隣人は恋人のはじまり

rinjin wa koibito no hajimari

隣人は恋人のはじまり
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×246
  • 萌19
  • 中立8
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
349
評価数
95
平均
3.8 / 5
神率
21.1%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813012986

あらすじ

癖、偏屈、偏食で意固地な経理部会計主任の
堂島 蛍がこの世で一番愛するものは、静寂と清潔だ。
人に好かれたいと思ったことはないし、
恋愛とか結婚とか、わずらわしいことは人生から排除している。
だから、今はとても幸せだ。……幸せな状態のはずだ。
そのはずなのに、なぜか胸がざわざわして、蝶のつがいにさえいらついてしまう。
そんなある夜、酔っぱらった蛍は勢いで恋人代行業の便利屋に電話してしまう。
現れたのは、清潔な匂いのするハンサムな男だったけど!?

表題作隣人は恋人のはじまり

小野圭司、堂島のマンションの上階に住む歯科医師
堂島蛍、清潔で規則正しい生活を愛する会計係の主任

同時収録作品その後の眠り王子

宮村周平、デリの常連から恋人になった会社員
堀篤史、デリのオーナーで料理教室講師

レビュー投稿数14

強引な歯医者さんとツンデレリーマンに萌え

ツンデレで無愛想なサラリーマンの蛍が、モテモテな歯医者さんの小野に翻弄される姿が本当に可愛くてたまりませんでした。
ものすごくお酒に酔った蛍がお姫様抱っこをリクエストしたり、キスをねだる姿にキュン…。
小野はイケメンでモテモテなのに、潔癖、偏屈、偏食な変わり者の蛍をどの辺から好きだったのか…。
小野が蛍にしつこく?仲良くなろうと近付いていくのが、手懐けている感じがして好きなポイントです。
小野の言葉攻めと、ちょっと強引っぽい濡れ場がものすごく好みです。

0

歯医者さんが無敵

月村先生祭りで。
自分の欠如感を生まれのせいにも環境のせいにもしたくなくて、そんな自分が嫌で嫌で、でもそのいちばん辛い部分にぶつけずにいられない蛍を、わりと容赦なく正直にさせていく攻様の小野さんがとても魅力的です。
スパダリともちょっと違うんですけど、なんとも言えない大らかさと憎めなさ。つかめなさが逆に小憎いくらいでした。ホームの歯科医院では診療してるだけでえっちでした。
最高潮に、くぅぅぅそういうとこ!てなるのは次のお話の「その後の眠り王子」でした。
全部わかってて宮村くんに蛍のぶんまで謝ってた小野さん!!なんだやっぱりスパダリか!ていう(でもちょっと違う)…ここでいちばん悶えました。

冒頭からしばらく、蛍の感じ方がほんとにしんどくて…女性性や生殖、人そのものへの嫌悪がむき出しで読んでいてすごくすごく辛かった。
月村先生の描写や人物のつくりがすごいてことだと思うのですが…あまりにリアルに文言がしんどくて、挫折しそうになったあたりで、
小野さんがぐいぐい蛍を解していって、蛍のコミカルさに余裕が出てきて、後は一気に読めました。
甘えたいとき、ふわふわのパンケーキみたいな柔らかい何かに包まれたい、て蛍が思うくだりが、刺さり過ぎました…。
木下けい子先生の挿絵も、蛍の可愛げを最大限に見せてくださってて読み始めのしんどさを助けてくれました。
小野さんの謎の余裕もイメージぴったりでした。

ただひとつ、小野さんに勝手に残念だったのが、出会い方からして偏屈で自分勝手な蛍に構う理由のなかに「美人で」というのがあったこと。
作中で蛍が美人なことはほとんど生かされてなくて、そこがまたこのお話でとても好きな部分なのですが、どうせなら蛍との勝手な掛け合いを楽しめる小野さんには、蛍の中身でまるごと見て欲しかったなあと…、
小野さんが、いい人なだけでないとこが好きだけに、本編読み中はつい理想を求めてしまいました。
でも後のお話で挽回以上でしたやっぱり小野さんズルイ〜!
寛大で食えなくて、月村先生の攻様の中でもダントツに好きです。
二人のお話としてはくっついて終わったようなので、どこかに続きがあるなら知りたいです。

4

一人こじらせさんの救世主?王子様?

