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一穂ミチ 竹美家らら
まりぽん812
ネタバレ
本編を読み返したら、こちらも久しぶりに読みたくなりました。 同人誌とショートストーリーで構成された本作品。まるで、一つの作品のように、二人の恋の軌跡が鮮やかに描かれています。 北海道で気持ちを確かめ合った桂と志緒の「bitter,bitter,sweet」、 キスしろよ、ばかやろう、と志緒が焦れる「Why don't you」、 志緒のグラつく前歯を桂がディープキスで奪う…
東雲月虹
同人誌は購入済みでもちろん読ませていただいておりますが このように一冊になってまとめて読めるとなると幸福感の宝箱!!!!! 新郎側の幹事を任された一顕が 新婦側の幹事の女性にこっそり想いを寄せられ LINEのやりとりを見てもいいと言われても ちょっとやきもきしてしまう整が可愛い『恋をする/恋をした』の続きだという 書き下ろしの『恋をした/恋をしている』がとても嬉しくて アルコール度数…
自分が一穂さんにはまるきっかけになった作品でした。 読後は、こんな恋があるんだ!と心が真っ白になった感じで、うまく言葉が出てこなくて。感受性の鋭い主人公たちの恋は、言葉にしない想いすら伝わりあって、でも、言葉でも伝えあって。読んでいて、そのダブルパンチに言葉が奪われるような気がしました。 高校時代の恋の痛みを抱えて生きてきた高校教師・桂と、思春期の壊れそうな自我を持て余す志緒。二人が惹かれ…
一穂ミチ
おとぎ話をモチーフに、桂と志緒の恋がみずみずしく描かれています。 「かいじゅうたちのいるところ」 恋人同士ではあるけれど、まだ体を重ねてはいない二人。志緒が高校三年生の、夏休みのお話。 志緒の妹は、絵本「かいじゅうたちのいるところ」の『たべてやるからいかないで』に、いつも大興奮。志緒は、理解できない、と桂に話します。数日後、「食う」って性的な意味が大きいしね…なんて考えながら、桂が帰宅す…
一顕と整が恋人同士になって初めての秋、ある日曜の夜。 二人は電車で出かけたものの、遅延で目的地を諦め、乗り換えでしか使わない駅で下車します。居酒屋で飲んで、気分良く散歩しているうちに、人気のない町工場の一角まで来てしまいます。 他愛のない話をしているうちに、雨が降り出して。あたりにはコンビニも、雨宿りできる軒先もなく、二人は古い電話ボックスに駆け込みます。 「電話ボックスなんか入った記憶…
一穂ミチ 二宮悦巳
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個人的な感想ですが一穂さんはお仕事や状況や風景描写が多いですね。 今回はカジノとギャンブルと香港の描写が多くて馴染みのない自分には読むのが大変でした。 特にポーカーでは白熱した場面でもルールがわからずカタカナばかりでただ字面を追うだけになってしまいました。 逸と一哉の関係も途中まではわからず。意識してるのはわかっても、逸は何をそんなに一哉に謝らなきゃいけないのか、なぜそんなにお互いつ…
タイトルからは想像できない、ピリッとしたお話です。 会社の同期会の前日に整の家に泊まった一顕は、ゆっくりし過ぎて、家に戻る時間がなくなってしまいます。 シャワーを浴びる一顕に、嫌じゃなかったら使ってみて、と整が差し出したのは、新品のシャワージェル。同期の女性が、結婚祝いのお返しにくれたものなのですが、整はにおいが好きではありませんでした。 でも、それを使った一顕から漂うにおいは、…
ゆーちん24
初のBL小説です。以前からBL小説デビューしたいな〜とは思っていましたが、ついつい読み慣れたコミックを優先させてしまい… やっと手に取ることが出来ました。 まずは読みやすそうな人気作から…という動機で読むことにした本作ですが、 いや〜面白かったです! 小説は敷居が高そうで…と躊躇されてる方がいらっしゃいましたら、本当にオススメです。 最初はあまりに裏表のある国江田に、うわ〜二…
体の関係から始まった一顕と整が、季節を積み重ねて、恋を育んでいく様子が描かれています。 初めてのお家ごはん、ささいな喧嘩、小さな嫉妬、バースデーサプライズ。楽しく微笑ましいです。 整が雨の日も一顕と一緒に外出を楽しむようになったり、一顕の爪が短く整えられるようになったり。二人の変化から恋が伝わってきます。 でも、過去の恋が消えるわけではなくて、ふとした時に思い出す痛みを、二人が心と体…
あかい
「かいじゅうたちのいるところ」 美夏のお気に入り絵本の話。 『たべてやるからいかないで』の場面で、キャーと手足をばたつかせて喜ぶ妹に「何がそんなにツボなのか、引く」という志緒(笑) 「食う」という表現には、性的な意味合いが含まれることがあるよな、と考える先生。 ある日、志緒が寝ぼけて呟いた「おなかすいた」という欲望の言葉に…。 志緒が高校生の頃のお話なので、悶々の時代なら…