黒猫のためのパッサカリア

kuroneko no tame no passacaglia

黒猫のためのパッサカリア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
媒体
BL小説
サークル
freezia<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

さよならトロイメライの商業誌番外編同人誌。
本編の家令、黒田の若かりし頃の話。
01:黒猫のためのパッサカリア
02:猫になる男について

表題作黒猫のためのパッサカリア

宗方惣太郎・大商家の次男
黒田為八郎景明・武家の次男・宗方家の家令

同時収録作品猫になる男について

評価・レビューする

レビュー投稿数1

まさかの黒田本

さよならトロイメライの番外編同人誌。
宗方家の家令であった黒田の過去話です。本編で凄い存在感を放っていた黒田ですが、なるほどその過去は凄絶を極めていて、あの泰然自若とした態度の根元はこうだったのか、というのが判明しました。

何というか黒田の生まれ、宗方家への奉公、そこで出会った奉公先の次男坊惣太郎との出会いから、同じ夢を見るまでの過程、そして淡い恋心を交わしたのに家のために別れなければならなかった苦しみ、挙げ句の悲哀の死に別れ。
もうこれでもか、これでもかと黒田に襲いかかる困難と不幸に私の不憫健気センサーがビンビンに反応しこれ以上ない興奮を覚えました。
不憫な黒田がいとおしいです……。
そしてそんな不憫な主従を第三者目線で語る庭師徳一の存在感がこれまた物語にいいスパイスになっていて非常に面白かったです。

惣太郎を失った黒田が、宗方家と結婚するといった意味、そしてその流れのまま本編での彼の働き、動き、考えをのぞき見てみると、彼が乗り越えてきた悲しみと時間の長さがとても苦しかったです。弓削はまるで黒田の過去の姿を見ているようで、家に生きることを決めた黒田には彼の存在がどう映っていたのかと考えただけで苦しい。
宗方家を下がり質素な庭で過ごす黒田の元に、徳一が訪ねてきてくれた最後のシーンは、彼の長いトンネルの先に穏やかな過去と未来が存在しているようでこみあげてくるものがありました。
黒田の長い人生に、そんなつもりはなくとも鎖を掛けてしまった惣太郎ですが、黒田の死後は迷わず辿り着けるよう闇路を照らし、その先で再会出来ていることを願わずにはいられません。
読んで良かったです。

1
PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ

この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。 18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?