眠り王子にキスを、を読んでいないけど本編は大丈夫でした。

堂島蛍と小野のお話。

蛍に共感しながら読んでました。
蛍ほど潔癖で偏食じゃないけど自分と似て、兄弟が多くて早く実家を出たく、人から浮いてしまうが本当は構われたい仲良くなりたいけどうまくできないから一人がいい。
小野に構われてモヤモヤぐるぐるするところは、友人未満?な人に対する自分の気持ちを思い出させました。相手はどう思って構ってくるんだろうとか。
きっとつまらない相手だと気付けば去っていくだろうと自虐的に思ってしまったり。

小野は蛍に何を言われても笑って自分に都合のよい様に受け取り気付けばすっかり小野のペースに。
そして一人が幸せ!でも最近人恋しい蛍を構ってきます。男女両方いけるとか蛍が好みのタイプだったとか言われて経験のない蛍は戸惑います。
小野の行動や言葉にぐるぐるする蛍が可愛かったです。一人突っ込みとか。

偽恋人ダブルデート事件もすっかり見抜かれてましたね。
そこからの小野の追い詰めも良かったです。
一生蛍を構い倒して甘やかしてでも一人になりたいときは一人にしてあげてください!蛍をよろしく!

1

この歯医者、腹黒だと思う~

眠り王子にキスもよかったけど どちらかと言えばこっちの方が好き。
前作は 受けさん周囲の環境が厳しすぎて読んでて痛かった。
こっちは、腹黒っぽい歯医者と 転がされる 意固地 純情さんとの掛け合いが面白くて(そう、他人事だから安心してげらげら笑える)萌2.
無責任な親が出てくるので ちょっとムカってするけど、
全然まだまだ許容範囲。
無責任親がダメ という方は ちょっと嫌だなって思うかも。

表題作が200ページほど。「その後の眠り王子」が15Pほど。
相変わらず素敵な素敵なけい子先生の挿絵。
大好きなんだよなあ・・・うっとり。
カラー口絵は、酔っぱらった受けさんが攻めさんと初同衾した翌朝の図。
攻めさんめっちゃ嫌な奴~よゆーの笑み(笑)
焦る受けさんの表情が、本編すべてを表してる~

本編の中表紙には手をつなぐ二人の立ち姿が。
歯医者、めっちゃ爽やかに微笑んでますが、本編読んだ後は
私には腹黒の笑みにしか見えない(爆)

眠り王子の攻めさんが、本編受けさんの同期という設定。割合活躍。
(「いつかも王子様が」のヒナちゃんと佐原も 
  最後のショートに名前だけ出てきます) 
眠り王子読んでた方が楽しいとは思いますが、
これだけでも読めると思います。

攻めさんは受けさんと同じマンションに住む開業医(歯医者)。
老若男女問わずモテそうなやつ。
受けさんはリーマン、数字にまじめな会計係。攻め受けともに30歳。
一人でマイペースで何が悪い!的な受けだったのに
最近は寄り添ってひらつくちょうちょにまで当たり散らし気味(爆)
そんな時に出会って、攻めさんが好みだからとあの手この手で懐柔し
くっついちゃう というお話かと。

何が楽しいって、攻めさんが言いくるめて、いいように受けさんを
転がしていくところが、めっちゃ楽しい。
男同士でもソファが一つしかなかったら、後ろ抱っこして支えるとか云々・・・
そんなわけあるかーーーーーーと一人突っ込み、大爆笑。
本当に攻め受けの掛け合いが楽しい作品でした。
ちゃんと幸せになるしね!

眠り王子の短編には深く深く考えさせられる言葉が。
(相手がいるがために)「考えた通りに事が運ばない瞬間こそ
生きていることを強く感じる」
いいなあ、そんな風に感じられる人を見つけることが出来て、
一緒にいることが出来て。
こればっかりは努力しても、そんな風に思えない関係もあるもんねー。
二人が本当に幸せそうで、本当にうれしく思いました。
読んでる皆さんにも、そんな素敵な出会いがありますように と
きっと先生は思ってくださった と信じよう♡
さあ、明日も頑張るぞ!

