小椋ムクさんのレビュー一覧

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

何だかな~モヤモヤする…。

終盤の纏めに入った、慌ただしい展開に納得出来ず、萌×2から中立に下げてしまいました。
こういう情景が浮かんできそうなお話、本当は大好きなんですよ。
でも……御免なさい。チョットくどいです…。
絵画が絡んだ情緒的なお話なのでしょうが、何といいますか…

幻想的で美しく見せようと技巧に走り、逆にありきたりなモノになってしまった絵?のように思いました。(←本当に御免なさい)

終盤までゆっくり進められた…

10

恋する遺伝子~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

本当は神なんですよ・・・。

そんなオチ?そんなオチなの!!!?

ここのレビューを見て覚悟してから読めば良かったです。
ただ単に前作のスピンオフ♪ と思って読んじゃったから。
攻めが妊娠!なんておいしい!こういう話が読みたかったの〜とテンション高く読み進めていたらまさかの展開!

なんだか信じられず5分ほど思考停止しました。
「冗談だよね?これは本気なのかな?もうちょっと読んだら違うオチがあるよね?」
思考停…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

うわ~!!早く2巻をっ!!

AV監督・十亀俊司×実家がラブホの高校生・城崎万です。

BLアワード2011年度3位・このBLがヤバイ2012年にも紹介されていて、
レビュアーさん方のレビューを読んで、ものすごく気になっていた作品です。

んも~!!ほんっとうに続きが気になります!!
お酒を飲んで寝てしまった十亀に
弟に近づいてほしくない一心で「十亀に抱かれた」と嘘をついて
付き合う事になりましたが、個人的な意…

2

「春へ」購入書店限定特典ペーパー書き下ろしショートストーリー 特典

あの時の攻め様の心情が見える

本編で受け様が北海道に行っている同時期の攻め様の様子と気持ちが攻め様視点で
描かれているショートでした。                         
本編中に同時進行のような時間の流れで互いを思い合う二人の様子を読み比べると
またかなり心に感動が湧いてくるような切なさと恋する苦しさが感じられる話で
感動ひとしおではないかと思います。

亡き年上の友人夫婦の忘れ形見を愛しく思いなが…

1

「春へ」購入書店限定特典ペーパー書き下ろしショートストーリー 特典

かけがえのない存在を認識する瞬間

本編の中で、相思相愛のはずなのに、別れを選択した二人。
ラストの再会と結ばれるために必要だった、旭のもう一回の脱皮。
それを迎える大事な場面が描かれています。
このSSがあることで、本編に欠けていた最後のパズルのピースがピタっとはまって、物語の完成を見せるのではないでしょうか?

どうしても十希の思いに答えてやれない、十希の亡き父と母に対するこだわりの申し訳ない気持ち。
別れてしかも、…

1

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

景色が情景になる

正直読み始めて、朝丘さん、またやっかいな作品を書いてくださったものだと(汗)
『あめの帰るところ』もそうだったのだが、素直に受け入れてはじめて二人の関係がストンと落ちてくる。
だけど、そこへ行き着くまでに自分の中でクエスチョンマークが飛び交った事実も否めない。
確かに、既に旭の作品を見たときに十希は旭に焦がれる要素を持ち、亡くなった父親からの話により、会ったこともない旭にすでに既知の感覚を抱…

6

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

こんな大人な高校生っているのかな?

この作家さんのお得意な精神的感動系のストーリーで、深く人間の感情を
きめ細やかに描写しながら読み手に感動を与えて行くような作品でした。
片手間でパパッと読める本ではないけれど、味わい深い作品でした。

全体的にどこかパステルカラーなイメージがありながらも設定はシリアス気味。
受け様の背景もかなり寂しく感じられるのですが、小さな幸せを感情豊かに感じ取る
感受性の豊かな受け様がとても高校生…

6

恋する遺伝子~嘘と誤解は恋のせい~ 小説

小林典雅  小椋ムク 

どう言ったらいいのか・・・

まず最初に、私はこれをオチを知った上で読みました。本来なら、これこそは予備知識なしで読む作品だと思います。そして、このオチに対する評価も、まさしく人それぞれなんじゃないかと。実際、賛否両論ですよね。

ただ、私は『オチが○○だったから』ダメなんじゃなく、普通に作品としてそれほど好きじゃないですね。再読はないでしょう(表題作は)。

私は前作が大好きなので、『本音と妄想は恋のせい』はホン…

1

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

アンケート『だけ』でも読む価値はある!!

小林さんのセンスそのものには、素直に敬意を表する私ですが、正直他の作品はどうも今ひとつ乗りきれなかったんですね。

でもこれは、純粋に『今まで読んだ中でいちばん(単純な意味で)面白い』BLだったかもしれません。いや、最高です!

キャラクターがよかったですね。ごく普通の常識人に見えたのに、実はヘンタイだった和久井さん(攻)も、なんでそこまで、というくいらいネガティブでマイナス思考の結哉…

4

君に触れたら 小説

松幸かほ  小椋ムク 

身代わり!大好きなキーワードです

攻様の好みになる為に攻様の彼氏の真似をするなんて、ちょっと考えれば不毛な感じですが、私は好きでした。
真似をしたことで受様は本当の自分ではないと思ってつらく感じたんだろうけど、それによって得たものも多かったんじゃないかな。
あこがれのあの人の様になりたいと思って努力するのは悪い事じゃないと思うんだけど、受様は努力して培った自分と以前の自分と分けて考えてしまったからよけいに辛かったのかなと、思い…

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