
読むと毎回、とにかく
胸がいっぱいになってしまい
私も直ぐに言葉にならないんですよね。

読んでから何度も感想を書き
めちゃくちゃ時間が経って
やっとレビューをしてます。

ちょっと重いかもしれないですけど笑
お付き合いくださったら嬉しいです

難聴の五十鈴さんと
バイ…

3

永遠に、片思い コミック

麻生ミツ晃 

シーモアで

少し前に先生の作品を色々見ていて出会いました。
とても短いお話だけどオススメです。ネタバレしたくないのでオススメとしか言えないのですが。
シーモアは話の配信を終了するとアナウンスがあったので今のうちに!
ぜひ!!

0
PAGE TOP