2

恋愛なんてクソだと思っていても、淋しくなることはあるもので

サラリーマンの蛍は人間関係を良好に保ちたいという感覚が希薄で、偏狭で意固地。
変化の無い日々と、一人の時間を愛しており、恋愛、ましてや結婚なんてわずらわしいと思ってます。
同期の宮村も自分と同じで一人を楽しんでいるから、モテるのに一人身なのだと思っていたら、実はそんな宮村にも恋人がいる、と知ります。
周りがみんな恋だの愛だのに浮かれているのに、自分だけ取り残されたようで淋しくなってしまった蛍は、便利屋のチラシに書いてある『恋人友達代行サービス』に酔った勢いで電話をします。
蛍は、現れた男に管を巻き、お姫様抱っこをせがみ、キスを強請り、らしくない姿を曝します。
翌日、酔いが醒めた蛍は便利屋を呼んだことを後悔するのですが、電話をした履歴がありません。
実は蛍が便利屋だと勘違いしたのは、蛍の住むマンションの上の階の住人だった!・・・という出会いから始まる物語です。

蛍がかなりの偏屈なんですが、私は結構共感出来てしまいました。あそこまで綺麗すっぱり会社での人間関係を構築せずにやっていくなんて羨ましいな・・・
この物語、攻の小野圭司が蛍に対してぐいぐい押してくるんです。狙ってますオーラがかなり漂っています。
蛍に共感して読んでいたので、小野に気にかけてもらって嬉しい反面、鬱陶しさも感じてしまいました。
私は、小野があまり好きになれませんでした。悪くない男なんですが・・・強引。なのに、冗談から始まったダブルデートは中止にしないし・・・
お互い偽のカップルでのダブルデートは、物語を進める上で鍵となるイベントではあるのだけれど、小野の性格から考えると直前中止か、デート中に蛍を掻っ攫うくらいはして欲しかったかな・・・と勝手ながら思ってしまいました。

「眠り王子にキスを」の攻・宮村が作中に結構出てくるし、巻末には「その後の眠り王子」なる短編が付いているので、「眠り王子にキスを」が好きな方は是非!
相変わらず宮村はカコイイし、宮村に愛されることで前向きになった篤史が読めます!この二人、本当に最高にお似合いのカップルですよね!
幸せな短編をありがとうございます!!

月村さんの作品はまだ2作しか読んでいないのですが、受けの後ろ向きな性格が結構ツボです。
この物語も、その部分はとても萌えました。
日常と地続きなのに、優しい雰囲気に包まれていて・・・素敵な作品を書かれる作家さんのようなので、他の作品も読んでみたいと思っています。

4

意地っぱりな所が可愛いのです

気負わずに楽しく読めるラブコメです。
随所にクスッと笑える描写があるので、読み終わった後は元気になれますよ〰。

意地っぱりでひねくれ者だけど根は純真な受けと、一見好青年だけど一筋縄ではいかない攻めです。
もともと同じマンションに住んでいて、ゴミ出しなどで接触があるにも関わらず、受けはその他人への関心の無さから攻めを全く認識していません。
しかし受けの勘違いをきっかけに攻めと交流を持つ事になります。

受けはその性格からかなり口が悪いし、攻めはひょうひょうと上手くあしらっていて、この応酬が面白くてニマニマしてしまいます。
もともと、意地っぱりでひねくれ者の受けが、口の上手い好青年風だけど意地悪な所のある攻めに上手いこと言いくるめられたりして掌で転がされるという設定が大好きでして( ´艸`)

受けの方もいまいちつかみ所の無い攻めにじれて「同僚から告白された」とアクションを起こしますが、すぐに嘘だろうと見抜かれてしまいます。ここで攻めが、もう少し焦ったり嫉妬したりすると受けへの愛情を深く感じられたのですが…。
余裕がありすぎる分、受けへの思いがしっかり感じられないのが残念な所でした。

そしてHが少なめではあるんですが、受けの反応や言う事がいちいち可愛くて萌えます!
事後の会話も、ものすごく二人の性格が出ていてニマニマしちゃいます。

短編は『眠り王子』の二人ですが、こちらも素直になった篤史さんが破壊力抜群でキュンキュンしました。
一冊で二度おいしいです(^^)

