みずかねりょうさんのレビュー一覧

侍ラヴァー 小説

水月真兎  みずかねりょう 

もう、限界…。

水月さん、初読みでもう何をどう言っていいのか…。
私、いくら「しゅみじゃない」といっても大概は何でも読める方だと思っているが、こちらはスミマセン、としか言いようがない。

何がじゃあスミマセンなのかといえば、設定…。
母親似の女顔で秀麗な美貌の持ち主にしてしなやかな体躯の17歳の主人公が今回の受け。
それがただの17歳じゃなくて、世界的トップグループのCEOが義兄でその義兄のボディガード…

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略奪はお手柔らかに 小説

宇宮有芽  みずかねりょう 

略奪される

仕事の忙しさからすれ違いを感じていた恋人に喫茶店に呼び出された侑己。
そこには恋人と知らない少年と少年の元恋人・最上が同席していた。
少年の事が好きだからと一方的に別れを告げられ、話合う余地も無いまま拒否され、やけになった侑己は最上と飲みに行き意識を失う。
目が覚めると裸でベッドの上。
べろべろに酔っ払って最上に嘔吐してしまい気絶した侑己を最上は家に連れて帰って服はクリーニングに出したと聞…

1

テミスの天秤 とある弁護士の憂い 小説

井上ハルヲ(オハル)  みずかねりょう 

『新宿裏通り法律事務所』

……とでもタイトルをつけて、よく出来たドラマになりそうな物語。
読み易く、そして予想以上に面白かったです。

白石は、まだ20代の若手弁護士。
六本木の一流弁護士事務所でアソシエイト(年次の低い雇われ弁護士)をしていたが、
上司の三上との実りのない不倫関係を清算して、
三上の同期で犬猿の仲の藤巻の事務所でノキ弁生活を送る日々。

 (※ 新米弁護士が先輩の法律事務所に給料を貰って「…

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天使の贖罪 小説

弓月あや  みずかねりょう 

なにこれ・・・

弓月さん作家買いの1作なんですが・・・

読んでて呆然としてしまいました。時間の無駄だったと思うくらい酷かったです。
いやもう『復讐もの』というのもどうなんだろうと思うくらいに中途半端でどうしようもなかった。

優希(受)が足長おじさん(←もうこれだけでファンタジック)との対面を夢みて英国にやって来て、クリストファー(攻)に優しくされて惹かれて行く様子はまあよかったんです。その先に突き…

5

トリニティ~永遠のマリアージュ~ 小説

弓月あや  みずかねりょう 

双子攻。

弓月さん作家買いの1作。

タイトルからも表紙イラストからも丸わかりですが3Pです。しかも外国人セレブ双子攻です。

私は基本的に3Pは好みではありません。最初から『絶対ダメ!』ではないんですが、作家買いでなければ読むことはまずないですね。
これは、もう『3P』だというのはわかった上で読んだので、それはまあいいんです。

もともと3Pは数を読んでいないのですが、たぶん『攻2人が…

1

ベイビーは男前 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

いろいろ気になっちゃった………。

うーん…。
なんか正直読みづらかったです。
前半はトンデモな感じなんだなーと攻が薬のせいでベイビーからやり直してるのをそれなりに不思議だなぁと読んでたんですが、後半事件絡みになってきてなんか前半と空気が変わったように感じたというか…。
大風呂敷を広げすぎた?
なんか、事件にするのか、前半のトンデモにするのか、どちらかでよかったような気が。
あと、2人の相手に対する距離感みたいなのの曖昧さ…

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常夏の島と英国紳士 小説

  みずかねりょう 

文化的違いを乗り越えて?

と言うほど大きな諍いがあるわけではないのですが。
ハワイを舞台に、育った環境や性格が全く違う2人の刑事が合同捜査をすることになり、徐々に惹かれ合っていくというお話です。

イギリスから来た生粋の英国紳士マカリスターと、ハワイの日系人でサーファーのダンという凸凹刑事コンビが、日系マフィア絡みの事件を追いながら少しずつ親交を深めていきます。

面白い組み合わせで、さぞ熱い議論や皮肉の応酬があ…

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一歩、前に~潔癖症からの卒業~ 小説

chi-co  みずかねりょう 

人物の誠実さにキュンです

この物語、すごく好きです。
「萌×2」を付けたいところだったんですけど、最後がすごく駆け足に感じてしまって
ちょびっと評価を下げてしまいました。

この物語は遥(受)の潔癖症を結城(攻)と一緒に少しずつ克服していく様が書かれているため
くっつくまでの時間は割りと短めです。
お付き合いするにあたって触れ合えないという理由で遥は葛藤していますが、葛藤期間は超短い。
結城のちょっとした屁理…

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トリニティ~永遠のマリアージュ~ 小説

弓月あや  みずかねりょう 

少女コミック的イタさ。

いままで見たことのないタイプのBL作家さんかもしれません。
おとぎ話調のストーリーテリングをなさる作家さんは数多くいますが
これはたんなるおとぎ話風でも、ただの甘いラブロマンスでもありません。
赤面するような世界観が……すごい。
文章自体はプロット書きかと思うほど簡素なんですが
固有名詞のまわし方がかなり強烈な個性を感じさせます。

往年の大漫画家・池田理代子先生の「おにいさまへ…」…

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一歩、前に~潔癖症からの卒業~ 小説

chi-co  みずかねりょう 

まさに、リハビリ

受である遥が、1歩1歩トラウマと向き合い、
社会に入っていく物語です。

幼いころのトラウマから極度の潔癖症となってしまった遥は、
大学図書館への通勤時、バスに乗れるようになりたいとバス停に立っていた。
毎朝挑戦しようとしているのですが、なかなかバスのタラップに
足を乗せることができなかった。
そんなとき出会ったのが、遥が勤める大学の学生結城でした。
結城は、遥の潔癖症を分かった上…

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