樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

翼が可愛い!

現時点での樋口さん作品の中では近作が一番好きです。
何といってもシジミチョウの翼[受]が可愛いの何の!!生きる事に一生懸命で、気も強くて芯がしっかりしてる、こういう受は大好き!

虫の擬人化なので、あらすじだけ聞くとええっって感じかもしれませんが読んでみると違和感無くスッと読めます。
虫の種類によってクラスの差別があり、翼は下級にあたるシジミチョウで学校で虐められたり差別されたりしますが、…

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他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

泣かされた!

樋口先生の作品を読んだのは、本作品で三冊目でしたが、三冊とも泣かされました。
『家族もの』とブログにも書かれていたので、今回は泣かないかと思っていたのですが、泣きましたね。

篤史は幼い頃、父親の死がかなりの傷になっています。それで父親と同じ画家の渡会家に引き取られますが、度々久代さん(義父)がばったり倒れたりするもんだから、その度に篤史は父親を亡くした時の記憶が蘇って怯えます。
そんな篤…

2

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

健気受と義兄と義父と

帯『十一年間、家族でいたのにどうして突然、俺を抱いたの…?』

前作の「愛はね。」が自分的にはピンと来なかったんで、今回はどうかなーと期待と不安半々だったんですが当りでした!今作はかなり萌えポインツ突きまくりでした~。

父子家庭の画家の息子篤史[受]は父の死により、幼い頃に同じ画家仲間の度会家に引き取られます。
度会家はやはり画家の父親と息子の忍との2人暮らしでそこに篤史が加わるのです…

6

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

「BL的な落としどころ」は要らない小説もあるのだ

デビュー作からずっと樋口美沙緒さんの作るお話が大好きです。
でもこれは評価難しいなー。

おそらく多くの人が地雷だろう主人公のウジウジした性格、私は大丈夫でした。
普段は私、ウジウジ受けが「しね!」と思うほど嫌いなんですが、なぜか大丈夫で。
他のかたのレビューに「ウジウジ受け大丈夫なのに、この受けは苦手だった」みたいな記述があったから、この受けにはいわゆる「BLのウジウジ受け属性」にはハマらない“…

10

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

もっと話そうよ

えーと、
主人公のこの二人、
二人揃って、臆病すぎ

水沢みたいに、基本的に素直で前向きなキャラは好き。
そんな素直で前向きな子だからこそ、気持ちの行き場を塞がれたときに、意地を張って、悪い方へ、悪い方へとこじれていく。
で、それが許容量を超えたときに、記憶喪失という形に。

記憶喪失の謎解き的なことは、読んでいる方には早々にわかっちゃう。
むしろ展開のメインは、水沢が記憶を封じ…

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八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

ドラマCDが楽しみです。

夜遅くに読み始めたため、一気に読む気はなかったけど先が気になってしまい結局最後まで読んじゃいました。おかげで寝不足で次の日きつかったです…

ま、そんなことはおいといて。はい、私が大好きな樋口美沙緒先生の作品と言うことでかなりワクワクしながら読みました。

記憶喪失ものは素敵ですね^^こういうの大好きです!
互いに意地の張り合い、そして素直になれない2人、切なかったです。

濡れ場の…

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愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

これ単品の評価です

物語に何を望んでいるかで評価が大きく揺れてしまう作品ですよね。
「続きないほうがいい」と何人かの方が既に仰られてますが、
私もこの話はここで終わってくれたら「神」だと思います。
ま、続きはないことにして(出たら出たら読みそうですが)神で。

受けはちょっと芯がなさすぎるというか「愛されたい」ばっかりで
好きって口で言ってくる相手に流されまくりすぎなんですが
人間、若いってバカっぽいこ…

7

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

こういう作品に巡り合いたかったんです!!

こういう作品に巡り合いたかったんです!!私の萌えポイントすべておさえてる作品です。これ読んで樋口先生大好きになりました。もっと樋口先生の作品が見たくてしょうがないです。

受の憧れっぽい片想い(?)から始まり、その相手がひどい攻っていう、とにかくロウクラスであるシジミチョウ出身・翼をことごとく傷つけて行きます。でもセックスの時は優しいのよね、なんてずるいんだ澄也!!

翼を最初は餌だといい…

11

愛はね、書き下ろしSSペーパー 特典

結局、俊一はこの先どこへ向かって行くんだろう。

「愛はね、」のおまけペーパーです。

「愛のはなし、恋のこと」の中の行間というか。
それまでの、というかそうして新しく築いた絆ゆえなのか。
安心しきって眠る望とそれを見つめる俊一。
俊一の中の静かな波が寄せては返すような様が描かれていて。
結局、俊一はこの先どこへ向かって行くんだろうと、どこか想像できない部分もあったり。
その後の自分を想像できない俊一はずっとずっとこのままの平行線を…

1

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

合わなかったとしか~

帯『幼なじみのふたりがたどる、長く苦しく、そして優しい、愛の軌跡-』

樋口さんはこの本が4冊目、デビュー作から気に入って読み続けてたので新刊もかなり期待してたんですが……あれ?
読んでてどうにも乗り切れない。望[受]の性格が一番原因なんだけど彼に対する周りの人々の評価や対応もなんか同意出来ないというか何だかなー。
望視点で書かれてるので入り込みやすい筈なんですが首傾げたまま読み終わりまし…

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