六青みつみさんのレビュー一覧

偽りの王子と黒鋼の騎士 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

ずっとボロ泣き。読んだあとの満足感がすごかったので神評価です。

護衛騎士のグレイルと我儘王子のシオン(エリュシオン)の話。
今までは我儘を我儘だと思わず自由に振る舞っていたエリュシオンが魔法の水鏡をみて、運命が一変します。
この水鏡をみてから本物の王子が現れ自分は偽物の烙印をおされ外にだされます。

どうしようっていうくらい泣いた。
何も知らず我儘だったシオンがこれでもかっていうくらいひどい目にあいます。
最初の400ページくらいはずっとボロ泣きだ…

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寄せては返す波のように 小説

六青みつみ  藤たまき 

不器用な大人のみっともなさ

スピンオフ元を読んで、エリィことエルリンクのあまりの不器用さにああー…となり、彼が主役の作品も読んでみたいと手に取りました。
切なさとままならなさは流石六青先生と言いますか、どちらも甲乙付け難い切ないものがあったのですが、設定と展開的には前作の方がドラマチックで惹かれるものがあったかな。

記憶障害を患っていて、短時間しか物事を記憶しておけない少年・ルース。
この、忘れてしまうという設定が…

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蒼い海に秘めた恋 小説

六青みつみ  藤たまき 

受けの幸せを願ってやまない

はー…時間を忘れて読み耽る面白さでした。
果たして面白いという言葉が正しいのかどうか…終始あまりにも切ないんですよ。
この切ない世界観は六青先生にしか描けないでしょう。
悲しくなるくらい切ないのだけれど、ショアの行く末を見守らずにはいられないとページを捲りたくなる。一気読みでした。
都市が水に沈んでいるという設定も魅力的でしたね。

もう、もうですね、読めば読むほどショアという青年に肩…

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ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

六青先生についていきます!!!

本当は数日に分けて読もうと思ったのに一気に読み切ってしまった。
この作品を読んで、六青先生の作品全て読もうと決意しました。

後から気づいたんですが、こちらスピンオフ?作品なんですね。元というか前作を読んでなかったのですが、話を読む上では特に問題はなかったです。

六青先生の作品の受けは大抵、可哀想で健気なんですが、私が読んできた六青先生作品の中でもカレスは別格で可哀想。
何度も鈍感な…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2023 Ⅲ キャラ文庫創刊26周年記念バースデーフェア小冊子 特典

愛しいリディルとグシオンと側近。

尾上与一先生「花降る王子の婚礼」より『花降る王子と小さき花』
魔力を使いつつ身体を維持しようとした結果、小さくなってしまったリディル。
グシオンの愛が嬉しい。
何度も惚れ直す( ´∀`)
苦労してそうなカルカも想像して笑いがにじんだり。
やはりリディル達のお話は大好きです。


菅野彰先生「毎日晴天!」より『新担当はひとりで踊る』
結果、ひとりで大騒ぎしていた新担当さん。

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Chara BIRTHDAY FAIR 2023 Ⅲ キャラ文庫創刊26周年記念バースデーフェア小冊子 特典

1分は笑った

以下3編収録。1が秀逸。少なくとも1分は笑い、最後はぐぐっと胸に迫るものがあり、素晴らしい。花降る王子シリーズが好きだった方は是非ゲットしていただきたいいです。

1.花降る王妃と小さき花「花降る王子の婚礼」番外編 尾上与一先生
  王城の西にある町が小競り合いの場となってしまい、ばらまかれた呪いの
  後始末にリディルは躍起になっています。魔力の限界が近いと感じられた
  リディルは必…

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輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

キャラクターが魅力的

ファンタジー要素が強い話ですが、出てくるキャラクターが魅力的で読みやすかったです。メインのレイランドとカインだけでなく、カインの双子の弟スウェンと王太子のベルセリドも魅力的なキャラクターで嫌味がない。実は本当に悪い奴はあんまり出てこない作品なので必要以上にイライラせず読めました。
レイランドがカインを好きになっていく過程もじっくり楽しめますし、前世の記憶が蘇って二人が和解するシーンは感動的でした…

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CROSS NOVELS 創刊20周年記念小冊子「クロほん 2022」 特典

面白い!

クロスノベルスさん20周年記念で発行された小冊子。20周年おめでとうございます。色々楽しかったんですけど9の宮緒先生の番外編が、ほんとめちゃくちゃ楽しかったので、宮緒先生ファンの方はなんとか探して読まれることをおススメします!

以下読んだもののコメント

1.かわい有美子先生「透過性恋愛装置」番外編
京都に棟上げを見学させてもらいに行ってきた北嶋が、牧田にいっぱいお土産買って帰ってくる…

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鳴けない小鳥と贖いの王 ~昇華編~ 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

待ちに待った完結!

クラウスとルルがどうなるのか見届けたい、でも終わって欲しくない、そんな複雑な気持ちでしたが今は終わってホッとしています。

クラウスが鉱山で事故にあい、消息不明ということでそれまでクラウスに対してどんな態度を取ればいいか悩んでいたルルはクラウスに生きていて欲しいという自分の気持ちと向き合うことに。

鉱山から無事救出されたクラウスとついに初夜を迎えることに。が、期待していた翼神の復活はなら…

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鳴けない小鳥と贖いの王 ~再逢編~ 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

クラウスの後悔っぷりにスッキリ

前巻でルルにひどい仕打ちをしたクラウスに、きっとみんな怒ってたはずです。でもこの再逢編を読むとクラウスがルルを追放した後、どのように真相を知ったのか、どれくらい後悔していてどれだけ必死にルルを探したのかがしっかり書かれているので、とってもスッキリしました(笑)。

再会したあと、ルルはまだクラウスと旅をしていた時の記憶がなく、リエルの名で呼ばれることを望み、クラウスと共に過ごすようになる。ルル…

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