木原音瀬さんのレビュー一覧

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 特典

ありふれた日常

原作はハッピーエンドで終わりましたがまだまだラブラブな平穏な時間を過ごす2人が見れてなかったのでこの描き下ろしペーパーがあって安心しました。

激動の人生を送り紆余曲折を経てやっとこさ結ばれたハッサンとファウジの2年後のありふれた日常のひと時が描かれています。舞台はイギリスロンドンでファウジは目の手術を3回受けて良好状態です。
しかしながらワガママ王子のファウジは相変わらず自分勝手。そこが可…

6

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

容赦ない木原作品

久々にいろんな意味でガツンとくる木原作品でした。
購入前から木原先生のアラブものと聞いてドギマギしておりましたが予想と期待以上で興奮冷めやまぬ状態でございます。

皆さんおっしゃっていらっしゃいますが「FRAGILE」を思わせるほど容赦ないです。数々のプレイに目を覆いたくなるほどでした…。
父のせい1985回分の罪を身体で償わなければならないファウジは木原先生お得意の外貌は良いのに性格は最…

5

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

これも愛なんだと村上くん分かろうよ。

村上は一旦堕落し、ズルイ男でもあったけど私は嫌いじゃない。
あの一連の境遇で目の前の享楽に逃げてしまい、
何もかも自ら無くしてしまうというのは十分有り得ることだなと思う。
宇野のお陰ではあるんだけど、
最後の1万円に手を付けず立ち直っていった村上は十分賞賛に値する人間だと私は思う。
恋愛に対しても本当は至極まっとうで、
昔の恋人のことを忘れられなくても、
その恋人が自分を欲してると知…

22

「熱砂と月のマジュヌーン」初回限定封入特典 特典

ハッサンの猫

本編から2年後、二人はロンドンで生活しています。
ハッサンは通信機器の会社で働き、ファウジは3度の手術をして眼鏡をかければもののありかがわかるくらいには回復。
しかし、ファウジは何もできないので猫と一緒にベッドの上で一日寝て過ごしているようです。
ここでのファウジは、一見何もかわっていない我儘な甘えん坊(強力なツンデレ?)でハッサンに頼りきっているよな~な様子。
一緒に外出した時、ファウジ…

6

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

ぶれのないアラブ

『FRAGILE』が08年で、この作品の同人発表が06,07年だとすると、ひょっとして『FRAGILE』はこの作品をたたき台にして出来たもの?
そう思えるほどに、主人公が重なります。
しかし舞台がアラブだけに、その内容は日本が舞台のものとは比べ物にならないくらい残酷で容赦なく、徹底して救いがないように思えます。
しかし、書き下ろしが付いた事でその最後の最後に訪れるほんのわずかの未来への光にと…

22

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

趣味じゃな.....くない!


あらすじを見たとき 今まで読んだことのないタイプで、わーーちょっと無理かもなあ><
と購入するのを迷ったのですが
それでも凄く気になったので覚悟を決めて購入

はじめて読んだときファウジがあんまり好きではなかったのですが後々のハッサンに甘える姿に不覚にもきゅーんときてしまいました。
かわいい!






5

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

木原先生の初アラブ?!

私も、(FRAGILE)思い出しました。
①ホント木原先生、アラブ物どこまでいっちゃうの~!うわっ…濃いよ~。
②は、ちょいと、ファウジが可哀想になり…。ただの毒舌ツンデレ君のような気がし始め…ハッサン、冷静過ぎ!ラージンさんに面白がられるハズですわ~♪
③強いね。ファウジ!としかありません。普通なら、どこかで人として壊れ落ちてるはず。
ワイヤーロープのような柔軟で、鋼のプライド。…ハッサ…

12

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

大河内・アラブ版!

以前、木原さんが出した同人誌『冷血』『冷血2』とその続きが載っている。

その同人誌のテーマがタイトル通り冷血なのだが、何が冷血かって、そこで受けのファウジに対して行われる性奴隷に対する様々なショーが冷血なのではなくて、この作品の根幹である高飛車・口悪・根性悪のファウジが冷血なのではないのかと思った。

ちょっとヒヤヒヤするような、侮蔑的な言葉や差別用語を惜しげもなくポンポンと吐き出し、彼…

16

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

濃密で淫靡な、閉ざされた世界。

肌は透けるように白く 
瞳は青空を映したように澄んだブルー 
癖のある柔らかい髪はハニーブロンド

石油王を父に持つ美貌の青年・ファウジ
しかし、会社が倒産し奴隷オークションにかけられてしまう。


彼を買い取ったのは、見ず知らずの富豪・ラージン
彼に連れられた館で待っていたのは耐え難い恥辱の日々だった。





絡み合う淫らな身体と、それぞれの思惑。

絶望の…

15

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

簡単には幸せになれない

神評価が半端ないので読んでみたら、素晴らしい作品でした。
ただ、幸せより不幸せだと思えることが前後半ともに多すぎて、ちょっと痛い。
明らかにご都合よくハッピーエンドになる話よりも現実味があって私は好きですが。

前作の箱の中の感想も少し合わせてみます。
刑務所で知り合った喜多川に、情を抱いた堂野が、喜多川の出所日に迎えに行かなかったことが切なくて、その後の脆弱な詐欺師では、何でこんな辛い…

5
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