total review:286039today:3
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
26/164(合計:1637件)
165
ネタバレ
汐見視点でお付き合いの始まった数ヶ月ころのお話です。 理人が有給を取ったことを会社に着いてから知った汐見が定時を迎えるのをイライラしながら待つところから。 理人が有給を取るのは発情期だから、なのに理人は絶対に汐見に知らせたり呼んだりしない。 汐見は理人のことが心配で心配で。 汐見は理人が発情期に情緒不安定になるのも一人で泣いたりするのも知っている。 しかももしも他のαに襲われたり…
海野幸 小椋ムク
途中から涙と鼻水が止まらず箱ティシュを手元に置き鼻血が出るまで鼻をかみました。 またしても海野さんの巧みさに完敗です。 毎回主人公視点でこちらも泣いたり切なくて我慢できなくなったり、いい意味で振り回されます。 オメガバースものですが、ここまで掘り下げ主人公の過去と現在とアイデンティティ?に迫るのはさすがです! 最初はスラスラ読めましたが理人が汐見に片想いし、オメガとして自分を…
ぷれぱーる
海野流リーマンオメガバースです。 ケモ耳をΩの象徴として描いてるところが凄く個性的。 Ωである主人公・理人の、表面的には分かりにくい微細な心の動きを丁寧に描いていて、そこがとても良かった。 悩んで悔やんで泣いて泣いて……と、終始霧の中を彷徨っているような理人ですが、最後にはモヤが晴れてスッキリした気持ちになりれる一冊です! 事故で火傷を負い、成人前に親の独断でうさ耳を切除した理…
あーちゃん2016
初版に挟まっている限定ペーパー。恋人同士になってから数か月後のお話でした。本編でも好きだった様子がSSになってて嬉しかったですが、本編同様という印象だったので萌2にしました。いいなあ、強がりさん。 ++以下 がっつりネタバレ 理人が有給休暇を取っていることを、夕方会社に戻って初めて気づいた汐見。定時になるや否や、会社を飛び出し理人のアパートへ。というのも理人の有休=ヒートだからなのです…
先生買い。表紙で最初っから好感触だったのですが、お話もめっちゃ良かった。アパレル会社舞台のお仕事部分+オメガバースなお話、本編280Pほど+あとがき。いやほんとに良かったんですよ、読み終わった時の爽快感ったら! 大手広告代理店を辞めて就職活動中の理人(りひと)。面接先の会社の最寄り駅までで気分が悪くなり、間に合わなくなりそうだったので電話でお断りを入れたのですが、途中声をかけてくれた人に「頭…
ぴれーね
作者さん2作目のオメガバース+リーマンものになります。 つい強がってしまう受けとそんな受けをどろどろに甘やかす攻めが大好物との事ですが、そんなの私も大好きだからー! 甘え下手な受け、最高だからーーー!! まぁそんな感じで不器用な受けと包容力攻めによる甘くて焦れったくて切ない恋愛がめちゃくちゃ萌えるんですけど、実はそれだけじゃなくて、テーマがすごく深いししっかり掘り下げられた心情描写がとて…
木原音瀬 小椋ムク
ふばば
コミックスの「キャッスルマンゴー」と一緒に読むべきでしたが本作だけ読みました。 表題作「リバーズエンド」が十亀の生い立ちと高校時代、「god bless you」が今の十亀の仕事のお話。 時系列的には、真ん中に「キャッスルマンゴー」が入って万と十亀の出会いと恋が描かれている、という感じ。 この小説はあまりBL臭がないですね。「コノハラ節」も控えめ? 「リバーズエンド」 一言で言うと「…
安西リカ 小椋ムク
窓月
好きな設定はたくさんありますが、再会ものは外せません。設定だけですでにエンジンかかってしまって、どんな味付けでも無条件に反応してしまいます。その分、なかなかベストの甲乙がつけがたいのですが、中でも本作はマイベストといっていいかもしれない(イラストも)。 BL用語の使い方としてふさわしくないとは思うのですが、「溺愛もの」ってこういうののことかな?と思っていて…(多分ちがう笑)スパダリとかハイス…
一穂ミチ 小椋ムク
えすむら
一穂先生もムク先生も好きなので買わねば!と購入してたのですが、 長らく積んでて、やっと読了しました。 文芸み強い一穂作品でした。攻と受が抱えているものがしんどいですが、ラストに向かってそのしんどさが解消されていく、優しい作品だなと思いました。 あれ?BLだった?と確認するほど、情報量が多くて…勉強になりました。世の中には様々な苦しみがあるんだなと。特に、縁(受)が抱えている問題がシリアス…
八条ことこ 小椋ムク
kurinn
登場人物の心の動きを丁寧に書いた作品だと思いました。 現実の恋愛はこんな風に進んだと思ったら立ち止まったり、嫉妬して後戻りしたりとモダモダするんだと思います。 こちらの作品は大きな出来事も当て馬も登場しません。どちらかと言うと本人たちの問題だけなんです。 しかもどちらも不器用だからなのか、作者様の文章の特徴なのか、面白いのですが読んでて疲れてしまいます。 表現もちょっとわか…