一穂ミチさんのレビュー一覧

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

愛おしくて胸がぎゅーっと

国江田さんの後輩の皆川くんのお話です。
スピンオフってやつですね。

自分、「イエスかノーか〜」が好きすぎるので読む前はちょっとだけ心配でした。期待が高まり過ぎちゃって、外れたらどうしようかと。
国江田さんメインの時はそんなに皆川くん好きじゃなかったし。
一穂先生の作品はものすごーくハマるものと、イマイチしっくりこないものがあったので。

読み終わった結果、すごく胸がぎゅーっとなって…

10

イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

愛おしすぎる2人

 BL小説の中で相手の為を思って身を引く、というのは王道だし、好きな流れでもありますが、その奪還にこんなにかっこよくてこんなに痛快だと思ったのはきっとない!!!

 包容力あって男前な潮は、甘え下手で弱いとこ見せるのがダメで、潮にもこんなところあったんだな、とかわいく愛おしく感じました。
計の周囲にプレッシャーをかけられた事で、政治家の父親の元に帰る決心をした潮。
潮が本気で言えば、計はど…

11

シュガーギルド 小説

一穂ミチ  小椋ムク 

8年後の再会の必然

カバー絵を見たら50代くらいのナイスなミドルと若い子の歳の差カップル?かと思いましたが、実際は38歳と27歳の二人でした。

総合商社勤務 清坂は、海外転勤直前に出会った青年 和(なぎ)に心惹かれながらも、そんな場合じゃない&男だし&若い子に何やってるんだろう…とかいうものがごちゃまぜになって芽生え始めた想いを封印して旅立ちました。

それから8年、転勤で元の部署に戻った清坂が異動してきて…

2

クラクラダイアリー 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

おうちの様子

表紙の国江田さんの片恋ダンスに激しく萌え散らかして購入しましたが、内容には恋ダンスネタは出てきません。
同居してからの、二人のおうちの様子が描かれています。
(嫌な感じではなく)距離感が少し変化した事とか。
インテリアが具体的に描かれていたりして、おうちの想像(妄想?w)がモワモワ膨らみました!

年末年始のお話しなのですが、潮と計はこれからもずっと一緒に人生を重ねて行くんだろうなぁとい…

2

クラクラダイアリー 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

楽しみは後に取っておくタイプ

おうちのありか後の年末年始。表紙は国江田アナの方恋ダンス♪

旭テレビ男性アナウンサーカレンダーに選抜された計、計の担当は12月。からかわれることが分かっているので、潮には内緒に。幸いにも潮は仕事が立て込んでいて、気付いていない。ベッドは計の部屋にしかないので、仕事で遅くなった潮は、計を起こさないようにと、潮の部屋に取り付けたハンモックで寝る。
アナ部忘年会の抽選会で入浴剤と温泉旅行が当たり…

8

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

世が世なら、身分差?

造り酒屋の息子、森山慎が家を出て七年後、東京で知り合った来杉隼人を連れて故郷に戻ってきた。このご時世、未だお殿様が御座す城下町。不躾で口の悪い隼人が、高校生の「若様」こと野衣湊(あつむ)になぜか気に入られ、飼い犬の散歩を頼まれる。

町の歴史。湊を取り囲む人々。湊の高潔さ、生真面目さ。そして隼人の孤独。読み進めるほどに魅了されました。やっぱ、すごいなぁと思ったのは、剣道のインターハイ決勝シーン…

1

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

前作のネタバレもあり><

一穂ミチ先生「ふったらどしゃぶり」、「ナイトガーデン」読み終えましたのでまとめて感想を書かせていただきました。

個人的に前作は切ないというよりおもしろい話だった。一言にいえば、各自の事情によりたまった男2人がやっちゃってそれで恋に落ちた、という話。BL作品だから萌えるんだけど現実だったら納得できないかもしれない。それに恋愛感情に疎いわたしから見ると、一顕が好きなのにセックスに抵抗があるかおり…

1

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

雪よ林檎の香のごとく降れ

北原白州の短歌からの題名といい。
とても美しいです。
この世界観に浸れたらよかったのですが
まったくもって攻めの桂に一ミリたりとも共感できませんでした。
でも、志緒とりかは無条件に好きです。
桂が恋に落ちた葉子さんも人物設定は悪くはないです。
イラストの竹美家ららさんもとても美しくて。

こちらの作品は私にとってはいいか悪いかよくわからなくて…
とにかく、感じ取る感性がないのでし…

6

アロー 小説

一穂ミチ  金ひかる 

そんな生活で大丈夫か!?と勝手に心配したけど、そういう人がいてもいいよ

浮世離れした二人の話。

他作品と比べると、大体自宅とその周辺で話が展開するので地味なお話かもしれませんが、ちゃんとそれぞれの人生を持った人たちが生きていると感じる作品でした。

他人を受け入れる方が、否定するよりも楽なんだ、という一文があって、なるほどなと思いました。
何事にも執着しない方が楽なんだけど、そうすると人を信用できなくなったり、諦め癖がついたりしてしまうような気がします。

0

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

ほっこり

キュンキュンしましたー!
ヘタレ×器用なリーマンもの。
ずーーーっと受けの子が好きで一途。受けの子はそれを受け入れる。キュンキュンポイントです。
しかも受けの子が積極的な作品でエロシーンがお気に入りです。恋愛上手だな。怖い怖いと思いながら。受けの子、いろいろ上手なんです。
良いものを読んだ。
読んだ後にほっこりする素敵な作品でした。
一穂先生の田舎の描写が好きなのですけど、今回も景色を…

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