ARUKU さんのレビュー一覧

ほんとは好きだ コミック

ARUKU  

青くない春はまだ苦くて


それは苦い苦いコーヒーに溶け込んだたった一粒の砂糖のように
僕の世界を永遠に甘く切なく変えてしまった

こういう"くさい"感じがよく、後半までだいぶラブラブイチャイチャ盛り込まれているので泣く、泣くと聞いていても半信半疑になっていました…が。

泣きました。

かなり泣きました。

受けちゃんが泣かないから。
自分のためには泣かなかったから。
環境も環…

2

明日屋商い繁盛 1 コミック

ARUKU  

特別なコミックス

 一番好きなARUKU先生の作品です。この表紙もとても好き。ちょっと版画のような雰囲気があり、物語の世界観にぴったりです。

 突然始まる奇妙な世界の物語。東京のどこかにある【明日屋】という古道具屋。事故で家族を一度に亡くした秋緒が遠い親戚から譲り受けたという【明日屋】は、死者が訪れる不思議な店で、キッカという唐傘お化けの付喪神が住み着いています。キッカは男色家なのですが、その設定がほっと一息…

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石榴の花 コミック

ARUKU  

淡々と…

 コミックス化されることがない作品を同人誌として出版した作品。デジタルに移行したことで出せたと言うことで、私は紙本が大好きなユーザーですが、こんな風にお蔵入りするかもしれなかった作品が読めるとなるとデジタルにもサクッと手を出してしまいます。


 以下ネタばれあり。


 腹ちがいの兄弟。生まれた日も3カ月しか違わない兄と弟。弟は正妻の息子で極道の跡取りとして育ち、兄は愛人の子として母…

6

極東追憶博物館 コミック

ARUKU  

大人の女性に捧げられる「メルヘン」

ARUKUさんの作品をこの週末に10冊ほど一気買いして、ずっと読み耽っていました。
どれもこれも読み応えがすごすぎて、2日間ARUKUワールドに取り込まれっぱなし!
1冊ずつゆっくり読むつもりだったのに止まんなかったです。
買うきっかけをくれた幻冬舎セールありがとう!

このコミックに限らず、ARUKUさんの作品のレビューには「おとぎ話」とか「童話」といった形容が頻繁に使われていますが、…

6

無恋愛紳士 コミック

ARUKU  

ARUKU先生大好きです。

ARUKU先生の作品はいつも切なくなります。みんな不器用な生き方をしてますね。そしてみんな可愛いです。日夏はかなりストーカー気質(というかストーカー)で本当に実在していたら怖いです 。蘇芳さんは小さい頃のトラウマが原因で恋愛ができないという面白い設定でした。話が進むうちにだんだん可愛くなっていく蘇芳さんはよかったです。ARUKU先生のおわりかたは救いがあるようなないようなものが多いですが、今回はほ…

6

RuTiLe souvenir Petit four 特典

ようやく刊行!!!

当初の刊行予定日から1年以上待ち・・・の発刊でした。
途中、何度ホームページの全サ状況をチェックした事か・・・(^^;
執筆陣はさすが豪華で嬉しいのですが、目次がもう少し分かりやすいと良いかな・・・と思いました。目次が作家様のお名前と掲載ページだけだったのですが、できれば目次にも元作品のタイトルも併記されていたら、読む作品を選びやすかったな・・・と。(さすがにご掲載作家様の全作品を読んでいる訳…

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明日屋商い繁盛 2 コミック

ARUKU  

さみしさとあたたかさ

1冊丸ごと表題作です。
秋緒の過去(事故)が明かされ、キッカと雨宮の正体も分かります。そして秋緒の未来の話です。

1巻の最初のページから、2巻のラストに向かって進んでいるのが感じられるストーリーが素晴らしいと思いました。なんでこの話を入れたのかと疑問に感じたり、ちぐはぐな場面が少しもなく、読んでいて気持ちがよかったです。

1巻に比べるとグロテスクな場面も少なめだった気がするので、グロ…

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明日屋商い繁盛 1 コミック

ARUKU  

グロもありますがストーリー良いです

表題作と、コミック「極東追憶博物館」収録の「楽しい俳句教室」の続編が収録されています。全2巻の1冊目。

表題作は、あの世との境にある小道具屋「明日屋」が舞台。客は死人であったり人であらざるものです。
 ・秋緒の過去(事故)
 ・キッカと雨宮の正体
という謎を抱いた長編に、秋緒とキッカの二人で営む明日屋での騒動のショートが絡んでいく感じです。

2冊を一気に読みましたが、全1巻にしよ…

2

猿喰山疑獄事件 コミック

ARUKU  

まさかの一大巨編。衝撃と感動のラスト!!

金、肩書、詐欺、裏切り、欲望、殺意……
人の様々な思いを描いた巨編でした。
この軽い感じの表紙の向こうに、
こんな作品が隠れていようとは、思いもしませんでした。
初読み作家さんで心を持っていかれて、「ヤラレタ」という感じでした。

≪あらすじ≫
一大商業・星グループの総帥として君臨する攻め。
そこに猿喰山の屋敷の庭師として受けが現れます。
受けは純真無垢で自由な心を持ち、総帥の攻…

5

ハスネサイコロジー コミック

ARUKU  

ビミョーなところが好き

1冊すべて表題作のカップルです。
蓮根(ハスネ・受け)が主人公の表題作長編と、藤原(攻め)が主人公の後日談ショートが収録されています。

ぐるぐる考え込んでじたばたする主人公の蓮根が可愛らしかったです。
蓮根が藤原と同性だからこそ感じる嫉妬から入る展開もBLらしくて良いなと思いました。蓮根が作成するビミョーなキャラクターも面白かったです。

この作者さまの作品は、ハッピーなのか想像に任…

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