和泉桂さんのレビュー一覧

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

パパキターーーーーー!

ついに、待望の『パパ編』です。電子には挿絵なし。あとがきあり。
長男次男が大変恐れている『清澗寺家の血』。
淫乱であることは確かに、表向きにはいけないこととされておりますが、太古の昔から『性の魅力』自体は一つの力として、大っぴらに語られてきたことでもあるわけです。
だったら何故、彼らがこれだけ父を忌み嫌うだけではなく恐れているのか、それがよく解らなかったので、今まで私はいまいちこのシリーズに…

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せつなさは夜の媚薬 小説

和泉桂  円陣闇丸 

三男は素直

長男、次男が強烈に捻じれていたのですが、あら、三男は可愛い。
あのご家庭でここまで通貴がワンコだというのは、国貴と和貴が必死で守っていたんでしょうねぇ……偉業だと思います。
あ、ここまで書いてちょっと気づいちゃった。
清澗寺家って『父性がない家』なんだ!
国貴と和貴の『守り方』って、お母さんぽい。
まあ確かに、父がいない家ではあるのですが、でも母がいるわけでもないからなぁ。『化け物』と『…

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夜ごと蜜は滴りて 小説

和泉桂  円陣闇丸 

迫力

うーん……やはりこのシリーズ、私には合わないのではないかと思い始めてきた二作目。
一作目同様、電子書籍版にはイラストがありません。

無理目と知りつつ、必死で手を伸ばそうとする登場人物は好きです。出来ないことを「出来る出来る」と頑張る姿があれば、結果がどうであろうと、もっと言っちゃえば、多少アンモラルであろうと良しとしちゃう所があります。

なのに、なんで和貴はダメなんかなぁ……
「本…

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この罪深き夜に 小説

和泉桂  円陣闇丸 

女々しい(差別用語か?)様に感じて

『清澗寺家サーガ』をついに読み始めてしまいましたよ。
2014年の電子化なのですけれども、残念なことにイラストはなし。あとがきはありました。
『とにかく長い、メロドラマ』という予備知識しかないままに読み始めたんですけれど、どうもこの一作目は私には合わないような気がしました。

幼い頃に惹かれ合い、身分違い故に引き裂かれ(お坊ちゃまである国貴の方は事情を知らない)た後、再会するも、片や反体制…

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

オススメです!

電子書籍で購入。
紙書籍にあるカバー下のSSは残念ながら載っていませんでした。
でも、お話が面白く、エロも素晴らしかったので買って良かったです!
「スパダリ」「ナカ出し」「普段は紳士、でもHの時は野獣」←こういうのが好きな方にはオススメです(^_^)

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

オメガバース×シンデレラストーリー

攻め様は才に長けた宰相ヴェレス。受け様は名門貴族の長子でありながら使用人の様な扱いを受けるリオ。
オメガバース特有のヒエラルキーに苦しむオメガ性を持つリオですが話の合間合間で利口な自分こそ家督を継ぐに相応しいといった考えがあったりと貴族の長子であるプライドがチラリと垣間見えます。
物語は攻め様と受け様が共通の趣味としていた一冊の学問書をきっかけに進展します。最初は互いの身分も名前もわからぬまま…

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

前髪は、やっぱりちゃんと切らないとね

シンデレラと鉢かつぎ姫を混ぜてオメガバースでBLにした小説。
昔から衣服取り換え型の輿入れBLってジャンルはあったけど、これをオメガバース世界に持ってくると無理なく結婚出産ができるようになるわけで、なんか、ほんと、世の中便利になったよね(なんか意味違う気もするけど)。
貴族の家の長男でありながら、先妻の子で、その上アルファばかりの貴族の家にはあってはいけないオメガの子のリオは、父亡き後は後妻に…

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タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

激動の時代でハラハラさせられました・・

上巻の1912は厳しめのレビューになりましたが、今巻1917の方は、各登場人物も生き生きして、想いも伝わりやすく、作品として完成度が高く感じました。物語の構成上、上・下巻をまとめて読破した方がいいように思いました。
耽美的な文章なので、読んでいて心地良かったです。

今巻はロシア帝政の末期の激動の時代を舞台に、運命の双子の波乱に富んだ生き様が愛憎を絡めて描かれていました。ユーリと…

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

カバー下にSSあります~

シンデレラ(+鉢かづき姫)題材のオメガバース。
継母に虐められて使用人として扱われているけれど、魔法使いのおばあさんは出てきません~。
自分で女装してました。

受のリオが純粋無垢な感じでとっても可愛い!
そして、ダメダメと言いながら求めてしまう淫らな感じも!

亡くなったお母さんの遺言で髪を伸ばし、顔も前髪で隠して生きるリオが何故自分の美しさに気付かなかったのか・・・。
沢山の本…

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灰かぶりの婚姻~つがいのおとぎ話~ 小説

和泉桂  Ciel 

御伽噺風味オメガバース

今回は七貴族の名家を継いだ王弟の宰相と
生家を継げず使用人扱いされる貴族のお話です。

受様が決められていた王の側室ではなく
攻様の番にして伴侶となるまでと
2人の新婚生活と二世誕生後の小話を収録。

この世界には男女の別だけでなく
アルファ、ベータ、オメガの性があります。

アルファは容姿端麗、頭脳聡明で
支配者たる王族や貴族に多く、
男女ともに女性とベータを孕ませる能力…

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