尾上与一さんのレビュー一覧

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

一途な受けが良い

自分の運命に争うでもなく、かと言って流されるのでもない。
運命を受け入れ、そして与えられた地と環境で健気に生きる二人の恋が良い。
脇役というには主要な登場人物の面々、動物たち、植物と全てに愛情たっぷりに書かれた作品で読んでて先生の思いに胸が熱くなる。
続編、スピン希望です♪

4

冬色ドロップス 小説

尾上与一  さがのひを 

可愛くって好き

高校生の可愛い恋にキュンとします。

0

Paradoxical Rose:逆説的な薔薇 小説

尾上与一 

さよならトロイメライ同人誌

「さよならトロイメライ」を読んで、猛烈に甘さが欲しくなって同人誌に救いを求めたものの。最後が変わる訳ではないので、自分の気持ちはどうやら救われなさそうだ・・と分かり、心して読みました。本編同様、心の奥底に大事にしまわれる一冊になると思います。3作目で糖分補充できたので神にしました。

1.Paradoxical Rose ~逆説的な薔薇~
  弓削19才、執事デビューぐらいの時のお話。
 …

1

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

怒涛の恋愛

すごい作品です。始まりからジェットコースターのように激しく揺さぶられる物語。冒頭は卒業間近の高三男子2人のシーンからはじまり、親友同士の片方が片方にいきなり告白して振られます。

その夜からが超展開。振られた受けの蒼司がとんでもない事件に巻き込まれ、命も危険な状態に。言葉は柔らかいけどかなり無神経な振り方をした攻めの千夏は失いそうになって初めて自分にとって蒼司がどんなに大切な存在だったかを思い…

2

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

一人称の魅力

私、小説を読む上で登場人物の一人称が何かで好みが加速するタイプなんですが、この作品でまた新たな扉を開いちゃったので是非ご紹介させてください。

主人公のリディル王子の一人称は予想だと『私』もしくは『僕』『俺』あたりですよね。身代わりとして嫁ぐなら『私』が有力候補かと。

正体がバレた時点で一人称がかわる可能性もなくもないなと思っていたんですが側近イドとの会話で『私』とあったので日頃から『私…

10

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

神評価なのがわかります!

というタイトルにしておいて萌1ってどういうことやねんという感じですが。

物語、とても壮大でよくできたファンタジー長編でした。
魔法が存在する、尾上先生が作り出す世界に引き込まれます。
読む前はタイトル的にふわふわ可愛い嫁入り譚みたいなのを想像しましたが、そこは尾上作品。そんなことはなく。
波乱万丈でシリアス展開が続きます。

物語は、一国の王子が王女のフリをして嫁ぎ、騙したことを謝…

5

「花降る王子の婚礼」コミコミ特典限定書き下ろしSS小冊子「花降る王妃のしあわせ生活」 特典

なんて微笑ましい2人のその後。

 皆様のレビューを見て、これはどうしてもコミコミさんの小冊子付きでゲットせねば、と数度の売り切れ再入荷を待ち続けてようやく購入できました。

結果、待った甲斐があったってものです。

 本編終了後、すぐの時期のお話。
攻め様であるグシオン視点のお話+最後にちょっとグシオンの側近である、カルカ視点。


 フラドカフとの戦後処理で忙しい日々を過ごすグシオン。
やっと、息抜きにリディ…

2

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

受け様の真心と献身に涙(つд;*)

 読み初めてすぐに物語に引き込まれました。

 受け様のリディルは、魔法国エウェストルムの王子。
約束のため女王と偽り、武強国イル・ジャーナへ輿入れすることに。

この輿入れ先イル・ジャーナの王、グシオンがこの度の攻め様。

 約束を違える結果になるので、リディルは自害、もしくは殺害されることは承知の上、というかその使命をもって、嫁ぐのですよ。

 祖国では皆に愛され、リディルも…

5

初恋をやりなおすにあたって 小説

尾上与一  木下けい子 

糖度不足だった

丁寧な説明や背景の文が多く、文章もやや独特だった。自分の好みの作風ではなかったが、将棋に知識があり何度も読み返せばとても面白いだろうなと思う。試し読みで、家事を他人が依頼するほどの生活力のない将棋指しとオールマイティな何でも屋さんが運命の出会いって面白そうと思って購入したが糖分不足でした。木下先生のイラストにも惹かれた。イラストレーターさんの影響力はすごいな。

2

ルドヴィカの騎士 ~奇跡の泉・銀~ 小説

尾上与一  央川みはら 

◾️レオンハルト(従/騎士)×マティアス(主/司祭)
従×主の主従ものです。
シリーズでレオンハルトは好きな攻め、ヨシュカは好きな受けだった。レオンハルトぐらい堅い男がよくて、ヨシュカぐらい自分の美貌を分かって振る舞う主人がいい。

前作と同じ世界観です。前作の後に読むことをお勧めしますが、ヨシュカのくだりを読み流せるなら必ずしもなくても…いや、この作品だけでは戦争の悲惨さは伝わってこず、…

1
PAGE TOP