一穂ミチさんのレビュー一覧

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

笑いたいときに読みたい一冊

電車の中で挿絵を隠しながら読んでいたんですが、挿絵隠すよりも笑いを堪える方が大変でした。外で読むならマスク必須です。マスクあっても漏れるくらい。
最初は国江田さんの小気味がいいほどの口の悪さ(というよりも罵詈雑言w)にびっくりしながら読んでいたんですが、読み進めると癖になりますね、たまりません。
ストレス発散したいときに、笑いたいときに、萌えたいときに、何度も読み返しています。国江田さんの言葉…

5

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~青~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

桂と志緒はやはり甘酸っぱくて、切ない

一穂ミチさんのデビュー作『雪よ林檎の香のごとく』のペーパーやら同人誌やらを二冊にまとめて下さった内の一冊。
どちらにも書き下ろし付きです。
こちらの『青』の方が時間軸的には先になります。
わたしは『赤』から読んでしまいましたが(苦笑
高校生の志緒と教師の桂の本編を補完したような作品なので、やはりファン向けと言えます。

個人的には攻め視点好きですし、桂がどんだけ志緒を想っているのか読み…

6

ぼくの太陽 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

潮の太陽は…

わたしは小説においては攻視点が好きなのです。とくにエロを攻視点で語られると、攻め様のモノといっしょにわたしの脳内tnkも俄然滾るのです。

今回の一穂先生の作品には潮視点でのセクロスがあったので大歓喜!好きなカップルの攻視点エロさいこー!!エロ自体はすごい濃いものではなかったですが…

♦︎メモリーズ♦︎
計と潮と竜起が小学生のころの夏休みのある日。
それぞれがテレビ局に見学に来ていて…

7

meet,again. 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

難解 栫と嵐の不思議な関係

『雪よ林檎の香のごとく』が好きなのですがこの作品は難解そうなのでずっと読まずにいました。
高評価なのに少しも理解できなかったことがすごくすごーく残念です。
いつか時間をおいて再読したい作品です。

読んでいて楽しい話ではないです。
ワクワクも無し甘くも無し。
薄墨で描いたような色のない淡々とした物語。

栫は人間的な感情皆無のアンドロイドのような人です。
汗はかかない、食事も排泄…

7

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

よくも悪くもリアルな作品

恋人とのセックスレスに悩む攻めと幼馴染にずっと片想いしている受けの話です。
偶然始まったメールのやりとりからふたりが近づいていく過程は奇跡的でとてもロマンチックでしたが、攻めと受けが抱えているものや背景が重かったです。特に攻め。上記に書いたとおり攻めは彼女とのセックスレスに悩んでいて男なら好きな人としたい!って感じなんですけど、彼女はそうでもないんですよね。BLなので彼女は悪役というかちょっと嫌…

3

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

物語の糸を引く

ある目的があって海辺を歩いていた攻めの宗清、目的を見失いかけた儚げな声で宗清を呼び止めた受けの泉。出会いまでの複雑さと恋に落ちるまでの優しい掛け合いに涙が出ました。
泉と宗清、それぞれの家族、幼馴染、と一穂先生ならではの広い世界観で二人にとっての大きな転機が描かれています。

一穂作品って登場人物が多いように思います。しかもそれぞれが物語の鍵を握っている。何重にも交差する登場人物たちの想いが…

4

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

1作目より好みでした☆

1作目は、「ちるちるでの評価がいいし読んでみるか〜。」って感じで手に取って。
もちろん面白かったのですが、そこまでどハマりしなかったのが正直なところでした。
好みの問題だと思うのですが、多分、受け様の二面性があって天邪鬼なキャラも、攻め様の安定し過ぎてちょっとそっけなく感じるキャラもハマらなかったのだと思います。

しかし、2作目。
受け様、計は相変わらず二重人格で天邪鬼だったけど。前作…

3

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

途中で読むのを投げ出しそうになった。

いや、スンマセン。
でも一応、最後まで読みました。

「ふったりどしゃぶり」のスピンオフです。

私にとっては、一穂ミチさんの作品は、
「アタリ」「ハズレ」が大きくて、
今回はスミマセンが「ハズレ」な感じです……。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

レビューといっても、なかなか難しいのですが
とりあえず、思った所をちょこちょこと。


「ふったらどしゃぶり」が神評価…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

好きなのは、半分じゃないな!!

 一穂さんのあの、綺麗な文章プラス、計のあの軽いセリフのコラボレーション。楽しかった。読みやすかった。ちげーよ、とか、黙れ愚民が、とかオフモードでは毒舌満開のアナウンサー国江田計の一人称で話が進む。
 内面と外面のギャップありすぎの計は、取材で知り合ったアニメーション作家、都築潮に「国江田さん」と「オワリ」という二人のキャラを使い分けて接する。
 うわ、それややこしなるパターンちゃうの?と思っ…

7

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ツンデレ計もきれいな国江田さんもかわいい

 今回の表紙は前回と逆バージョンなんですね。
受け様の計のキス待ちのお顔が、ほらよ、みたいな事言いつつ内心テレまくってんだろうなー、なんて感じで、対する攻め様の潮は、いつまで計が目を閉じてまってられるか、なんて考えてんだろうなーみたいな顔してあっかんべしてて。
もう表紙から2人がかわいいです。

 今回は計がお仕事煮詰まっちゃって、1人で抱え込んじゃっていっぱいいっぱいになっちゃってました…

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