陵クミコさんのレビュー一覧

ペットと恋はできません 小説

川琴ゆい華  陵クミコ 

じっくり進む恋が読みたい方に…

身体から始まった関係が、お互いに本気の相手になるまでがじっくり丁寧に書かれています。

身体から始まったといっても攻めの高哉が、俺様だとか遊び人だとかではありませんので安心して下さい。
初めから周史に対して優しいし甘々です。


周史が人づきあいに臆病になった理由や、高哉が周史の住んでる町にやって来た理由である職業とかがきっかけで、何か大きな出来事が起こるかと思っていました。
2人の…

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ペットと恋はできません 小説

川琴ゆい華  陵クミコ 

いぬ

わんこ好きなので購入。ほのぼのワンコ寄りなお話でフワッと幸せになったのですが、王道と思ったので萌にしました。雑誌掲載分130Pほど+その続き110Pほど+あとがき。いいなあ、こんなイケメンわんこ拾えて。

静岡の地方紙で編集をやっているフリーの周史(ちかし)。取材中にぶつかってケガをさせてしまった高哉(たかや)が「泊るところがないから、泊めて」というので、とりあえず一晩泊めたその翌日。高哉が「…

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さよならは言わせない 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

初作家

初作家さんです。
子どもが登場する話を読みたく、表紙に惹かれて購入。あらすじを読むと、一度別れた恋人同士が数年後再会するという展開もすごく好きなので、期待して読み始めました。

攻め受けの別れシーンから物語が始まる。
通常(?)なら攻め受け再会して、間に思い出シーンが挟む形かと勝手にそう思い込んだら、
第1章は攻め受けの出会いから物語が始まります。
表紙にもあらすじに子どものことが書か…

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若様は初恋姫を一途に甘やかす コミコミ特典ペーパー 若殿と姫御の約束ごと 特典

一瞬ビックリして

読み始めてから直ぐに惟光の疑惑にビックリしました。
まさか、まさか、あんなに宮にベタ惚れな惟光がと読み進めて行くにしたがって、更に疑惑が深くなって…。

本編でも思ったけどナツ之えだまめ先生は引っ張るのがお上手だと思いました。

宮のおかしな態度にピンと来た惟光は流石でした。
いかに花魁との間には何も無くても、隠し事をした事により宮を悲しませるようなら本末転倒です。

これからは義…

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若様は初恋姫を一途に甘やかす 小説

ナツ之えだまめ  陵クミコ 

面白くて最後はスッキリするお話

ナツ之えだまめ先生が後書きで触れている通り、何ちゃって江戸物語でとても楽しめました。

宮があまりに無垢なのには理由があるのですが、その過去の真相が最後に明らかになります。
それまでを推理するのも面白かったし、悪者の暗躍にハラハラしていつ罪が明らかになるのかとドキドキして夢中になりました。

やっと両思いになってからも、無知な宮に誘われて肩透かしにあった攻めの惟光が気の毒で可笑しくて最高…

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若様は初恋姫を一途に甘やかす 小説

ナツ之えだまめ  陵クミコ 

月代について(恨み節)

私、恋愛において一番強いカードは『無邪気』で間違いなしと思ってるんです。
特にお育ちが麗しい方々の無邪気は無敵なんじゃないかと思いますね。
忖度の必要がないんで素直なまま育っちゃいました良家のお子様が、俗世を知らない為に巻き起こすお笑いってものは、可笑しいけれど品が良い。
こちとら庶民は「秋刀魚は目黒に限る」と言った殿様を笑いますけど、それ以上に可愛らしいもの、愛すべきものと見ちゃうんですな…

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狛犬は赤い恋糸を結ぶ コミコミ特典SS小冊子 特典

しょうがないけど…

本編後のお話でした。
やはりというかこちらでも狛犬たちへの御供えものを中心としたお話で糖度は低めでした。

まあ狛犬たちが2人の間を取り持ったので、仕方ないとは思いました。
それでも喜瀬川のマンションで過ごすのが寿々には当たり前になっている様子が読めたのは良かったです。

それから2人同時に狛犬たちに夢枕に立たれては、それこそエッチをするにも油断出来ないと思って可笑しくなりました。ww…

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狛犬は赤い恋糸を結ぶ 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

狛犬たちが可愛いけど

狛犬たちは可愛いし寿々もとても良い子で、ほのぼのとしたお話なんです。

でもですね。狛犬たちが帰るまでずっと喜瀬川と一緒にいるので、なにぶん糖度が絶対的に足りないです。
ちょっと前に出た別レーベル作品以上に甘さがなかったです。

それから寿々の性的嗜好は語られていたので分かるのですが、いくら良い子だと好感を持っていたからといって喜瀬川が寿々を好きになる理由が弱かったと思います。

な…

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若様は初恋姫を一途に甘やかす コミコミ特典ペーパー 若殿と姫御の約束ごと 特典

惟光の浮気疑惑

本品は『若様は初恋姫を一途に甘やかす』の
コミコミ特典スタジオペーパーです。

惟光にある人物から文が届くお話です。

今日、蓮華屋敷に1通の文が届きました。

使いの者は「惟光殿がご存じゆえ」と
名乗らずに帰ったと言います。

飛切りの薄様で
開くとふんわりと香が立ち上り
流麗な女文字で
ただ「まつほの浦の」とだけある文。

これは来ない人を待つ歌であり、
宮は…

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若様は初恋姫を一途に甘やかす 小説

ナツ之えだまめ  陵クミコ 

ほのぼの路線かと思いきや

今回はと大名家の次男坊と尼寺で育った青年のお話です。

訳ありな受様が出生の秘密を抱える攻様の伴侶となるまでと
本編後のとある日を描いた続編を収録。

時は江戸時代。
二百以上の藩をかくかくの大名が統治し、
国全体を征夷大将軍を頂点とする徳川幕府がおさめています。

攻様は20万国の大名である一式家の次男です。
受様の父は老中までつとめた男で当主の座を長男に譲り、
引退した今…

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