ロペ丸![]()
「ベータからオメガになる」という設定は何作品か読んだことがあるけれど、ここまでリアルに主人公の戸惑いや居た堪れなさに感情移入させられたのは初めてかもしれない。
自分の信じてきたものや見てきたもの、価値観が、根底から覆る衝撃たるや…。
すぐには実感が湧かない部分も、不意に触れる悪意や好奇の目に徐々に否応なく理解させられていく辛さ。不条理さ。
明るく真っ直ぐでポジティブ!というのが長所だった…
さすがの構成。さすがの描写。さすがの文章力。
魂の光、竜の姿、戦闘シーンなど、ファンタジーな世界観がクリアに脳内に映像化されるのは、海野幸先生の手腕だな…と思います。
運命的な出会いをしてから、さまざまな試練を経るごとに変わってゆく2人の関係性。
それぞれが言葉にできない辛さと拗れた感情を持っていて、素直になれずに強がったりすれ違ったりしながらも、徐々に心を通わせてゆく。
ドキドキ…
