木原音瀬さんのレビュー一覧

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

愛とは別の

前半は、同時に発売になった、糸井のぞさんによるコミカライズの原作部分。
後半は、攻めの村上視点で、宇野に拾われてからと、その後のお話「人でなしの恋」。

やっぱりなぁ、という、木原作品らしい、むしろ、テッパン、安定の、超・人でなし展開。

人間同士、同じ熱量、同じ重さで、愛しあえるわけないじゃん。
いくら愛されても、そこにあるのは愛とは別の物で、
だからといって、簡単にそれを切り捨て…

9

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

はぁ疲れた〜

コミック→小説と読みました。
コミックからはいったぶん村上の汚さありありと想像できて吐きそうになりました_| ̄|○
そして、想像以上の村上のだめっぷりに読んでて疲れました。


期限切れの初恋 受けの宇野視点で話しが進んでいきます。コミックと同じです。より宇野の感情が読み取れてさらに理解を深めました。

人でなしの恋人 攻めの村上視点で宇野との関係が見えていきます。人でなしです。けど…

8

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

さあ、未来の話をしようか。

穏やかなふたりだけの生活。

しかし、宇野は分かっていた。
心を取り戻した村上が、いつまでも自分のところに留まっているはずがない、と。
一年後の約束をするのも、なんとなく気が引けていた。

そして、仕事を始め、疎遠になっていた友人たちとも交流を取り戻す村上。
その中には、過去酷く傷つけた元恋人・雛乃もいた。
未だに雛乃と別れた事を後悔していた村上は、雛乃に再び惹かれていく。

9

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

喪失の、その先に。

 僕はもう君を 一生忘れられない



淡い植物のような印象の宇野と、誰からも好かれる太陽のような村上


宇野はずっと村上のことが好きだった。
忘れられない恋だった。


しかし、数年ぶりに出会った彼は、全てを失いホームレスになっていた。
村上を拾い、一緒に暮らしはじめる宇野。


無償の愛を与え続ける宇野に、次第に心を取り戻していく村上。
しかし、次第に立ち直っ…

8

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

こっちから読めば良かった

コミカライズと知っていながらノベルを先に読んでしまった後悔が先立ちます。
そして、コミックスはノベルの表題のみのコミカライズだったので
個人的には萌えどころを探す事が出来なかった。
宇野視点でのコミカライズですから暗く撃沈してしまった。

宇野の気持ちが切なすぎて、なんでこんな男を好きになってしまったのかと、
学生時代の輝きを失って、見るも無残な小汚い男に成り下がった片思いの相手
初…

10

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

こんなダメ男でも見放せないって恋は怖い

表題だけを読んで終わりだったなら、限りなく趣味じゃないと感じる作品でしたね。
『泣けるBL』がテーマだったとあとがきで知った後も泣けるどころか気分が悪いと
個人的には感じてしまう。

大学時代から片思いし続けた相手が無職で友人知人に借金をしまくりホームレス状態。
そんな好きだった相手の噂を聞き、自分の片思いの気持ちが消えるかも知れないと
人知れず探し、偶然再会し、噂以上の酷い状態の姿を…

11

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

神様のような人


すごく、人、というものを考えさせられる作品です。

人を何年も会わずに好きでいること、って、凄く大変だと思うんです。でも、それが、なんていうか、自然とできる人間、というのが、宇野なんだと思います。そして、この宇野の恋は、どちらかといえば、燃え上がるものではなくて、ただ、じっくりとみていたり、思い出をそっと心のアルバムから開いてみるような、そういう、植物染みたなにか。そして、それが、宇野の恋…

8

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

宇野は保険

やっぱり容赦ないですよね。ものすごく現実を突きつけられた作品な気がします。
宇野の心に恋心は見えるけど、村上にはない。
全てを失って、偶然再会した宇野に拾われて、彼の心を知って自分が寂しくならない為に強姦のように身体を奪った【期限切れの初恋】
一番のこの本の核は村上と宇野のその後の【人でなしの恋】にありました。
人でなしの恋という題名だけど、自分にはやはり村上は宇野に恋心を抱くことはできな…

17

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

リア充と負け犬

『泣けるBL』に掲載された作品のコミカライズ。
citron掲載も既読だったが、やはりいつも単行本になると全てが繋がって作品の魅力が見えてくる。
読む順番としてはどうでしょうか…
①小説→コミック→小説? ②コミック→小説→コミック→小説?
自分は①の順番になりましたがどちらも行けると思いますので、これは好き好きで大丈夫と思います。

大学の頃からずっと持ち続けた片思いの相手との6年ぶ…

7

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

えげつない

『中立』にしましたが、萌えるかと聞かれれば、皆無なので…しかし、1つの物語として、面白くのめり込んで一気に読みました。
極限に立つと人間なんて簡単に壊れていくもんだな~と怖かったです。暴力や裏切り、挙句の果てに、生のために人肉を喰うとは、恐ろしいものです。
この先のなんにも希望や救いがないのに、生にこだわれるものでしょうか。
しかし、BLの要素がなければ、ここまでの残酷さは表現できなかったの…

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