月東湊さんのレビュー一覧

獣使いは守護獣と愛を誓う 小説

月東湊  榊空也 

生きる為に、足掻き続けるのです

哀しい運命を背負った皇子と、そんな彼が唯一心を許した流民との、切なくてとても優しい愛の物語です。
中華風ファンタジーになります。

月東先生と言うと、わりと痛い設定がブチ込んである事が多いと思うんですけど。
今回も、まさにそんな痛くてやりきれない運命を、攻めが背負っています。
ただ、その中でしっかり愛も描かれていて、すごく優しくてあたたかいお話でもあるんですよね。
ラストでは、思わずホ…

13

山神様の初恋のつがい 小説

月東湊  街子マドカ 

母の愛の深さに心温まる話


神さまとの異種族婚姻譚。
不憫受けが不憫な時間が過去ではなく現在進行形である場合、その時間が長いと消耗してしまって物語を楽しめないのですが、この話は絶秒な塩梅で調整されており純粋に話を堪能できたと思います。
不憫でありながらも甘やかしてくれる存在が身近にいることで癒され、母の愛の深さに何度も泣いてしまいました。

<あらすじ>
異国の血が混じっていると思われる母親に似た若草(受け)は…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2018 プレミアム❤ペーパーセレクション Aコース 特典

すごいペーパーたち

今年初めて応募してGETしました。A4サイズのカラー用紙(小説は黄緑で両面、コミックは薄黄色で片面)で折り無し、16枚びしっとラッピングされて送付されてくるものですから、迫力!そして全編楽しい、ニマニマ、幸せ!!以下、本編読んでいないものもあって、頼りない内容で申し訳ないですが。
小説の1,2とコミックの2が大好きでした!すいません、以下長いです。

1:「DEADLOCK」副題「How t…

1

神子と神獣の守り人 小説

月東湊  円陣闇丸 

主役二人の可愛さ

切ない系の話かな、と思って読み始めたところ、期待通りの胸に迫る描写もありつつ、しかしいい意味でおいしい設定もありつつで大変楽しく読みました。

攻めは終始優しく大人で、本当に受けが大切なんだなぁと感じさせる人。月東先生はこういう攻めが本当にお得意ですね。
一方の受けも、当初は敵の兵士である攻めに警戒心バリバリなのですが、少しずつほだされていく過程がとても滑らかで、ホントいい子だなと感じさせて…

1

山神様の初恋のつがい 小説

月東湊  街子マドカ 

恋におちた山神様

時々ひゃあという展開になることがある月東先生。ドキドキしましたが!


攻め受けとも無事でした~良かった。山神様が大変可愛らしいお話、「本編230P弱+あとがき」です。街子先生の挿絵がこれまた素敵でして♡それと母の愛に敬意を表して萌2にしました。

母と二人、沢の側の山小屋でひっそりと暮らす若草。母子とも髪や瞳の色が他の村人と異なっているので、「鬼の子」と忌み嫌われているのです。母も亡く…

1

山神様の初恋のつがい コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー 若草の隠し事 特典

山神様に名前を付けよう♡

本品は『山神様の初恋のつがい 』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、鹿視点で
山神の願いを叶えるため奔走するお話です。

山神は山の獣たちを守る神です。

若草の良き相談相手である鹿が
山神と出会ったのは
山神が神としての力を与えられて
しばらくした頃の事です。

神になったものの、
一匹狼でどこか寂し気な様子の山神を
放っておけずに付きま…

0

山神様の初恋のつがい 小説

月東湊  街子マドカ 

愛し愛される幸せ

今回は本性は狼である人間嫌いの山神と
外見から村を追われ山で育つ青年のお話です。

人間を毛嫌いしていた攻様が
受様をただ1人の伴侶として娶るまで

受様の母は肌が白く
青い目と赤みが強い金色の髪をして
受様も葉は譲りの白い肌に青い目
金色に光る明るい茶髪です。

しかしながら
皆黒目黒髪の村の人々は2人を
「鬼」「鬼の子」と呼んで村を追い出し
母子は山奥で暮らしていま…

2

山神様の初恋のつがい 小説

月東湊  街子マドカ 

心あたたまる優しい物語

こちら、山神様と健気な少年による、昔話を思わせる優しい和風ファンタジーになります。

切ない部分あり、超甘々な部分あり、ハラハラと手に汗握らせてくれる部分ありと、緩急の付け方がお見事!
飽きさせる事なく、最後まで一気に読ませてくれるんですよね。
とりあえず、不憫受けが攻めによって幸せになると言うのが大好きな私は、とても楽しく読めました!
母親の愛にも泣けたなぁ・・・。


内容です…

7

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

健気な受けに泣きまくり





魔人と人間と獣人と獣と小鳥人(翼の生えた人族)がいる世界。

魔人と獣人を束ねている獣魔王(攻め)への貢物として育てられた捨て子のフェイ(受け)。
人間は忠誠の証として3年に一度獣魔王に貢物を出さなければなりません。
貢物には小鳥人という獣魔王に逆らったという種族を差し出す決まりなのですが、激減した小鳥人のかわりに、今では18歳の人間(金髪翠眼)が選ばれています。
それを…

3

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

読後、イマジンを口ずさんだりして

長い間BLを読んでいると「人生で一番大切なのは恋!私は恋に生きるっ!」と単純に言えたら良いのにねぇ……と思うことがままあります。
でも実際の世の中はそんなに単純ではないですよね?
特に社会の中で『責任』なんていうものを持ってしまったら、なかなかそうはいかない訳です。
で、責任というやつは重くてしんどいものなんですけれども、それと同時に甘美なものでもあるんですよね。誰かの生活を背負って立ってい…

5
PAGE TOP