木原音瀬さんのレビュー一覧

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

十亀の三白眼がいい!まさにドラ猫です(笑)

1巻から2巻まで随分長かったので、これはひょっとして出ないのかもなんて危惧しましたが、この分厚さ…ほんとうに読ませてくださりありがとうございますと、ここでお礼を。
互いに不器用で気持ちを伝え合うことができない二人をもどかしい思いで読みましたが、この万もまた、十亀ほどではないにしても、不運です。
父を亡くし、形見のラブホテルの経営状態は逼迫していて、母が倒れ入院。
小学生の弟のためににも、学業…

5

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

この作品にはムクさんのイラストで正解

cabの創刊号付録で途中まで読んでいたけど、もしかしてこの話はこれっきりなんだろうかと思っていました。
『キャッスルマンゴー』の付属的なお話として華を添えたのかなあと。
なのでノベルズになり、しかも『キャッスルマンゴー』のその後の話をたっぷり読むことができて、嬉しい驚きでした。
不運な生い立ちの十亀の悲惨な高校時代。
家族で路上生活をしていたこともあるから、屋根と畳がある家に住めるだけあり…

5

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

明るい未来に向かって

なんか、物凄くインパクトがありました。
他人の食べ残しのハンバーガーをゴミ箱から拾って食べるだけでも強烈なのに、
「思いがけず昼食にありつけた良い日」だと言う十亀。
中学生からお金が無くて昼を食べないのがあたりまえで、空腹には慣れている。
皆が毎日下着を替えているということも知らなかった。
読んでいて、どんどん眉間のしわが深くなっていきました・・・

十亀の両親は、その状況はある意味…

3

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

人間の醜さ、狡さ、弱さから目を背けず見つめる瞳とそこをえげつなく書きながら愛してくれる木原音瀬という救い。

 正直に告白します。
 私はディズニーランドが苦手です。もちろん素敵な夢の国だと認識しております。
 けれど、幸せそうな親子連れや素敵なカップルや元気いっぱいなキャラクターたちに囲まれたあの世界にいると「お前みたいな醜い、人間として汚れた人間の来るところじゃねえ!」と言われている気がして、居たたまれない気持ちになります。
 わかってます。ただの僻み根性です。

 勧善懲悪な物語が正直苦手…

27

LOVE HOTEL キャッスルマンゴー 2 特典ペーパー 特典

エロオヤジ

海、やっと行けたんですね!
二人が1巻の終わりに約束した熱海旅行、万はすごく楽しみにしてたのに、
2巻でいきなり十亀にキャンセルされたのが本当に可哀そうだったので、
ホッとしました。

そしてその内容も、甘い甘い・・・
十亀、エロオヤジです(笑)

拘束と言葉攻めに恥ずかしがる万が、むちゃくちゃ可愛い。
自分で万にエロい言葉を言わせておいて、
逆に煽られちゃってる十亀が可笑しか…

1

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

万の頑張る姿

ん~・・・・
1巻は凄く良かった。だから2巻を楽しみにしてたんだけど。

十亀、あまりにも急に態度を変えすぎじゃないだろうか。
それこそ手のひらを返したような。
吉田に指摘されて理由を説明していたけど、その言い分も分からなくは無い。
「リバースエンド」も読んだので、十亀の過去からの
何事にも執着しないバックグラウンドも理解できます。
だけど、相手は十三歳も年下の高校生。
理由も告…

5

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

やさしくて温かい

小椋ムク先生の絵が大好きです!
細い線で描かれた人物の表情なんかは可愛いし綺麗だし(特に万は美形~♪)
なのに体つきはしっかりしてて男らしく、そしてどこか色っぽい・・・

万の自宅はラブホテル。
AVの撮影に来たゲイの十亀と弟の悟が親しくなるのを阻止するために、
万は嘘の既成事実で十亀を騙して付き合い始めます。
本当は十亀を嫌いだった万は、
弟と引き離したら頃を見計らって別れるつも…

4

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

皆様のレビューがすばらしい

キャッスルマンゴーを読んですばらしかったので、こちらも購入しようとかんがえてはいるのですが、木原作品は他のどのレビューをよんでも重そうなので少々購入をためらっていました。
(わたしはハッピーエンド物が好物なため)

しかし、この作品では、みなさまのレビューがとても細かく、自分とは違う視点での感想や描写があり、読み手の力をためされるのが木原作品なのだと感じました。。

本当に、レビューされ…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

愛が生まれる場所

 ラブホテル、AV監督、高校生…。これまでの商業誌で先生の描く世界とは真逆だったので、私の中では手にするまでに若干の葛藤がありました。この本の中で繰り広げられる世界は温かいものではないような気がしたからです。しかし、先生の作品をチェックしないのもどうかと思ったのも事実です。

 ある日、キャッスルマンゴーでAV撮影が行われることになり、AV監督の十亀と撮影クルーがやって来ます。十亀と主人公の弟…

3

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

嘘から出た真

キャッスルマンゴー、第2巻。最終巻。
雑誌掲載時には目にしていなかったのですが、これは単行本で一気に読めて良かったなと思いました。
1巻の終わり方もぐっと息を飲みそうになりましたけど、2巻は最後までじれったくて切なくて。
これを連載時に読んでいたら悶え死んでたんじゃないかと思います(笑)

今回も、思った事を。

前回の時、あれだけ万に肩入れ出来ない自分が居たのに。
今度は「頑張れ…

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