樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

どうしようもない2人

読み終えてかなり時間をおきましたが、夜中に一気に読み終えていたことは覚えています。

ノンケの幼馴染俊一に想いを寄せるゲイの望。幼少期から抱いたその感情はどうやっても届かないと知っているから他の男に身を任せてしまう望は不幸体質で、家族関係もあまりいいとは言えず、付き合った男はDV男ばかりです。

そんな望の想いを知っていながらも、傷ついた望を毎回ほっとけない俊一。

大人になれないどう…

4

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

余韻が凄い

明るい話が好きなので、途中途中で苦しくて読むのをあきらめようかと思いましたが皆さんのレビューを信じて読みきりました。

そうしたら「言われれば続きものって書いてあったかも?」て思い出す最後でした。
主人公が成長して余裕が生まれて、やっとこれから物語が進むんだろうなーってところでおわってます。

これ一冊でも余韻が強くいいできだと思うのですが、BLとしてみるとなんだかな~?ってかんじです。…

3

ぼうや、もっと鏡みて 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

“愛はね、” の続編 俊一視点での内容です


個人的にはハッピーエンドなお話が好きなので、言わばこっちを読みたいために “愛はね、” と共に購入し、一気に読みました。

俊一のもとから離れ大人になっていく望と、相変わらずな俊一...
“愛はね、” では望の成長を描いた内容でしたが、今回は俊一視点での、俊一の成長が描かれていました。

“愛はね、” で描かれていた俊一は、望の前恋人たちよりも酷かったんじゃないかと思います。

4

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

さまざまな愛

あらすじ・レビューを見て気になったので手に取ってみました。

 ことある事に俊一を頼ってしまう望と、それを庇う俊一。

望の性格行動全てが、まさに過去の自分を見ているようで。(苦笑)
本に感情移入は滅多にありませんが、自分自身の体験と重なりなかなかページを捲ることが出来ませんでした(笑)。

 そんな望ですが、あるコトをきっかけに俊一を頼らなくなります。
 俊一の方も、離れていく望…

4

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

樋口さんの本で一番好き!

受視点で物語が進むのですが、
受視点から見ても攻の忍耐っぷりがしのばれて最高でした!
恋愛だけじゃなく家族愛も堪能できる素敵な1冊でした。

4

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

こんなにきゅんとなったのは久しぶりです!

血の繋がらない家族ものはよく読むのですが、こんなにきゅんきゅんして、泣いたり笑ったりして、素直に萌えることのは久しぶりかもしれません。それぐらい素敵なお話でした。

一番初めに言いたいのは、この表紙に写っているのはお兄様の忍さんと主人公の篤史くんです。お父様ではありませんのでご注意を!

このお話は、母を幼い頃に亡くし、画家の父に育てられていたのですが父が脳出血により死んでしまい(主人公は…

4

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

作者さまは好きでしたけど…

今回はどうも個人的にはダメでした。
高評価ばかりの中でちょっと申し訳ない。

どうしてもひっかかってしまったのが
そこでお祖母ちゃんのもとを離れるって…(どん引き)
神に祈るにしたってその場で祈れよ…。
なんでお祖母ちゃんの姿が視界から消える場所まで行けるんだよ。
ヒロくん、頭おかしい…(すいません…)

あとの描写でさほど信仰心もないのが描かれてるし
どう考えてもこの行動がダ…

13

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

愛情深い心故に愛する事を忘れた神様

とっても素敵でファンタジックなのに耳&尻尾の萌え心も
ガッチリ掴みつつ切ないまでの情の深さと人間が忘れた信仰心
なんて骨太設定もしっかりしてて惹きこまれるストーリーでした。

受け様は10歳の時に雪山で遭難し、父親共々命が尽きようと
していた時に、里の神である狗神と出会う。
そして父親は亡くなったが受け様は何故か狗神を祀る神樹の根元で
奇跡的に助かる、でもそれは狗神が助ける代わりに2…

4

愛はね、 小説

樋口美沙緒  小椋ムク 

いろんな愛のカタチ

店頭で並んでいるこの本を見て、レビューを読み返した時に、「選り好みする作品」とあって、購入するかどうか悩んだのですが、ノンケ×ゲイが読みたかったので思わず購入しました。とても切なくて、痛い話だと聞いていたので、あんまり気が乗っていなかったのですが、序章を経て、一章に入る頃には、もう吸い込まれるようにしてページをめくっていました。
それぐらい、こういうお話が好きな人にとっては、引力のある作品だった…

3

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒 

体に悪いぐらい泣いた

「神」以外つけれません・・・

「愛の巣へ落ちろ」のスピンオフ
陶也とカイコガの郁の物語。

あの陶也が、蔑視するロウクラスで、
その中でも奇形、短命とされる郁を愛してしまう。
或る意味、陶也の再生の物語でもあるのかもしれませんね。

郁も短命という運命を背負いながら、強く生きようとする姿
けなげな姿が、たまりません。
そして、そんな郁といることで、変わっていく陶也。

8
PAGE TOP