車折まゆさんのレビュー一覧

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

気楽に読めるコメディ

大学生の夏市は、365日24時間人肌に触れていたい病におかされていた。弟が三つ子で、幼い頃から三人の子供の世話をしていたことが原因で、弟たちが成長し手が掛からなくなった辺りから発病。
父親に買ってもらった等身大のクマのぬいぐるみを代用してなんとかごまかしていた。
そんな夏市の隣に大学の先輩である椎名が引っ越してくる。王子様然とした椎名は、実は片付けるという行為が病的に苦手で、隣室が恐ろしい汚部…

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コル・レオニス-獅子の心臓- コミック

車折まゆ 

若さは獅子座の一等星

2008年発表の連作的短編集。
2008年?と驚くけど古さは感じない。

「MEGA キミ FREAK」
漫画家の兄のデッサンのために女装をしていた所にやってきたアシスタント・島に一目惚れされちゃった美和(ヨシカズ)。
自分も島に好かれたくて女のフリをしてたけど…

「MEGA 恋 メランコリア」
美和の兄・上久保正一の過去話。
昔付き合ってた彼女に一緒に死のうと首絞めをされ…

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全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

楽しいラブコメ(≧▽≦)

もう10年以上前のお話なんですね。
月日がたつのは早いなぁ。

自分の欲求に正直な攻め様の変態ぶりに大笑いさせてもらいました。


受け様は、自称『片付けられない症候群』を患う大学生椎名。
女王様のようなクールビューティーかと思いきや、素直でおバカなかわいい一面も。

攻め様は、椎名の後輩であり、自称『24時間365日人肌に触りたい病』を患う夏市。
お兄ちゃん体質で、恋人には構…

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

変わらない持ち味

ゲイ雑誌の募集記事で知り合った攻めと受け。
攻めの方は友達と面白半分、遊びの延長線で、男になんて興味なかったはずなのに、なんだかんだ好きになってしまいどうしようもなくなるお話。

木原先生お得意のやつ…と思ったらこれデビュー作に近い作品なんですね?(驚き)
発売順気にせずランダムに読んでいたのでビビりました。
初っ端から先生らしさであふれしっくりきたんですよ。
この持ち味の輝きはいつま…

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全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

アホアホでハッピーなコメディ

凪良先生の本はいくつか読んでいるのですが、ダメダメだったりちょっと性格や性癖に難のあるキャラクターが好きなのかなという印象を持っています。こちらの作品も攻め・受け共にどこか残念系のキャラクターなのが可愛らしくて、「愛すべき馬鹿」ってこんな感じなのかもと思いながら楽しく読めました。

文体がとてもコミカルで現実に存在する映画のタイトルもたくさん出てくるので、小説の中ではかなりとっつきやすい方では…

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

ノスタルジック

もっと早く読めば良かったと思った作品。
最初はなんとも思わなかったのに、段々と相手が気になっていく描写が秀逸。
最初は木原先生の作品に良くある、胸くそ悪い話(悪意はないです。むしろ好きです)かと思いきや、こんなにキュンとくる話とは思わなかった…!油断してた。
痛さ控えめな話なので、初心者にもおすすめできる作品。
ノスタルジックな雰囲気が最近の作品ではあまり見られない温かさを感じさせる。

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

毒じゃなくスパイス

木原さんのデビュー作らしき今作も流石、面白かったです。
気弱でダサい、ゲイの現国の先生と、友人と揶揄って雑誌の募集から手紙を送った高校生の里見。高橋の人見知りなのに好きだからちょっと頑張るところが健気で、思わずにやけますし共感出来ます。里見は里見で断れず迷い、興味を持ち少しずつ流れのめり込む素直さも好感が持てるし、気持ち分かります。双方の気持ちがちゃんと読みながら理解出来、しかも嘘をついたまま話…

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全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

テンポのいいラブコメ!

痛い作品を続けて読んだ後に楽しくて可愛い話が読みたい!と思い読了しました。
凪良先生もちょっと切ないお話を書きますが、この作品は完全ラブコメ!
人肌が大好きな24時間イチャイチャしたい病の攻め×掃除恐怖症の汚部屋の住人(見た目は王子様)の受け
ゲイ×ノンケでもあります。受けはノンケというか人間と付き合った事が無いしすきになった事もないと思うので初恋。ロマンがあります。

鼻血を出したり、…

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

古き良きBL小説

とても心に染み入るようなお話でした!

高校生のノンケの攻とその高校の教師のゲイの受とのお話で、懐かしのペンフレンド募集とか家電でのやりとりとか…本当に読んでいて心が暖まるようなお話がとても良かったです。

激しい事は起こらないけど攻と受の気持ちのやりとりや、携帯というアイテムがないなかでの待ち合わせや待ちぼうけ…時間がゆっくり進んでるこの感じは読んでいて心暖まります。

学校ですれ違…

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

私的に理想的カップル。

すごく面白かった。

何より登場人物がとても魅力的でした。遠藤という女子は嫌な女子って感じですが、それもまたリアル。

遠藤さんはもともと里見をちょっと気にしていたんでしょう。だから待ち合わせ場所に見に行きたいという口実を作って自分に気がある風である事を確かめていたのではないかと思いました。
柿本は里見に対して、高橋の初恋の一ノ瀬と同じ様な気持ちを持っていたのではないかと思います。
無…

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