3

可愛らしいCPでした

月村作品の中でダントツに好きな「眠り王子にキスを」のスピンオフと聞いて手に取ってみました。ネガティブな受けにキラキラの攻め。月村さんらしいストーリーでした。

受けの蛍が人付き合いが苦手で、ネガティブで、几帳面で、という性格なのは家庭環境が大きく作用しているのですが、そのあたりがきちんと書き込まれているので共感できる。
性格上、素直に甘えることが出来ず意地を張ってしまうけれど、「愛してほしい」「甘えたい」という彼の本質が非常に可愛らしかった。

小野さんもビジュアル的に好みの蛍に、間違いとはいえあんなに可愛いことされたら、そりゃ惚れちゃうよねえ。ただ彼のちょっと掴みどころのない感じがちょっとなあ、とは思ったりしました。好みの問題なのですが、個人的に包容力のある攻めの方が好きだからだと思います。

「眠り王子~」はお互いを想うあまり慎重に進む恋だったのに対し、こちらのCPはちょっと子どもっぽくて意地の張り合いをしてしまう、そんな可愛らしいCPでした。

そしてここでも宮村さんは素敵だった…!宮村さんと堀さんのCPが読めてうれしかったです。この二人のその後のストーリーがすごく読みたいです。続編書いてほしいなとか思いつつ。

木下さんの優しい挿し絵もストーリーに合っていてよかったです。

8

安定の面白さ☆

穏やかだけど強引な攻めと意地っ張りで実は寂しがりやな受け♪
可愛さと燃えがいーっぱい詰まったカップルでした>///<

あんまり意地っ張りすぎる受けって得意じゃないんだけど
月村さんの作品だと素直に読めてしまうから不思議っ!

二人のやりとりが可愛くて可愛くて
声を出して笑ったり突っ込んだりしちゃいましたw
癖のある二人だけど相性はバッチリ☆

残念だったのは、短編が別カップルの話だったこと・・・
せっかく表題作の二人に萌えまくって読んだから
最後まで二人の話がよかったな~・・・

4

意固地な受け

前作品「眠り王子にキスを」の攻め様が、
今回の受け様の会社の同僚として登場されます
ちょいちょい、今回の受け様とのからみがあったり
今回のカップルの痴話げんかに巻き込まれたりしますw

前作品を読んでいなくても読めますが、
その同僚として出てくる方のカップルが気になるとは思います

つかみどころない愛相のいい、受け様には意地悪な攻め様
気難しくて日々決まった事を淡々とこなしながら、
自分は幸せだと思いこんでおこうとする寂しがりやな受け様

きっちりしていたい受け様ですが
攻め様にその生活も見だされて、わけがわからないうちに
好きになってとあたふたしている所が面白いです

攻め様がしょっぱなからひょうひょうとしていて
意地悪な所が、つかみどころもなくて受け様を不安にさせてしまいますが・・・

すらりと読みやすい作品で
前作品のカップルのその後をかいま見れて嬉しかったです

5

笑いあり、切なさあり

「眠り王子にキスを」のリンク作品
攻めの宮村が主人公の会社の同僚として登場する。
前作を読んでなくても楽しめるが、巻末のSSが幸せそうな前作の二人なので
是非順番に読まれることをお勧めします。

             * * *

偏屈で意固地な経理部勤務の堂島蛍は、
その育ちの反動で、静寂と清潔をこよなく愛している。
人付き合いも最低限の彼が、ヒョンなことから知り合ったのは
同じマンションに住むイケメン歯科医・小野。

この二人の噛み合わない(小野は分かっていてだと思うけどw)
会話がなんともおかしい。
そんな基本コメディで、くすくす笑いながら読み進めるんだけれど
コメディだからこそ、蛍の健気さ不器用さが切なくて胸に迫り
特に後半は(筋は見えているのに!)かなりグッときた。

本当は寂しくて愛されたがりの蛍。
コミュニケーションが下手くそでで天邪鬼な言動が多いけれど、
根はピュアで善良、そして臆病。
そんな彼をちゃんと理解して、笑顔で去なしつつ包みこんで応じる小野。

小野をどんどん好きになっていく蛍の、隠そうとするのに
頭隠してお尻はピカピカ目立っちゃっているような、恋心が
(小野も私も)可愛くてたまらない!


木下先生の挿絵は相変わらず雰囲気があって素敵だし、
前作のように涙が溢れるような感動はなかったものの
楽しく、そして切なく甘く、心地よく読み終わる作品だった。

10

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