樋口美沙緒さんのレビュー一覧

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

う~ん、評価に困る・・・

 この作品、面白い?面白くない?と聞かれると、
ストーリーは面白いが、主人公に共鳴するか?と言われると、
さほど・・・という感じ。話の展開は、面白い。夜の10時から、
読み始めて、夜中の3時半までかかって、読み終えたほど、途中で
止められなかった。
 この作品に出てくる登場人物は、自分の事でさえ、他人事のように
扱っているようなところがある・・・例えば、冒頭で、4行の序文の後、
「眼…

4

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

おもしろかったっ!

ちゃんと世界観を確立しているのが凄いと思いました。
ファンタジーと現実の美味しいところだけを混ぜ合わせた感じです。

舞台設定は中世ヨーロッパっぽいんですが、この世界独特の事柄も多いんです。
それがなんともBLらしい設定ではあるんですが、小さなエピソードを重ねることでご都合主義ではなく「そういう世界観なんだ」とストンと心に落ちてくる感じで、すごく素直に受け入れられます。

妾腹の子を「…

4

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

うあああ…萌え死んだ…!

みなさまがレビューで書いてる欠点、私もまるごと同意です。
受けのグルグルがいまいちよくワカラン!
なんだこの受けのうじうじぐるぐるの女々しさウザったさは!
でもさ、欠点すべてマイナスしても有り余るほどの怒涛の萌えが!
萌えがーー!!
屁理屈抜きに萌える!!

アタクシ完全に萌え死にました。

樋口作品は既刊本三作すべて神評価なのですが、なんかいつも胸がキュンキュンキュンキュン切なくて甘い痛みで死に…

1

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

スピンオフ希望

続編希望の方が多いようですが、私は陶也をメインにしたスピンオフが読みたい!
さぞかし私好みの「性格の悪い俺様攻め」っぷりを発揮してくれるだろうと、想像しただけでニヤケます。
相手は翼よりさらにロウクラスがいいな。ニヤニヤ。
美登里の話も読みたいけど、こっちは完全に非BLになっちゃうから無理だろうな~。そう思うと、融通がきかないジャンルだわねっ。

スピンオフで妄想が膨らむのは、この作品がそれだけ面…

9

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

私 好 み

この攻めの稚拙な愛情表現っぷり、自分の心に気づけないアホさ加減、ぜんぶぜんぶ私好みです。
すごく単純なんだよね。「好きな子に意地悪したい、泣かせたい」って、園児のような動機なのだ。でも、いざ泣かれたらオロオロ狼狽える、という…。うああ可愛い。可愛いよ。しかも、それでもまだ気づかないというアホっぷり。
こういう攻めを上手くコントロールできるのは、あやし上手スネ上手のオトナなんだけど、そんな受けだと話…

3

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

失った記憶に潜むモノ

今回は口数の少ない陸上部副部長で生徒会副会長と
転落事故で記憶喪失になる文化祭臨時委員のお話です。

受様が失くした記憶を取り戻そうとする事で、
自分と相手の気持ちに気づいていく展開になります。

受様は私立の高校に通う高二生。
中学の頃は陸上部に所属していましたが
今は部活もしていないコレと言って自慢もない
平凡な十七歳です。

夏休みのある日
夜の学校で階段から落ちる事…

1

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

もやもやっとする

あらすじに惹かれて買ったんですが、正直微妙という感想をもちました。表紙からして三角関係なんだと予想はできるんですが、もう誰と誰がくっつかかが最初のほうから予想がつき、ハラハラして読むことがありませんでした。
そして肝心の受けもどこがいいのかわからない、見ててちょっとイラッとしてしまいましたしwww苦笑

てか、なんで記憶を失ったのかの原因はなんだったのか。いろいろと謎は残っています。もちろん…

3

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

面白かったです。

面白かったんですが…、面白かったんですよ、うん。
なんだろ?何かがもわもわしたまま残るんですけど、これなんでしょうね?

お話としては、記憶喪失もののお約束といった感じで、記憶がない期間に何があったんだろう的な内容だったんですが、誰かに抱かれているという記憶の断片がチラチラ夢に出てくるのは読んでいてドキドキしました。

ただ、私は受けが、記憶のない間自分が誰を好きだったのかを何故そんなに…

2

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

面白いんですが・・・

面白かったし萌えたのですが、自分的には前作程の萌えと完成度は感じませんでした。
『愚か者の最後の恋人』が90点、『愛の巣へ落ちろ!』が95点なら今回は80点位かな。
3作ではまだ分かりませんがひょっとすると現代舞台でない方が合っている作家さんなのかもとちょっと思いました。
貼られた複線と夢に出る記憶の欠片、それらと日常の会話とで二転三転する展開はなかなかスリリング。
王道幼馴染はやはり王道…

5

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

素直になれなくて

今回の樋口作品もすごく面白かった!!
お互いのすれ違いに胸をキュンキュンと締め付けられながら、それが最後まで続くのですから一読価値充分にアリです!

階段から落ちて怪我をした涼太はその日までの3ヶ月間の記憶を失っていた。
そして夢に見る、自分が男に犯されているシーン。
それは一体誰?幼馴染の恭一か、生徒会長の北川か?
記憶を失くした3カ月の間に一体何があったの?

涼太が苦しい体験…

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