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224/231(合計:2301件)
木原音瀬 下村富美
もと
一番最初表紙を見た時、バックの黒髪の人が吸血鬼だとばかり思ってたのに、実は手前の金髪の人が吸血鬼でした。思い込み、よくない! 最初に言っちゃうと、エロなしです。いいんだ?それでBLとか言っちゃっても!ってちょっとびっくり。 でもいいんです。萌えどころはいっぱいありましたから。 頭が弱く、昼間はコウモリ、夜は人間になるでき損ない吸血鬼のアルは、アメリカから食肉とともに輸出されてしまいます。…
木原音瀬 祭河ななを
雀影
前作LIGHTで、ようやく愛し合うようになった二人。 最終巻FEVERでは、透の記憶が戻って、愛し合って、共に生活していた6年間を全く忘れてしまうところからお話が始まります。 記憶のない6年間に何があったのか、全くわからなくなって、荒れまくる透視点で話が進むので、前作のケーキの甘さとは大違いな、荒涼とした痛々しい展開です。 最終的には、二人は、元通りとはいきませんが、「この人と離れて生きては…
久江羽
最終巻です。あまりに痛くてこちらの胃も痛くなっちゃったので萌評価。いえ、前2巻も痛かったんですが、今巻のDVは尋常じゃありませんから。 雑誌掲載分もビブロス版も読んでいるので分かってはいたものの、透くんの記憶が戻っちゃいました。 せっかく想いが通じ合って、明るい未来も見えたのにまたそれを忘れちゃうなんて・・・記憶をなくしていた6年の間に少しずつ築いてきた新しい人生と藤島との愛情が、目覚めた…
木原音瀬 よしながふみ
むつこ
遺産目当てに、言葉も常識も知らないジャングル育ちのイトコを引き取り、すったもんだの挙げ句、結ばれる話です。 木原音瀬さんにしか書けない話です。 ジャングル育ちてw 裸で謎のダンス踊って病気を治そうとしたところなんて、笑いすぎてお腹がひきつけ起こすかと思いました。 主人公は、木原作品によくあるタイプの男です。刹那的で享楽的な生き方しかできない嫌味な男。人当たりはいいのに責任転嫁だけは上手いタイプ。…
satoki
詐欺師まがいの職業で稼ぎ、賭け事好きで借金まみれの山村の元に転がり込んできた顔もしらない親戚からの遺産。 借金の返済がせまる山村は喜々として飛びつこうとするが、その遺産には大きなおまけがついていた。 幼いころジャングルで行方不明になり、原始インディオに育てられた従兄弟、宏国だ。 ずっとジャングルの奥地で育ち、日本語も日本の生活習慣もまったく知らない宏国の世話をすることがこの遺産を受け取る条件…
木原音瀬 草間さかえ
梅子
軽い気持ちで読む本では決してない。 どんな話であっても結局BLなんだから!と読み始めた自分に後悔した。 現実とリンクして考えざるを得ない、冤罪をはじめとする犯罪、 犯罪者に対する社会の目、出所を待つ家族の気持ち、 そして人間の弱さ、狡さ。 堂野の怒りの矛先のないやるせなさに拳を握り、 喜多川の生い立ちに胸を震わせた。、 それでも自分とはかかわりが薄い刑務所内の出来事。 共感でき…
前巻が重く深い内容だったために、この本を手に取るのにも勇気が必要でした。 でも読んで良かった!!!やっとふたりの幸せそうな姿を見れたから。 そこまでの過程がさらに辛く切ないんだけれど、 今までが辛かった分、些細な二人の幸せがどんなに大きいことかを感じます。 しかし、前巻では共感することへの怖さがあったのに対して、 今回はどの人物の気持ちにも共感できてしまう恐ろしさがありました。 そ…
ぎが
最終巻で透の記憶が戻ることは前情報として得ていたが、まさか初っ端からとは思わなかった。 しかしおかげで「過去の記憶を取り戻し、全生活史健忘状態にあった6年間の記憶をなくした透」を語り手とする本作は、『COLD SLEEP』とまさしく対をなす構造になっている。 『…SLEEP』で過去の自分に違和感を持ち不安におびえつつも新たな人生を歩み始めた透は、『…FEVER』では「現在の自分よりも愛され…
木原音瀬 ヤマシタトモコ
ふじさか
前科持ちのダメ男と堅物警官。 題名通り、薔薇色の幸せに浸れるBL小説。 思いっきり愛すること。 思いっきり愛されること。 両方の幸せが、ギュウギュウに詰まってます。 340ページ、値段も高めなんだけど、一気に読めます。 ラブラブ幸せ満タンです。 モモもロンちゃんも末永くお幸せに! 面白かった! 大満足!
つかさ
ほんとに、最後まで驚きの展開です。 ここに来て透の記憶がもどるとは…。 優しい透だったことも、きれいさっぱり忘れて6年前に逆戻り。 よって、優しい透から、怖い透へ…、ケーキからカメラへ…。 いくら6年間別人だったとはいえ、すべての怒りを藤島にぶつけるのが辛かったです。 藤島自身、何も言わずに耐えているのが不憫…。 優しかった透との記念の写真も捨てられちゃって…。 そこまで藤島に辛く当…