夜光花さんのレビュー一覧

愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

個人的大ヒット

これ、好き嫌いが分かれると思いますが私には大大大ヒットでした。

攻めが、一言で言うと キモチワルイです。
完全な攻→→→→→受 なので、甘々な雰囲気は期待しない方が良いかも。又序盤にレイプ表現があるので暴力的な性行為が苦手な方にはおすすめできません。

ただただ気味が悪くて暴力的だった攻めが、受けに好かれたいがために涙ぐましい努力をする様が段々可愛く見えてくる...か どうかが好き嫌…

15

愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

電気信号は無視したまえ!

2008年の雑誌掲載に加筆修正した物と、その続きの書き下ろしで構成。
今、2015年ですからかなり前の作品ですね。
表紙絵がひじょうにスタイリッシュなのですが、ただ口絵の恵のギャップが凄まじい。
いくら成長したからって表紙の恵になるかなあ…
サラリーマン設定なのですが、表紙の恵はフリーターか自由業みたいではないですか?
この辺りはどうにも違和感残ります。表紙絵って誰よ?的な。

**…

17

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

最初と最後で印象が様変わり

サスペンス?、調教もの?、と思わせておいて実は…
最初と最後でガラリと印象が変わる話なので、ネタバレ知らずのまま読むのをおすすめ。
最初の乱交パーティーの惨状で、自分の身の保身に精一杯なボンボンをやり込める孝彰の行動に何かスカッとするな~とは感じていたけれど…。
エッチシーンも気兼ねなく楽しめて、あの方向へ話がまとまるとはさすが夜光さん!!

読み始めは、
孝彰: 弱みを握ったサド攻め…

2

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

舞台がたいへん好みなテイストでした

ドールハウス職人と言う職業設定に面白味がありストーリーに活かされていると思います。
テイストは「そして誰もいなくなった」と「レベッカ」を混ぜた感じで個人的にたいへん好みでした。

ただ、展開と語りに途中で飽きてしまって、飛ばして読んだり戻って読んだりしてしまいました。
ひとつひとつの事柄や事件は面白いのに流れが退屈になってしまう部分があったように感じました。

CPについては、もう少し…

2

バグ(2) 小説

夜光花  湖水きよ 

血が大量で蟲だらけの話

夜光先生は久し振りです。
1巻を読み直してからこの2巻め、スゴイことになってきましたね(^_^;)
1巻は七生(ななみ)と水雲(もずく)の紹介と出会った経緯で、事件は個人的な恨みから“蟲”を使ったもの。
文章から、血の海の現場と人の恨み節が恐々と伝わってきましたが、2巻めは、より凄惨でグロさは倍々のその倍!
七生を震えさせ嘔吐させ失神させる“蟲”の首領“バグ”が、七生に接近開始!
国家転…

5

月を抱いた 小説

夜光花  麻生海 

庇い合い誤解が生まれる

タイトルだけで選んでみましたが、お気に入りの小説『忘れないでいてくれ』の作家さんでした。この文庫がデビュー作。力作です。

同郷の恋人の了から訳あって逃げ出しあちこちを転々としていた直樹。
東京に戻り花屋でアルバイトする日々。もう3年が過ぎようとしていた。
そんなある日、配達で行ったホテルのエレベーターホールで了と再会してしまう。
了は直樹がいなくなってからずっと探し続けていた。もう逃げ…

1

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

どんな記憶も自分の一部…

幼いころのトラウマを抱えているゲイの刑事秦野と人の記憶を探り消すことの出来る能力を持つ清涼のお話。
二人はそれぞれ少年時代に自分の身に起きたことがトラウマになっていてその後の人生に大きな影を落としています。
この二人の出会いはその呪縛から解かれる為の「運命」…

清涼は人の記憶を消す商売をしており、その依頼者がきっかけで刑事の秦野と出会います。
いけ好かない刑事だと秦野の記憶を探って煽っ…

6

少年は神に嫉妬される 小説

夜光花  奈良千春 

今後への期待を込めて・・・神評価です

そもそもバリバリのファンタジーは好みじゃないからスルーしたいし、男同士で子供を作るなんて設定は冗談じゃない!御免こうむりたい!と思うくらい苦手だし、作家買いしないし、シリーズもの購入は金銭的に厳しいし・・・の私が「買い続ける!」と決めた、このシリーズ、いや面白いですね!
 
ほんとに純粋に面白いです。テンポが良いし内容展開も滑らかだし、読み始めるとアッという間に作品世界に引きずり込まれます。そ…

4

少年は神に嫉妬される 小説

夜光花  奈良千春 

早く続きを…!

もう表紙がね…。三角関係を予感させるではありませんか!背中合わせで立つアーサー王子にランスロット、その二人に囲まれる樹里。素敵な表紙です。

「少年神シリーズ」(夜光さん命名)の2冊目です。今巻も面白かった。
自分の欲求や価値観で物事を図ってしまう、ある種の少年らしさを持ったアーサーに、冷静沈着なランスロット。どちらも素敵なんですよね…。

樹里のいる前でも男娼を買おうとしたり、それでい…

10

少年は神に嫉妬される 小説

夜光花  奈良千春 

まさかのダークホース?

1冊目も良かったけど、2冊目で私的にまさかのダークホース、ランスロットがやってくれました!


「花嫁~」でのランスロットの印象は、アーサーの誠実なる部下というところで、まさか神の子に惚れはしないだろ~手は出さないだろ~、と思っていました。
それくらいアーサーに忠誠心を抱いているという感じで。
が、まさかの樹里に惚れるわ手は出すわ、でビックリしつつ、その前の湖シーンでのイケメンぶりには樹…

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