蓮川愛さんのレビュー一覧

金のひまわり 小説

遠野春日  蓮川愛 

しっとりした話

司法修習生だった時、泉樹は朝比奈仁と白石弘毅という二人の男と知り合う。
冷静沈着な仁と対照的に誰もが考えもしなかった視点から議論を行う弘毅。

二人のことを尊敬の眼差しで見つめていた泉樹だったが、卒業と同時に、仁から告白され、そのまま穏やかな恋愛関係を続けていく。

ところがそんなある日、仁の口から司法修習終了以来言葉を交わすことのなかった弘毅の話が仁の口から出てくる。
そのことで、当…

0

城崎先生の××な日々 コミコミスタジオ特典ペーパー 特典

ワインの次に味わうモノは

本品は『城崎先生の××な日々』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、城崎の親友・藤牧視点で
城崎家での家飲みの顛末になります。

藤牧が城崎と出会ったのは
大学病院の医局に入局した時です。

イケメンな容貌なのに気さくで
女にもてまくりなのにゲイという
ギャップが面白くすぐに打ち解けました。

城崎が大学病院を辞してからも
いい酒が手に入る度に…

1

独裁者の恋 小説

岩本薫  蓮川愛 

キャラクターが魅力的

岩本薫さんの「ロッセリーニ家の息子」シリーズは有名かと思いますが、
いつか読もう読もうと思ったまま、そちらは未読。
こちらはそのスピンオフに当たりますが、レビュアー様のレビューを見て、外人セレブ×未成年の日本人という個人的にとても好みの組み合わせなため手に取った一冊です。

主人公の祐は身寄りがいなくてバイトをしながら専門学校へ通う19歳。
ビジネスで来日したサイモンの通訳のバイトをする…

5

うつくしき月 小説

弓月あや  蓮川愛 

ドラマのような雰囲気

1冊ぜんぶ表題作です。
睦月(受け)の視点でストーリーが進んで行きます。

ドラマのような作品だと感じました。
親に捨てられ、病弱な弟の手術代と共に異国で暮らす主人公。生活費のために働く中で伯爵に見初められ、両思いになりますが、翌朝に弟が死んでいるのが分かります。男に襲われる中、伯爵に助けてもらいますが、伯爵を庇おうとして男に刺されて…という展開がドラマチックでした。

男前貴族×健気…

4

城崎先生の××な日々 小説

砂床あい  蓮川愛 

ミックス・ジュースの意味!

美容外科医・城崎(攻め)の一人称「わたし」で進行する物語。
くっついた後の番外編のみ、望(受け)視点となります。

あらすじ:
天才美容外科医・城崎(攻め)は、陥没乳頭に悩み彼のクリニックを訪ねてきた会社員・望(受け)に一目惚れ。
治療と称し、診察のたび彼の乳首を愛撫するが…

コメディとは言え、城崎の公私混同ぶりには医者としてどうなんだと言いたくなる点もチラホラ。
望が手術を望ん…

11

恋愛操作 コミック

蓮川愛 

大人な雰囲気が素敵☆です

蓮川先生のイラストで初めて見たのが、夜桜の中に佇む山代と奥村でして、だからなのか桜が咲いた頃に読み返してみたくなりました。
一巻は、インテリアデザイナーのクールビューティー(と裏表紙にあるのです)山代と、実業家セレブの奥村のお話。
かけひきが嫌味じゃなく、エチシーンも色っぽい。
このお二人が私からすると大人でして、最初読んだ時より今の方がときめきました。「萌え」評価で申し訳ない気もします、レ…

2

はなやかな哀情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

涙なくして読めない!

こんなに泣いたBLは初めてかもしれない…
もともとそんなにBL読んでも泣かないけど、これを涙なくして読める人はそうそういないと思う。
最初のしなやかな熱情だけ知ってたけど、ちゃんと全部読もうと決めた!

臣と慈英のどちらも本当に素敵。
臣は、健気だし可愛いし優しいし強いのに脆いし、全てが愛しいです。
受け贔屓しがちなわたしだけど、この作品は攻めの慈英もこの作品だととても苦労されていたけ…

3

佳人は愛で綻びる 小説

和泉桂  蓮川愛 

シリーズ1作目、2カップルの話

シリーズ1冊目。客同士の話です。
表題作&ショート、短編の2カップルの3作品が収録されています。

「佳人は愛で綻びる」
実紀(受け)、高階(攻め)の両方から語られます。
実紀は、会社へ融資してくれる条件のために、荻沼社長の愛人になることを決めます。恋愛に慣れた相手が良いという話だったので、高階(攻め)にレクチャーを頼みますが…という内容です。
練習相手に本気になってしまうのは王道です…

1

雛鳥は愛で孵る 小説

和泉桂  蓮川愛 

萌え要素てんこもり

シリーズ2冊目ですが、単独で読んでも問題ありません。3冊目で主役になる江端×九條が良い感じで登場しています。

中編2作品とショートの3作品が収録されています。
充(受け)、都築(攻め)の両方の視点で進んでいくので、惹かれていく過程が分かりやすいです。

「雛鳥は愛で孵る」
充は、従兄弟の智のふりをして、作家の都築とベッドインします。充は一晩限りの関係だと思っていたのですが、その翌日、…

2

支配者の恋 小説

岩本薫  蓮川愛 

シリーズの中で一番大好きなカップル

岩本薫先生の恋シリーズ、原作本もドラマCDも全て大好きなのですが、中でも私の中で別格なのがこの作品です。

カップルとしても、この作品のカップルが一番大好きですし、まず、受け様である東堂が、私にとっての萌え要素一杯のパーフェクトな受け様なのです。
黒髪、メガネ、美人、奥手、ノンケ、初心(女性とのお付き合いはあったようですが、淡泊系だった・・・)、ストイック、良い具合に華奢な体型、スーツ姿・・…

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