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17/30(合計:296件)
木原音瀬 カズアキ
まりぽん812
ネタバレ
旧作の方を読もうかと考えていたところに、文庫版発売のお知らせ。楽しみに待っていました。 国制度が廃止され貧富の格差が極端に広がった未来社会、移動手段はエアカー、伝染病予防のワクチンが原因で誕生した犬の耳と尻尾を持つ「ビルア種」といった、ワクワクするようなSF設定。それらと、ある科学者が遺した「何でも望みが叶う薬」という古典的で、ある意味生き方を問うような哲学的な要素が相まって、不思議な読後感…
ポッチ
2012年に刊行された作品の新装版。旧版は未読です。 旧版との違いは、 ・プロローグ ・fake lovers ・dear brother ・true lovers ・newlyweds(これが書き下ろし…かな?) ・あとがき が収録されていて、 ・eternal friend ・eternal friend and more…… は収録されていません。 旧版をお持…
小林典雅 カズアキ
風呂敷
昭和初期の、全寮制男子高校を舞台にしたお話です。 主人公の捷は、見た目は繊細な美少年なのに、バンカラ学生に憧れて制服を改造しようとする等、時代の薫りをくゆらせつつ、少年たちがとっても生き生きとしていました。 小林典雅先生の書かれる文章は、いつも楽しくて好きなのですが、今回は主人公たちが外国語を勉強しているのに合わせ、文章の要所要所にドイツ語を織り交ぜているのが秀逸でした。 個人的…
ななつの
大正時代の男子寮を舞台にしたお話。様々な年齢の男子が集まる全寮制の高校で起こる恋!となると、雅な予想をするのですが、捷が鈍感でウブ、かつ領家が不器用なので可愛らしく楽しいお話となっています。 前半は捷視点、後半は領家視点。後半の領家視点が入っている事で、萌が倍増です…! 素敵な先輩が当て馬なのですが、捷はこちらとお付き合いしたらべたべたに甘やかされてそれはそれで幸せだったのかもなーと思…
カミラ
SFが苦手な私でも割と楽しめた作品でした! 木原先生のあの痛いのとかエゲツ無いのも、今回は少なめ?な感じ。 結局お兄ちゃんを殺した犯人ははっきり書かれて無かったけど、そこだけがモヤっとポイントです_:(´ ཀ`」 ∠):_ ブロイルスだったんかなぁ?って思いもしたけど、親がアメリカに行って帰ってくるのに時間がかかったって発言から違うのかなぁ?ってのが私の中では有力。 ジョエルと八尋の恋…
潤潤★
失礼かもですが、珍しく笑いを誘わない真面目なお話…と、読み始め。 終わってみれば、やっぱり典雅さんや~!と同時収録作品にやられ。 しっとり真面目なお話から一気に崩れた読後感に大満足です。 時代は大正。 男子校の寮生活を大正時代モノで読むのが初だったので、新鮮でした。 受けさんの捷は、童顔で可愛く真っ直ぐ素直で色事に疎い新入生。 この時点で「まさかの、か弱い健気受け…?」と、うじうじ…
雀影
昭和初期の私立学校の学生寮を舞台にしたお話。 このごく限られた平和な期間の時代設定が、上品で善良で初心な男の子たちの初恋物語に絶妙に似合っている。 前半は鞍掛視点。 鞍掛自身が初心なので、なかなか周りの思惑や自分の感情に気づかないが、自分の中にある感情が何なのか見極めたら、結構潔い。 後半は領家視点。 こちらは、最初の出会いから一目惚れして、心の中は大嵐で右往左往の乱高下。 でも、心と…
snowblack
昭和初期の寮制旧制高校が舞台の、典雅風青春ストーリー。 『摩利と新吾』が好きだった(=無自覚に腐っていた)思春期の記憶が活性化し うわ〜、旧制高校のドイツ語(スラングですね)だあ!とそれだけでテンションが上がる。 うん、面白かった。 なんと言っても主役2人のキャラクターがすごく好み。 小林作品のキャラはきらいじゃあないけれど、ツボ真ん中ってことがあまりなく そういう意味では今まで読…
vine
とにかく出てくるキャラクターが可愛いです。 特に受けのキャラが甘いお菓子に例えられたりと、ふわふわのイメージで容姿を想像しやすいです。 ドイツ語の多様も作品の雰囲気にあってて面白い。 昭和初期の児童文学を読んでいるような気分が味わえます。 学園モノも時代が変わればまた雰囲気が変わりますね。 こういう学園モノのBLを読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。 シリーズ化し…
久江羽
大変久しぶりにレビューしたくなりました。 当初表紙を見て、こんな可愛らしい少年たちの話では、典雅さんの面白さが出しにくいのではないかと思ったのですが、そこは問題なかったですね。 しかし、評価がマイナスになった理由がそこにあります。 私としてはもう少し大人な感じのイラストでお願いしたかったなと・・・ 内容に関しては他の方が書かれているので、いつも私が典雅さんに期待している『道徳的』な部分…