木下けい子さんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

心温まります

心の奥深くに沈み込んだ心を持った受けを、心やさしい王子様系攻めが引き上げてくれます。
波風立てないように静かに生活していた受けですが、王子様攻めがあらわれて
ゆっくりと優しい人生に導いてくれる所に感動。
受けが幸せになった事にホットする作品でした。
深い部分は解決していませんが、続編・・・でるかな?

グイグイ絡みがあるBLが苦手な方は読みやすいと自分は思います。

ブックカバーの…

1

素敵な入れ替わり 小説

小林典雅  木下けい子 

イケメンパラダイス

息子とお父さんの身体が入れ替わったり、息子が幽体離脱しちゃったりするお話。

1冊に盛り込むにしては、随分と盛りだくさんなような、
入れ替わりと、幽体離脱それぞれワンエピソードでは1冊にするにはネタが薄いような、
途中随分と駆け足で、筋を追うのに追われちゃってちょっと欲求不満なような、

どうしても歯切れが悪くなっちゃうのは、
やっぱり、私も、年の差のありすぎる年下攻めが、、
それ…

4

「いつも王子様がv」番外編「今夜も王子様が」 特典

先輩は相変わらずいじわるです♡

「いつも王子様が」のヒナと佐原のお誕生日♡のお話です。
今日はヒナのお誕生日。年齢よりは一本少ないバラの花束を持ってやってきた佐原。
花が一本足りない所は本編コミックで感じたとおりのズボラな性格のようですw
少々かまへんやろ!という男らしいと言えば男らしいよう…な…!?

そしてヒナは自分に不釣合いなバラをおどおどしながら受け取り。
佐原は今日、取引先のお嬢さんとお見合いっぽいことをさ…

7

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

ほんのりじんわりとあたたかい。

日頃の喧騒を一時忘れさせてくれるやさしいお話に、心がじんわりと暖まりました。
内容は典型的なおとぎ話のようなお話なんですけれど、決して棚からボタモチのような話でもなく、他力本願な話でもないです。
予定調和は感じるけれど、その中にしっかり人物の背景や人物と人物のつながりが描かれていて、主人公たちの性格や行動に納得しながら読みました。

さて本作の主人公、堀王子はイケメンでデリのオーナー兼シェ…

10

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

意地悪する楽しさを共有

中学の時の初恋の先輩と偶然再会してしまうも、職業エロ漫画家とハウスクリーニング業者。

職業に疚しさを持つせいで気まずい上に、過去に告白までしているからいたたまれない朝比奈。
思い出すのは、からかわれ意地悪された事ばかりなのに、人生一度の恋のときめきはあっさりと引っ張り出されてしまう。

覚えていないようでしっかり覚えていた佐原に恋心を見透かされたようにずるずるとつけ込まれ始め、キャンペ…

4

素敵な入れ替わり 小説

小林典雅  木下けい子 

雑誌掲載なので仕方ないのですが…

雑誌掲載分に書き下ろしのショートがついた作品。
小林さんは作家買いしていますが、これはちょっと肩透かし感がありました。


受けの広海は高校生の息子・緑野を育てながら、姑と一緒に総菜屋を営んでいます。
妻は緑野が生まれた直後、事故死。

攻めの倫己は緑野とは幼馴染。
忙しい母にかわり、広海宅で色々面倒みてもらっていて、高校生になった現在は女の子とっかえひっかえのモテ男です。

3

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

王子様の心、ヒナ知らず。

ドSの甘い言葉攻めに癒やされる~。

表紙もキュートなトーンの配色で描かれ、帯をとると主役ふたりが手をつないでいます。
コミカルで甘い予感に期待感が高まりました。
※ちなみにズボラな私ですが汚すのがイヤで透明カバーかけました…。

学生時代に告り逃げした相手である憧れの佐原先輩と再会したエロ漫画家:朝比奈(以下ヒナ)。

ヒナは自分に自信がなく非常にネガティブ。
コンプレックスから卑屈な性格を抱え…

5

君に恋するマイライフ コミック

木下けい子 

短い中にも木下節

関西弁の会社員・光ちゃん。
それなりにスペック高そうなのに、同僚に心配されるような仕事中毒。
それがある日街角でぶつかった花屋の青年に一目惚れ……
これぞ「運命」とばかりに猛アタックするが……

2005年と古い木下さんの同人誌。
柔らかくて雰囲気のある絵柄、丁寧な心理描写、
もどかしさや照れが伝わる表情、等身大の人物像、クスッとするやりとり、
そんな木下さんの魅力がちゃんと現れて…

3

制服。 コミック

木下けい子 

きゅん。

コンビニで働いている「先輩」のところに押し掛ける、制服姿の高校生。
彼は9ヶ月前まで同じ高校に通っていた先輩が好き。
ちゃんと告白もした。
振られた、でも諦めきれない。
何で好きかなんて解んない、だって心がそういうんだもん……
あるいは ちんこ がそう言う?(笑)

一途な高校生も可愛いが、微妙に揺れる少しだけ大人の先輩も可愛い。
淡く切なくほのかに甘く。

繊細な心理、コミカ…

2

タイガー&ドラゴン 1947夏 コミック

木下けい子 

たった24pだが、胸を打つ……

「由利先生は今日も上機嫌」のスピンオフというか、世界観だけ同じ物語。
会話の中に、まだ新人作家だった由利先生の名前がちょこっと出て来るが
実際には全く登場しない。

ということで、由利先生の本編より少し時間が遡った1947年の夏。
終戦から2年の歳月が流れた。

暑さの中、田舎(といっても現在の東京郊外だろう)の一軒家を訪れる編集者辰巳。
この家に住まうのは、和服姿の画家・橘高寅之…

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